【医師監修】牛舎におけるヨーネ病対策について|ヨーネ菌の特徴と感染経路

 

ヨーネ病は、牛やめん羊、山羊などの家畜を所有する農家の方々が注意すべき家畜伝染病です。

この記事ではヨーネ病の特徴と、発生予防のための対策、及びその手段の一つであるオゾンによる除菌方法についてご紹介します。

 

記事の監修 Dr.

オゾンマート

井上晃宏(医師・薬剤師)

三重大学医学部卒、東京大学薬学部卒。

現在は高齢者医療を中心に臨床を行っている。

 
 

ヨーネ病の特徴、症状、感染経路について

 
【医師監修】牛舎におけるヨーネ病対策について|ヨーネ菌の特徴と感染経路

ヨーネ病とは、牛やめん羊、山羊などの動物が原因菌であるヨーネ菌に感染して発症する伝染病です。

牛が感染すると、6か月から数年の潜伏期間を経て発症し、慢性的な下痢や栄養状態の悪化、削痩を引き起こします。

治療方法が無く、やがて死に至るため牛等の畜産農家にとって大きな損害に繋がるリスクがあります(家畜疾病図鑑Web「ヨーネ病」)。

ヨーネ病は、家畜伝染病予防法において、畜産の振興を図るために発生とまん延を予防しなければならない家畜伝染病に定められています。

家畜伝染病は、発生の疑いが出た場合、遅滞なく管轄の都道府県知事に届け出ることが求められています。

 

また、農林水産省が発表する「監視伝染病発生年報」では、平成29年度において817頭、平成28年度において624頭の牛がヨーネ病を発症したと報告されており、国内の牛の畜産農家にとって今なお無視できない伝染病となっています。

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外部から農場へヨーネ菌が侵入する原因の多くは、ヨーネ菌に感染した牛を導入することだと考えられています(農林水産省「牛のヨーネ病防疫対策要領」)。

 

また、感染牛から農場内の牛へ感染拡大する場合、以下のようなケースが考えられます(畜産技術協会「分かりやすい特定疾病のQ&A-ヨーネ病編-」)。

 
  • 感染牛の糞便や糞便に汚染された水や飼料から経口感染する。

  • 重度の感染母牛の母乳を摂取した子牛に感染する。

  • 感染母牛の胎児が子宮内で感染する

 

母牛から子牛への母子特有の感染を除けば、感染牛の糞便が根本的な感染拡大の要因になると考えられます。

従って、感染牛からの感染拡大を防ぐためには、飼育環境の定期的な清掃、洗浄、消毒を行うことが求められます。

 

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ヨーネ病の発生・まん延を予防するために必要なことは?

 
【医師監修】牛舎におけるヨーネ病対策について|ヨーネ菌の特徴と感染経路

ヨーネ病は家畜伝染病予防法における家畜伝染病の一つとしてその発生とまん延を予防し、適切な防疫措置を実施することが求められています。

 

家畜伝染病予防法では、このような家畜伝染病の発生を予防するために最低限守るべき衛生管理基準(飼養衛生管理基準)を定め、家畜の所有者に対して遵守することを義務付けています。

従って、まずはこの飼養衛生管理基準を徹底して守ることが発生予防につながります。

 

特に、農林水産省から提供されている畜種別の「飼養衛生管理基準に関するパンフレット」では、飼養衛生管理基準を守るための具体的な方法が掲載されていますので、ぜひご確認ください。

 

また、最寄りの家畜保健衛生所と連携することも重要であり、家畜保健衛生所から提供される家畜防疫に関する情報を確認してその指導に従う、伝染性疾病発生の疑いが出た場合は早期に家畜保健衛生所に通報する、家畜保健衛生所が実施する検査を受ける、といった事が求められています(農林水産省「飼養衛生管理基準について」)。

農林水産省が公表するパンフレットである「飼養衛生管理基準 牛・水牛・鹿・めん羊・山羊編」によれば、病原体の侵入と伝染性疾病の発生を防ぐために、農場(特に衛生管理区域)を出入りする車両・人・物、および農場内施設・器具の清掃、洗浄、消毒を徹底的に行うことが重要だとされています。

 

