【医師監修】 井戸水の大腸菌について|井戸水のオゾンによる大腸菌除菌方法

 

井戸水は雑用水として水道水よりも安い費用で利用することができますが、食品の調理や洗浄などに用いる場合、健康被害につながるリスクがあり、注意が必要です。

このコラムでは、そんな井戸水を安全に利用するためにオゾンで除菌する方法をご紹介します。

記事の監修 Dr.

オゾンマート

井上晃宏(医師・薬剤師)

三重大学医学部卒、東京大学薬学部卒。

現在は高齢者医療を中心に臨床を行っている。

【医師監修】井戸水の大腸菌について|井戸水のオゾンによる大腸菌除菌方法

井戸水とはどんな水?水質は?

【医師監修】井戸水の大腸菌について|井戸水のオゾンによる大腸菌除菌方法

井戸水とは、主に地中に存在する「地下水」汲み上げて資源として利用する水です。

現在はインフラとして利用する水資源は水道水がメインですが、井戸水は掘削費や運用費を除けば水道代がかからないので、雑用水として利用するところも多いのではないかと思われます。

井戸水は、浄水処理を経て提供される水道水とは異なり、基本的に地中に眠る自然の水をそのまま汲み上げて利用するのが特徴です。

そのため、井戸水に有害物質や病原微生物が含まれることもあり、飲用など人体に水が入るような用途で利用するには注意が必要です。

自治体の中には、健康被害のリスクから、井戸水を飲用しないように指導している所もあります。

井戸水の汚染や健康被害の例としては以下のようなものがあります。

  • 病原大腸菌による感染症

  • 揮発性有機化合物重金属硝酸亜硝酸性窒素による汚染(廃棄物排水からの汚染)

  • 赤痢菌による感染症

  • カンピロバクターによる感染症

上記の中でも病原大腸菌による感染症は井戸水による健康被害として典型的なものだと思われます。

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井戸水と病原大腸菌による感染症のリスク

井戸水に含まれる可能性のある代表的な病原微生物として「大腸菌」が挙げられます。

大腸菌を含む井戸水をそのまま飲用すると、健康被害を受けるリスクは高くなるでしょう。

大腸菌は、その全てが病原となるわけではなく、動物やヒトの腸内に存在するもののほとんどは無害なものです。

しかし、種類によっては下痢や腹痛等の胃腸炎を引き起こすものもあり、その中でも腸管出血性大腸菌(O157、O26、O111など)と呼ばれるものは出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群を引き起こします(関西空港検疫所「腸管出血性大腸菌感染症」)。

大腸菌は家畜やヒトの糞便・下水中にも含まれるため、それらを介して井戸水が大腸菌で汚染される場合があります。

その全てが病原となるわけではありませんが、汚染された井戸水をそのまま飲んだり何らかの形で体内に摂取すると、病原大腸菌による感染症にかかる可能性は出てきます。

少し古いデータになりますが、平成4年度から11年度にかけて仙台市で行われた飲用井戸水等の水質調査によれば、市内の井戸の内、62.0%が飲用不適当とされ、また63.2%から大腸菌群が検出されたといいます(仙台市「井戸水は、生活用水(雑用水)に使いましょう」)。

井戸水から大腸菌が検出されることはそう珍しくないということでしょう。

実際に井戸水によって病原大腸菌による感染症が引き起こされたと思われる事例として、2016年の滋賀県の焼き肉店での集団感染を記録した以下の記事があります。

参考記事:国立感染症研究所「焼肉店の利用客における腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒事例―滋賀県

上記記事によれば、当該焼き肉店は上水道を利用せず、同店の経営者が経営する牛舎の横にある井戸の水を利用客に提供する飲用水や調理用の水として利用していました。

そして、2016年の7月に同店の利用客から複数のEHEC感染症患者(O157感染者)が出たため、保健所から営業停止命令を受けました。

この事例では、感染の原因が井戸水であったと断定することは出来ません。

しかし、記事中では配水管途中の薬品タンクに次亜塩素酸ナトリウムがなく、厨房内の水道蛇口から採取した水の残留塩素濃度が0ppmであったと記載されているため、井戸水が適切に除菌処理されることなく利用されていた可能性があります。

