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洗いにくいぬいぐるみの汚れはオゾンでどこまで減るか|ルミテスターで実測検証

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実験の様子を動画で確認

この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。

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お子さんのお気に入りのぬいぐるみは、毎日のように抱きしめたり、床に置いたりするうちに、少しずつ汚れがたまっていきます。ただ、ぬいぐるみは型崩れや色落ち、乾きにくさが気になり、洗いたくてもなかなか洗えないことが多いものです。

そこで今回は、オースリークリア3を使い、ぬいぐるみに付着した汚れがオゾン処理でどの程度減るのかを、汚れを数値化できるルミテスターで実測しました。この記事では、検証の設計、使った機器、測定した数値、そして結果から読み取れることを順番に整理します。

ぬいぐるみの汚れをオゾンで検証した目的

ぬいぐるみのオゾン除菌検証の実験概要図

検証の概要

今回の検証は、ぬいぐるみに付着した汚れを数値で把握し、オゾン処理の前後でどの程度変化するかを確かめるものです。洗濯のように水を使う方法ではなく、気体のオゾンを使った場合に、汚れの数値がどう動くかを実測することを目的としました。

ぬいぐるみが洗いにくい理由

ぬいぐるみは、布や綿、装飾パーツなど複数の素材を組み合わせて作られていることが多く、水洗いすると型崩れや色落ちが起きやすい傾向があります。また、中綿が乾きにくく、生乾きのまま放置すると、かえってにおいの原因になることもあります。こうした理由から、洗いたくても洗えないまま使い続けているケースは少なくありません。水洗い以外の方法で清潔さを保てないかを考えるとき、気体を使う方法は選択肢のひとつになります。

検証の前提|ルミテスターで測っているもの

ルミテスターでぬいぐるみの汚れを採取する様子

ルミテスター(ATP測定)とは

今回の検証では、汚れの量を数値で確認するために、ルミテスターという検査キットを使いました。ルミテスターはキッコーマンバイオケミファ株式会社が開発した機器で、対象に付着した汚れを数値化できます。食品工場などの現場で、衛生管理や食中毒予防のために広く使われている測定方法です。

RLUという数値が示すもの

ルミテスターの測定結果は「RLU」という単位で表されます。これは、対象の表面に残っている生物由来の汚れ(食べこぼしや皮脂、微生物などに含まれる成分)の量を示す相対的な数値です。

ここで一点、押さえておきたいことがあります。RLUは「汚れ全体の量」を示す指標であり、菌の数そのものを直接数えているわけではありません。そのため、RLUが下がったことは「表面の汚れが減った」ことを示しますが、特定の菌が何個減ったかを表すものではない点に注意が必要です。汚れの量を、共通のものさしで比べられる指標と捉えると分かりやすくなります。

検証の設計と使用機器

アクリルボックス内でオースリークリア3からオゾンを放出する様子

検証は、次の手順で行いました。まず、除菌前のぬいぐるみの汚れをルミテスターで採取し、測定します。次に、30cm四方のアクリルボックスの中にぬいぐるみを入れ、オースリークリア3からオゾンを10分間放出させます。最後に、再びルミテスターで汚れを採取し、処理後の数値を測定しました。

使用したオースリークリア3は、空間の脱臭や除菌に使われる業務用のオゾン発生器です。今回は、限られた容積のボックス内で、短時間オゾンを作用させる条件で検証しています。

検証結果|除菌前後のRLU数値

測定した数値は、次のとおりです。

状態 ルミテスター測定値
オゾン処理前 15,293 RLU
オゾン処理後(10分間) 856 RLU
減少率 約94.5%
オゾン処理前のルミテスター測定値15293RLU
オゾン処理後の実験結果856RLUの測定値

オゾンを10分間作用させた結果、ぬいぐるみ表面の汚れを示す数値は、15,293 RLUから856 RLUまで下がりました。減少率にすると、およそ94.5%です。あくまで「この条件での結果」ですが、短時間でも数値が大きく下がったことが確認できました。

数値から読み取れることと考察

なぜ短時間で数値が下がったと考えられるか

オゾンは強い酸化作用を持つ気体です。汚れやにおいのもとになる成分に触れると、それらを酸化させて分解する働きがあると考えられています。今回の検証で短時間でも数値が下がったのは、この酸化作用が、ボックス内という限られた空間でぬいぐるみの表面に効率よく作用したためと読み取れます。

また、オゾンは気体であるため、布の繊維のすき間にも入り込みやすい性質があります。水洗いでは届きにくい部分にも作用しやすい点は、ぬいぐるみのように立体的で複雑な構造を持つ対象との相性につながっていると考えられます。

事実と推測を分けて捉える

ここで確認しておきたいのは、今回の数値が「30cm四方のボックス内で、10分間オゾンを放出した」という特定の条件での結果だということです。部屋全体や、より大きなぬいぐるみ、素材の異なる対象では、同じ数値になるとは限りません。

