【医師監修】オゾン水の濃度とその効果・安全性について正しく理解しよう

 

ご家庭や企業でオゾン水を使ってみたいが、どの程度の濃度で使えばよいのか分からない、という方は多いかと思います。以下では、オゾン水を利用する際の濃度についてご紹介します。

記事の監修 Dr.

オゾンマート

井上晃宏(医師・薬剤師)

三重大学医学部卒、東京大学薬学部卒。

現在は高齢者医療を中心に臨床を行っている。

 
オゾン水の濃度と安全性について理解する
 
 

オゾン水の濃度と安全性について理解する

 

オゾン水の濃度と安全性について、「この程度のオゾン水濃度であれば安全」「これ以上になると危険」という具体的な指標はありません。

産業用の大型のものを除くと、家庭や企業でオゾン水生成器を扱う上で注意すべきなのは、以下の2点です。

 
 

実はオゾン(気体)は、ほとんど水に溶けません。

このため、一定時間水の中に滞留したオゾンの気体は、大気に放出されます。

つまり、水に入ったオゾンが再び気体となって出てくるので、室内のオゾン濃度が上がります。

空気のオゾン濃度と安全性の目安は以下の通りです。

 

オゾン [ppm]

作用

0.01 - 0.02

多少の臭気を覚える(やがて慣れる)

0.1

明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感じる

0.2 - 0.5未満

3 - 6時間曝露で視覚が低下する

0.5

明らかに上部気道に刺激を感じる

1 - 2

2時間曝露で頭痛、胸部通、上部気道の渇きと咳が起こり、曝露を繰り返せば慢性中毒にかかる

5 - 10

脈拍増加、体痛、麻酔症状が現れ、曝露が続けば肺水腫を招く

15 - 20

小動物は2時間以内に死亡する

50

ヒトは、1時間以内で生命が危険になる

*『オゾンと水処理』海賀信好(技術堂出版) より引用

 

これだけ見ると、オゾンはずいぶん危険なもののように見えますが、水道局などの浄水用で使われるような巨大な産業用オゾン水生成器を除くと、実際は人体に影響がでるほどの濃度は高まりません。

一般的なオゾン水生成器でオゾン水を作り、時間が経ってそのオゾン水からオゾン気体が放出されたとしても、空気中のオゾン濃度が0.1ppmを上回ることはまずありません。

 

なお、日本産業衛生学会が定める「作業環境基準 」*によると、空気中のオゾン濃度が0.1ppm以下であれば問題ないとされています。

実際には、オゾン水からオゾンが空気に放出されて臭いを感じたら、換気を行うなどしてオゾン濃度を下げますので、「オゾン水から放出されるオゾンで0.1ppmを超える環境に8時間以上いる」ことはあり得ません。

 

*作業環境基準とは、労働者が1日8時間、週40時間程度、肉体的に激しくない労働強度で有害物質に曝露される場合に、この数字以下であれば健康上の影響がないと判断される濃度のこと

 

オゾン水は強い酸化作用があるため、体内にオゾン水を入れることは推奨しません。

「どの程度のオゾン水濃度であれば、どの程度人体に危険か」についてのデータはありませんが、大切なのは「安全性が確認されていない」ということです。

安全性が確認されていない行為を行うべきではありません。

 

オゾン発生器の一覧はコチラ

 

オゾン水生成器でどの程度の濃度のオゾン水を作れるか

 

オゾン水を用いる際、オゾン水濃度が高いほど除菌と脱臭の効果が高まります。

よって、短時間で十分な濃度のオゾン水を作ることは重要となります。

当社のオゾン水生成器「オゾンバスター」でオゾン水を作った場合の濃度について以下でご説明します。

 

表1: オゾンバスター稼働時間とオゾン水濃度[ppm]に関する実測データ

オゾンバスター
稼働時間

水量

1ℓ

3ℓ

5ℓ

10ℓ

水温

15℃

20秒

2.50ppm

2.75ppm

0ppm

0ppm

30秒

3.25ppm

2.47ppm

2.68ppm

0ppm

1分

3.88ppm

3.87ppm

2.68ppm

0ppm

2分

4ppm以上

4ppm以上

3.32ppm

1.86ppm

3分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

2.01ppm

5分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

1.87ppm

10分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

2.45ppm

20℃

20秒

2.26ppm

2.80ppm

0ppm

0ppm

30秒

3.27ppm

2.04ppm

2.52ppm

0ppm

1分

3.66ppm

3.88ppm

2.58ppm

0ppm

2分

4ppm以上

4ppm以上

3.00ppm

0ppm

3分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

1.67ppm

5分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

1.78ppm

10分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

1.57ppm

30℃

20秒

2.45ppm

1.98ppm

2.42ppm

0ppm

30秒

3.32ppm

2.37ppm

3.34ppm

0ppm

1分

4.01ppm

3.03ppm

2.05ppm

0ppm

2分

4ppm以上

3.89ppm

3.88ppm

1.56ppm

3分

4ppm以上

4ppm以上

3.88ppm

1.87ppm

5分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

2.01ppm

10分

4ppm以上

4ppm以上

4ppm以上

2.24ppm

 

細菌やウイルスの除菌には、1ppmから2ppmのオゾン水があれば十分と言われていますので、水の量がさほど多くなければ、当社のオゾンバスターを使うことで十分なレベルの除菌と脱臭が可能です。

 

なお、大量のオゾン水を作りたい場合は、小型のオゾン水生成器では時間がかかったり、濃度が十分に上がらないことがあるため、より大型のオゾン水生成器を利用ください。

 

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オゾン水生成器購入前に気をつけること

 
オゾン水の濃度と安全性について理解する
 

当たり前のことですが、オゾン水とは「気体のオゾンが溶け込んだ水」を指します。

しかし、実は気体のオゾンはほとんど水には溶けません。

よって、単にオゾンの気体を水の中に流し込むだけでは、十分な濃度のあるオゾン水を作ることはできません。

いくら高い濃度の気体のオゾンを発生させるものであっても、です。

 

「気体のオゾンは水に溶けにくい、ではオゾン水の正しい作り方は何か」といいますと、正解は「オゾン気体を『マイクロバブル』として生成することで、大量のオゾンを水の中に溶け込ませることができる」です。

 

繰り返しますが、オゾンは水にはほとんど溶けません。

しかし、非常に微細なオゾン気体の泡、マイクロバブルとして水の中に滞留させることで、十分な濃度のオゾン水を作ることができます。

当社のオゾン水生成器である「オゾンバスター」も、このマイクロバブルを生成することでオゾン水を作り出しています。

 

「オゾンの気体が大量に作られる、イコール十分な濃度のオゾン水が作られる」わけではありません。

オゾン水生成器を購入検討する際は、「そのオゾン水生成器はマイクロバブルが作られるタイプのものかどうか」に注意しましょう。

 
 

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