また、従業員6名の内、日常的に井戸水を飲んでいた4名から利用客と同一起源と思われるO157が検出されたとも記載されているため、井戸水が感染の原因となった可能性は高いと考えられます。

以上のことから考えると、病原大腸菌による健康被害リスクを避けるために、適切に除菌されていない井戸水をそのまま飲用したり調理に用いることは基本的にやめた方がよいでしょう。

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オゾン(O3)によって大腸菌の除菌ができる!

井戸水を調理や野菜の洗浄などに使うのであれば、オゾン(O3)によってしっかりと除菌を行うことをお勧めします。

オゾンとは、酸素原子3つから成り立つ物質で、酸素(O2)の同素体です。

独特の刺激臭を持ち、また強い酸化力を持っています。

オゾンは不安定な物質で、簡単にO2とOに分解します。

このとき、分離したOは反応性が高く、周囲の物質と結合しようとします。

これがオゾンの酸化力の源で、その強さは強力な酸化剤として知られるフッ素に次ぐ強さだと言われています。

そして、オゾンのこの酸化力は、細菌やカビ、臭いなどの有害物質を直接分解・除去するように作用し、さらに余ったオゾンは残存せず全て酸素となるので、除菌や脱臭用途によく使われます。

大腸菌であれば、オゾンの酸化力が細胞を破壊して死滅させてくれます。

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そして、オゾンはオゾン発生器を用いて人工的に発生させることができます。

つづいては実際にオゾン発生器で井戸水を除菌する方法をご紹介します。

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高濃度オゾン水生成器で井戸水を除菌しよう!

弊社が販売する「オゾンバスター」を例に、高濃度オゾン水生成器を用いて井戸水を除菌する方法をご紹介します。

※オゾンバスターシリーズを井戸水にお使いの場合、保証の対象外となります。あくまでひとつの方法としてお読みください。

オゾンバスターはオゾン水を生成するための機器です。

電源を入れると内部の電極版に電気が流れるので、これを水中で運転させることで電極が水を電解してオゾン水を生成します。

オゾン水とはオゾンを溶け込ませた水です。

オゾン水でもオゾンの除菌・脱臭効果は有効で、食品の洗浄や掃除など様々な用途で活用できます。

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オゾン水で野菜を除菌・洗浄

オゾンバスターを井戸水の中で運転させれば、オゾンを井戸水の中に溶け込ませて除菌することが可能です。

まず、必要な井戸水をバケツやボウルなどの容器に入れましょう。

その中にオゾンバスターを入れ、電源を入れてしばらく待ちます。

待機時間は水量により異なりますが、目安としては、3分で3~5リットルの水をオゾン水(濃度4ppm)にすることができます。

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一定時間待てば井戸水の除菌は完了です。

オゾンでしっかりと除菌を行ったので食器や野菜の洗浄などにも安全に井戸水を使うことができます。

除菌後の井戸水をそのままオゾン水として利用する場合は、残存オゾン濃度が減らないうちに使用するようにしてください(オゾン水の残存オゾン濃度は21分毎に半減するとされています)。

また、オゾンマートではオゾン水の活用方法をコラム記事として公開していますのでこちらもぜひご参考ください。

以上、オゾンバスターで井戸水を除菌する方法をご紹介してきました。

より多くの井戸水を除菌して利用したい場合は、オゾンバスターよりも高いオゾン水生成能力を持つ「オゾンバスターPRO」や「オゾンバスターインダストリー」を利用することをお勧めします。

オゾン水生成器を使えば井戸水を簡単に除菌することができます。

井戸水を除菌して安全に使いたい方に、是非お試しいただきたいと思っております。

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