大人もかかる!?子供の三大夏風邪の一つであるヘルパンギーナの症状と対策法について
ヘルパンギーナは、主に子供が発症する風邪の一種です。
夏季をピークに流行するので、保育園や幼稚園などの施設では対策が必要です。
この記事では、そんなヘルパンギーナの症状と対策法についてご紹介します。
目次
・ヘルパンギーナとはどんな病気?
・どんな症状?
・発症の原因はウイルスの感染です
・ヘルパンギーナの感染予防方法
・飛沫感染と接触感染を防ぐ
・部屋やトイレなどの環境も清掃・消毒しましょう
・ヘルパンギーナの原因ウイルスに有効な消毒・除菌手段
・高濃度の気体オゾンで空気全体のウイルスを撃退!
・オゾンについて
・オゾンによる除菌のメカニズム
・オゾンに残留性はありません
・オゾン発生器を利用して高濃度の気体オゾンを生成
・オゾンを水に溶け込ませて除菌液としても利用可能!
・ヘルパンギーナの原因ウイルス対策に、オゾンを活用することをお勧めします

ヘルパンギーナとはどんな病気?

ヘルパンギーナとは、乳幼児(まれに大人)が発症する代表的な夏風邪の一種であり、咽頭の炎症を特徴とするウイルス性の感染症です。
5歳以下の患者が多く、保育園や幼稚園において夏季をピークに流行するリスクがあります。
どんな症状?
発症すると突然の発熱と共に、咽頭粘膜に炎症、口腔粘膜及び喉に水疱性の発疹があらわれます。
水疱が破れると潰瘍が形成され、強い痛みから食べ物や飲み物を飲み込むことが辛くなります。
発熱は熱性けいれんを伴うこともありますが、2~4日程度で解熱します。解熱に続いて発疹も消えていきます。
また、喉の痛みによる拒食から脱水症状を起こすこともあります。
発症の原因はウイルスの感染です。
ヘルパンギーナの発症は、多くの場合エンテロウイルス属のウイルスに感染することによるものです。
その中でも、大半はコクサッキーウイルスA群が原因ですが、コクサッキーウイルスB群やエコーウイルスに感染して発症することもあります。
これらのウイルスは、ヒトとの接触感染やくしゃみなどの飛沫感染により感染します。
特に、ヘルパンギーナ発症者はもちろん、回復後の人の鼻水、唾液、便にも一定期間ウイルスが含まれており、それらから感染が拡大していきます。
■参考ページ
・「ヘルパンギーナとは」
・「ヘルパンギーナとは?」
ヘルパンギーナの感染予防方法
飛沫感染と接触感染を防ぐ

ヘルパンギーナはウイルスを持った人のくしゃみや咳から飛沫感染、また手や鼻水、唾液から接触感染しますので、ウイルスを吸い込まないように(感染者はウイルスを飛散させないように)マスクを常備し、また手洗い消毒をしっかりと行うようにしましょう。
部屋やトイレなどの環境も清掃・消毒しましょう

保育園や幼稚園など、集団が利用している場所では、部屋の机や手すり、ドアノブなど、手でよく触れる場所にウイルスが付着している可能性が高いので、清掃を行って汚れを取ったうえで消毒・除菌を行いましょう。
また、ヘルパンギーナの原因ウイルスは回復後も一定期間感染者の便から排出されるので、部屋だけでなくトイレの清掃・消毒を行うことも重要となります。
ヘルパンギーナの原因ウイルスに有効な消毒・除菌手段

ヘルパンギーナの主な原因ウイルスであるコクサッキーウイルスやエコーウイルスはエンベロープと呼ばれる脂溶性の膜を持たないため、消毒薬に対する抵抗性が強いとされています。
そのため、まずは物理的にウイルスを除去するために念入りに洗浄・拭き掃除を行うことが重要となります。
その後で、仕上げとしてアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒を行うと良いでしょう。
最近ではノンエンベロープウイルスにも有効なアルコール除菌スプレーや手指用の消毒スプレーが市販で手に入るのでそれらを活用すればある程度の対策が行えます。
しかし、部屋やトイレなどに存在するウイルス全てを除去しようとすれば、大変な労力となるでしょう。
また、消毒用の薬剤や除菌スプレーは消耗品なので、使えば使うほどコストがかかることになります。
そこで、お勧めしたいのが、高濃度の気体オゾンによる空気全体の除菌です。
ここからは、オゾンによる除菌についてご説明しましょう。
■参考ページ
・「ヘルパンギーナとは」
・「ヘルパンギーナとは?」
高濃度の気体オゾンで空気全体のウイルスを撃退!
オゾンについて
オゾンとは、酸素原子3つが結合した物質です。
O3という化学式で表されます。強力な酸化力を持っており、ウイルスや細菌、有害物質を除去してくれます。
オゾンによる除菌のメカニズム
オゾンは結合が不安定な物質のため、より安定した結合である酸素分子(O2)になろうとします。
このときに、自らを構成する酸素原子の内の一つを他の物質に渡すことで、異なる物質へと変化させます。

これがオゾンによる酸化の仕組みです。
これをウイルスや細菌に作用させることで、根本から分解・除去することが可能となります。
オゾンに残留性はありません
オゾンは不安定な結合のため、時間が経つと分解して酸素分子になります。(その過程で酸素原子を他の物質に渡し、酸化します)
従って、オゾンを使っても最終的に全て分解するので、残留を機にすることなく安全に利用することができます。
オゾン発生器を利用して高濃度の気体オゾンを生成
部屋やトイレの空気全体のウイルスを除去するには、市販の高濃度オゾン発生器を利用すると良いでしょう。
オゾン発生器とは、その名の通り人工的にオゾンを発生させる機器のことです。
市販で様々なタイプが販売されていますが、空気全体の除菌を行う場合、高濃度のオゾンを気体と共に空気中に放出するものを利用します。

部屋などにオゾンを放出する場合、部屋を無人・密閉空間にした上で一定時間オゾンを放出し、さらにオゾンが分解して除菌効果を発揮するのを待つ必要があります。
少し手順と時間がかかりますが、毎日決まった時間にオゾン除菌を行う時間を設けることで、効果的にウイルスや細菌対策を行うことができます。
オゾンを水に溶け込ませて除菌液としても利用可能!
気体オゾンによる空気の除菌に加えて、オゾンを水に溶け込ませたオゾン水を利用すれば、より様々な所で除菌を行うことができます。
オゾン水は、主に市販のオゾン水生成器で簡単に生成することが可能です。
オゾンを水道水などの水に溶け込ませることによって、オゾンの除菌効果を持った水を生成します。

オゾン水は霧吹きで吹きかけたり、布に染み込ませて拭き掃除を行うことで、アルコールと同じように除菌を行うことができます。
また、1度機器を導入すれば、水道水さえあれば生成することができるので、市販の消毒剤を購入するよりもコストを安くし、かつ大量に利用することができます。
幼稚園や保育園などの広い施設では、ウイルス対策のために施設全体を消毒しようとすれば大量の消毒剤が必要ですが、オゾン水生成器を利用すれば除菌のコストや負担を下げることができるでしょう。
ヘルパンギーナの原因ウイルス対策に、オゾンを活用することをお勧めします。
様々な場面で除菌を行うことができるオゾン。
活用すれば、より効率的・効果的にウイルス対策を行うことができるでしょう。この機会にぜひ利用をご検討ください。
