診察室待合室など院内全域の除菌・脱臭にオゾンクルーラーを使用
坂本耳鼻咽喉科 様
オゾンは診療器具や電子機器への影響が無く、新型コロナウイルスを含む感染対策にとても有用!
医療機関での除菌や脱臭にはオゾンが最適です。
使用した製品
オゾン発生器 オゾンクルーラー
住所
〒746-0009
山口県周南市川手1丁目7-6
診察内容
耳鼻咽喉科、アレルギー科、気管食道外科
インタビュー実施日:2021 年 11 月
坂本耳鼻咽喉科について
当院は平成8年3月18日に開業しました。
院内の診察室は元々1室でしたが、新型コロナウイルスへの対策のため発熱外来用の準備室と診察・検査室を増設しました。
コロナ禍以前には一日平均約90名の受診がありましたが、コロナ以後は約60~70名に減少しています。
当院が目指すところは「必要にして最低限の医療の提供」であり、一方で「説明責任を果たせる標準以上の医療の提供」です。
できるだけ検査を少なくし、治療期間の短縮を心がけています。
また最も重要な問題である頭頚部悪性腫瘍の早期発見に注意を払うのはもちろんのこと、基幹病院での治療を要する多くの疾患については適切なタイミングで紹介し、耳鼻咽喉科領域に隣接する呼吸器内科、消化器内科、脳神経外科などへの紹介も必要に応じて行っています。
坂本耳鼻咽喉科 院長様
オゾン発生器導入のきっかけ
1年半前から新型コロナウイルスの流行が始まり、院内の感染対策を強化することにしました。
座席や机、ドアノブなどはアルコールで除菌できますが、「空間除菌」には別の方法が必要です。
そこで雑誌やネットで検索した結果、オゾンマートの存在を知りました。
またオゾンマートが本社近くの地元商店街の各店舗に対し、新型コロナ対策としてオゾン発生器を提供し、その取り組みが地域の主要新聞に掲載されるなど、企業の社会活動に大いに貢献しておられることも好感度を上げています。
診察室でオゾンクルーラーを使用する様子
導入した製品
2020年の春、オゾンクラスター1400を2台、旧モデルのオゾンクルーラーを2台の他数点の機器をまとめて購入しました。
しかし同年7月4日に人吉の水害が発生し、友人が被災したので1台をそちらに送りました。
オゾン発生器は高度の脱臭効果を発揮するとの評価を聞いていましたが、実際に使ってもらうと水害の後に泥から発生する強烈な悪臭は相当に減少したそうで、たいへん喜ばれました。
そうした経緯でオゾンクラスター1400が1台になったので、補強する意図もあって今回(2021年10月)新たに製品化されたオゾンクルーラー4台とオースリークリア3を2台追加で導入しました。
院内でオゾンクルーラーを使用する様子
各製品の使い方
当院ではこれまで先に述べたようにオゾンクラスター1400を1台と旧モデルのオゾンクルーラー2台を使用していました。
旧モデルのオゾンクルーラーは有人環境下で使用できますが、残念ながら広い待合室では2台稼働させても(常時換気も行うため)オゾン濃度が不十分であり、よりオゾン発生能が高く、しかも有人環境下で使用できる器材の登場を待っていたところでした。
今では新型のオゾンクルーラーを待合室に2台設置し、常時換気も行いながら適度なオゾン濃度を保てるようになり、たいへん満足しています。
さらに1台は発熱外来用診療室に、もう1台は診察室内に設置しています。
オースリークリア3の1台は、玄関わきに止めてあるワゴン車の中で使用します。
このワゴン車は、自家用車で受診されない発熱患者さんの待機場所であり、1回使用するたびにオースリークリア3を用いて高濃度オゾンによる強力な空間除菌を行っています。
オースリークリア3は車から電源を取ることができるので、たいへん使い勝手が良いです。
もう1台のオースリークリア3は、オゾンクラスター1400の補助として使用しています。
オゾンクラスター1400は、1日の診療終了後に使用します。
院内のすべてのドアを開放し(トイレも)1時間ほど稼働させて院内全体を高濃度オゾンで満たします。
一晩そのままにして朝換気します。
これにより空間除菌と脱臭を同時に行うことができるようになりました。
診察室の薬品臭やトイレのにおいなどもオゾンを使うようになってからは全く気になりません。
車内でオースリークリア3を使用する様子
また、院内ではスリッパを使用しており、この消毒にも使用しています。
1度使用したスリッパをすべて大きな業務用ポリ袋に入れます。
付属のフッ素樹脂のチューブをオゾンクラスター1400のオゾン排出口に接続し、一方の先端をポリ袋に差し込んでオゾンを注入して消毒する、という使い方をしています。
当初紫外線でのスリッパの消毒も考えましたが、紫外線が当たるところは消毒できても影になる部分は消毒されない上、色の劣化も考えられるので採用しませんでした。
その点オゾンは気体なので隅々まで行き渡り、十分な消毒効果を発揮できると考えています。
実際に使用した感想
待合室は座席数24の広めの空間です。
この空間を換気しながら持続的に除菌するというのはなかなか難しいと思うのですが、新型オゾンクルーラーの登場によりほぼ理想的な感染対策を構築できたと自負しています。
デザインも良く、小型で扱いやすく、色合いも良いなど、欠点はありませんね。
オゾン発生器を導入してから職員の安心感も高まりました。
待合室でオゾンクルーラーを使用する様子
医療機関は様々な病原体を持った患者さんが集まる場所ですから、コロナに限らずより高度の感染対策を継続し続ける必要がありますし、インフルエンザの流行期にもこの感染対策は大いに役立つと思います。
さらにコロナ感染者を受け入れている病院や宿泊施設はもちろんのこと、一般の病棟や病室でもこうした器材は今後大いに活躍できるのではないかと思っているところです。
オゾン以外による空間除菌法として次亜塩素酸や二酸化塩素といった塩素系薬剤を噴霧するという話もよく耳にしていましたが、これらは人に対する安全性が保障されないと厚生労働省から発表されていますし、塩素系薬剤は金属を腐食することから、診療機材や電子機器に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
その点オゾンは、通常使用する濃度であれば、そのような影響はないことも強みです。
今回当院ではそれぞれ特徴のある複数のオゾン発生器を組み合わせて使うことで、たいへんに満足度の高い感染対策を構築できたと思います。
広い有人空間での使用ならオゾンクルーラーが最適であり、無人環境下での高度の除菌・脱臭効果を期待するならオゾンクラスター1400またはオースリークリア3がベストだと感じています。
使用したオゾン発生装置について
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製品の詳細
オゾンクルーラーは、ウイルス対策に関するエビデンスを元に開発されたオゾン発生機能付き空気清浄機です。オゾンクルーラーは、低濃度モードと高濃度モード、どちらかのモードで運転できます。20~30㎡、高さ2.5m程度の空間であれば、低濃度モードであればオゾン濃度は0.05ppm前後、高濃度モードであれば1ppm前後になります。エビデンスに基づくと、0.05ppmというのは人がいても全く問題のない濃度かつウイルス対策可能な濃度、1ppmはウイルスの対策がしっかりできる濃度です。
低濃度モードは、オゾンとマイナスイオンを交互に放出し、高濃度モードは一気にオゾンを放出して室内を高濃度にします。高濃度モード使用時は人や動物が室内にいないようにしてください。