消毒に関しては、以下のような方法で行うことが考えられています。

 
  • 薬品を用いて消毒を行う(噴霧器、消毒槽、消毒ゲート等を用いる)。

  • 消石灰を散布し、車両消毒用の消石灰帯を設置する。

 

例えば、衛生管理区域を出入りする人に対しては手指を洗浄・消毒させ、また踏み込み消毒槽によって長靴の消毒を行わせることが重要です。

 

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ヨーネ病対策としてオゾンを利用した洗浄・除菌について

 
【医師監修】牛舎におけるヨーネ病対策について|ヨーネ菌の特徴と感染経路
 

オゾンとは、強い酸化力で細菌やウイルスを除菌することができる物質です。

ヨーネ病、および各家畜伝染病の発生を予防するための飼養衛生管理の方法の一つとして活用することができます。

 

[除菌方法としてオゾンを利用するメリット]

 
  • 強力な酸化力で除菌ができる。

  • 放っておくと分解するので、残存しない。

  • 気体と液体(オゾン水)両方の形で利用できる。

  • 市販のオゾン発生器で人工的に生成できる。

オゾンは酸素原子3つが結合して成り立つ分子(O3)ですが、それ自体は不安定な結合のため、他の物質に酸素原子(O)を1つ渡してより安定した結合である酸素分子(O2)になろうとする性質があります。

これがオゾンの酸化作用の仕組みです。

 

オゾンの酸化作用によって酸化される物質は、細菌やウイルスであれば死滅し、有機物などの有害物質であれば根本から分解されて無害な物質へと変わります。

このようにしてオゾンは様々なヨーネ菌を含めて様々な有害物質を根本から除去することができます。

 

また、オゾンは時間をかけて分解し、最終的には全て酸素になるので、残存せず、使用に際して汚染物質も排出しないという利点があります。

オゾンは、主に「気体オゾンの放出」と「水に溶け込ませた除菌液(オゾン水)」という形で利用することができます。

 

[気体オゾンによる除菌]

 

空気中に一定濃度のオゾンを気体として放出します。

この方法で空気中の有害物質を隅々まで除菌することができます。

車両や部屋、畜舎の空気を全体的に除菌してヨーネ菌などの細菌数を減らしたり、人の手の届かない所を除菌するのに適しています。

 

オゾンは高濃度になると人体に有害となるため、気体オゾンによる除菌の実施方法は、放出するオゾンの濃度によって異なります。

高濃度気体オゾンによって空間の除菌を行いたい場合は、(1)その空間から人や家畜、オゾンによって劣化するモノを移出する、(2)空気中に気体オゾンを放出し、一定時間待機する、(3)待機後に空気中のオゾン濃度を下げるために換気する、といった手順が必要となります。

 

[オゾン水による除菌]

 

オゾン水とは、水道水などの水に一定濃度のオゾンを溶け込ませたもので、除菌液として利用することができます。

噴霧器や消毒槽に利用できるほか、手指を洗い流したり、布やモップに染み込ませて拭き掃除したりといった利用方法もあります。

 

注意点として、オゾンは時間をかけて徐々に分解して酸素になるので、オゾン水の生成後、すぐに使用しないと水中のオゾン濃度が下がり、除菌効果も小さくなってしまいます。

しかし、裏を返せばやがて分解してただの水になるということなので、残存する薬剤に比べると、オゾン水を使用する幅は広くなるのではないかと思われます。

気体オゾンもオゾン水も市販のオゾン発生器を利用すれば生成することができます。

タイプやメーカーにより利用方法や構造は異なりますが、概ね特別な材料を必要とせず、通電するだけで人工的にオゾンを生成することができます。

原料が必要な薬剤と異なり、一度導入すればその後は電源のみでオゾンを利用することができ、長期的にはコストダウンに繋がります。

 
【医師監修】牛舎におけるヨーネ病対策について|ヨーネ菌の特徴と感染経路
車両内を除菌するオゾン発生器
 
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オゾン水の生成例
 

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ヨーネ病予防のために適切な洗浄・除菌を行ってください

 

オゾンは全ての洗浄・消毒措置に取って代わる万能な物質ではありませんが、気体・除菌液として利用でき、残存しないという利点もあります。

ヨーネ病予防対策の方法の一つとして十分に検討できるかと思われます。

 
 

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