RLUの低下は表面の汚れが減ったことを示すものであり、すべての菌やウイルスがなくなったことを意味するわけではありません。検証結果は、条件をそろえた中での目安として捉えるのが適切です。

検証結果を家庭のぬいぐるみケアに応用するときの前提

オースリークリア3は無人環境を前提とした業務用機器

今回使用したオースリークリア3は、業務用のオゾン発生器で、人やペットがいない無人環境での使用を前提とした製品です。今回の検証も、ぬいぐるみをアクリルボックスに入れた状態で行っており、人がそばにいる状態でオゾンを浴びせるものではありません。

家庭で同じような考え方を取り入れる場合も、人やペットがいない状態で処理し、使用後は換気を行う運用が基本になります。在室しながら気軽に使う用途の機器ではない点を、まず押さえておく必要があります。

密閉した容器や空間で処理する

今回の検証では、限られた容積のボックスを使うことで、オゾンを効率よく作用させています。家庭で応用を考える場合も、対象を密閉できる容器や空間にまとめ、その中で処理するという発想が参考になります。広い空間に置いたままでは、今回のような条件にはなりません。

素材との相性と製品仕様の確認

ぬいぐるみは素材や装飾がさまざまです。色や素材によっては、目立たない部分で先に試し、変化が起きないかを確認しておくと安心です。また、使用時間や換気の方法、適した使い方は製品によって異なります。実際に使うときは、取扱説明書や製品仕様をもとに、対象や環境に合った運用を確認することが前提になります。

ぬいぐるみの除菌でオゾンを検討するときの確認観点

最後に、ぬいぐるみのケアにオゾンを取り入れるかどうかを考えるときに、確認しておきたい観点を整理します。

  • 洗いたくても洗えない理由(型崩れ・色落ち・乾きにくさ)が、自分のぬいぐるみにも当てはまるか
  • 処理する対象を、密閉できる容器や空間にまとめられるか
  • 人やペットがいない状態で処理し、使用後に換気できる環境か
  • 対象の素材や色が、目立たない部分での確認に耐えるか
  • 使う機器が、用途や環境に合った製品仕様かどうか

これらは、どれか一つで決まるものではなく、組み合わせて考える観点です。条件が合う場合には、水洗いしにくいぬいぐるみのケアの方法として、オゾンを使う選択肢が候補に入ってきます。一方で、対象を密閉できない、無人の時間を確保しにくいといった場合には、別の方法も含めて検討するのが現実的です。自分の状況に当てはめて、無理なく続けられる方法を選ぶことが、結果としてぬいぐるみを清潔に保つことにつながります。

ご購入いただいたお客様の声

よくある質問

ぬいぐるみはオゾンで除菌できますか?

条件を整えれば、ぬいぐるみ表面の汚れをオゾンで大きく減らせる可能性があります。当社の検証では、密閉したボックス内でオゾンを10分間作用させた結果、汚れを示す数値が大きく低下しました。ただしこれは特定の条件での結果で、すべての菌やウイルスがなくなることを意味するわけではなく、対象や環境によって結果は変わります。

ルミテスターのRLUとは何を測っていますか?

RLUは、表面に残る生物由来の汚れの量を示す相対的な数値です。ルミテスターはキッコーマンバイオケミファ社が開発した検査キットで、食品工場などの衛生管理で使われています。RLUは汚れ全体の量を示す指標であり、菌の数そのものを直接数えるものではありません。数値の高低を比べるためのものさしと捉えると分かりやすくなります。

今回の検証で汚れはどのくらい減りましたか?

当社の検証では、汚れを示す数値が15293RLUから856RLUへ、約94.5%低下しました。30cm四方のアクリルボックス内で、オゾンを10分間作用させた条件での結果です。あくまでこの条件での測定値であり、部屋全体や素材の異なる対象では同じ数値になるとは限りません。検証の様子はオゾンラボでも紹介しています。

オゾンで処理すればぬいぐるみの菌は完全になくなりますか?

RLUが下がっても、菌やウイルスが完全になくなるとは言い切れません。RLUの低下は表面の汚れが減ったことを示す指標で、すべての菌やウイルスの除去を意味するわけではありません。効果は、オゾンの濃度や処理時間、対象の素材や形状などの条件によって変わります。検証結果は、条件をそろえた中での目安として捉えるのが適切です。

オースリークリア3は家にいながら使えますか?

オースリークリア3は業務用のオゾン発生器で、無人環境での使用を前提とした製品です。在室しながら使う設計ではないため、対象を密閉した容器や無人の空間で処理し、使用後は換気を行う運用が基本になります。具体的な使用条件は、製品仕様や取扱説明書でご確認ください。

この検証はどんな体制で行っていますか?

本記事は、オゾン専業17年のオゾンマート編集部が作成しています。オゾンマートは2008年の創業以来オゾン発生器の開発に取り組み、導入実績は2万社を超えます。日本のオゾン発生器の4大メーカーの一角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行い、その知見をもとに検証と情報発信を行っています。