特殊清掃でオゾン発生器が利用される理由
高齢化社会における成長産業である特殊清掃事業において、オゾン発生器がどのように活用されているかを説明します。
「特殊清掃」という言葉は、ここ10年でよく利用されるようになった言葉です。
1人暮らしの方が突然亡くなり、その後かなりの日数が経過してから発見された後で行われる「室内清掃」を指します。
実は私も特殊清掃が必要になった知人がいます。
大学2年生の時の先輩で、自宅で心臓発作により突然亡くなりました。
亡くなったのは冬でしたが、室内は暖房が入ったままで、また先輩は暖かい布団に入ったまま亡くなったので、遺体はかなり腐敗が進んでいたとのことです。
借りていた部屋は特殊清掃が必要になり、親御さんはかなりの金額を支払ったと聞きました。
特殊清掃はほかの清掃とは大きく異なる点がいくつかあります。
1. 物件所有者の期待が高い
「人が亡くなり、長期間発見されない物件」は、通常借り手がなかなかつきません。
よって、所有者または大家さんは、賃料を減額する、また売却価格を下げるなどして対応します。
大家さんは、こうした事件が起こったというだけで、自分の不動産資産が大きく劣化しているため、せめて「完璧に清掃してほしい」と望んでいます。
通常の清掃と比べて、完璧性に対する期待が高いのです。
2. 通常の清掃より難易度が高い
室内に遺体が長期間放置されている、ということは、床には血液、体液、脂がしみ込み、またウジ虫やハエが大量に発生している場合が多くあります。
通常の清掃に比べて、技術的に高いレベルが求められ、そして精神的にもかなり大変な作業となります。
3. 報酬が高い
技術的な難易度と、精神的なストレスを考慮して、通常の室内清掃より特殊清掃は単価の高い案件だと言えます。
別な言い方をすると、「効率的に作業できれば、他の清掃より儲かる仕事」です。
一度良い成果を出すと、単価の高い仕事を繰り返し発注してもらえる可能性があるため、「新規顧客の最初の案件」への取り組みは非常に重要です。
4. 成長産業
日本の人口は減少していますが、高齢者は増えています。
特に1947から1949年に生まれた団塊の世代が、これから一気に高齢化していくため、1人暮らしの老人が増加し、孤独死もより多く起こり、そしてより多くの特殊清掃案件が舞い込むことになります。
日本国の経済はすっかり伸び悩んでいますが、特殊清掃は有望な成長産業です。
さて、特殊清掃で最も重要なのは室内の臭いを取る、そしてということです。
室内をいくら消毒清掃しても、臭いを完全に取ることは大変です。
薬剤の散布など、全ての作業が完了しても、まだ臭いが残る、そういったケースは多くあります。
そこでおすすめしたいのが「オゾン発生器の利用」です。
オゾン発生器からオゾンが発生すると、室内の臭い分子、細菌、ウイルスなどと結びついて、これらを分解します。
また、オゾンは液体ではなく気体なので、部屋の隅々まで行きわたり、効果を発揮します。
なお、高い濃度のオゾンを発生させるため、オゾン発生器をONにしたら、作業者は部屋を出る必要があります。
数時間後、または翌日に再訪すると、臭いは完全に消えています。 脱臭も除菌も、1台で対応完了できます。
オゾンマートでは、短時間で確実な脱臭を行うためのオゾン発生器「オゾンクラスター1400」を販売しています。
オゾンクラスター1400は、オゾンマートが販売するオゾン発生器の中で、最も強力な業務用オゾン発生器です。
このため、広い範囲・強い臭いを短時間で脱臭・除菌するパワーがあります。
例えば、特殊清掃の作業を開始する前の脱臭、夜間の脱臭、広い住居での脱臭などを確実に行います。
3.5kgと軽量でコンパクトのため、大型の作業車でなくても収納でき簡単に持ち運びできる点が大きなポイントです。
よって、一日に複数件の作業が入っている場合でも簡単に受け渡し、持ち運び対応できます。
また、特殊清掃を行うスタッフの作業服には、強烈な臭いが付着します。
こうした臭いは、作業者のやる気を削いでしまうだけでなく、お客様などと相対するときに臭いがすることで「本当に臭いがとれるのか」とビジネスに悪い影響を与えます。
作業服は、オゾン水を利用して洗うことで、室内の特殊清掃と同様に、脱臭と除菌療法の効果があります。
オゾン水を利用して、しみ込んだ臭いを脱臭する場合には、業務用の「オゾンバスターPRO」をお勧めします。
10リットルの水を1分間でオゾン濃度1ppmまで引き上げる、また、50リットルの水でも5分間で1ppmとなるため、大量にオゾン水を使う場合でも待ち時間が少なく、作業効率が高まります。