オゾンコラム

整体院・整骨院の院内のにおい対策|原因整理とオゾン機器の選び方

整体院・整骨院の院内のにおい対策|原因整理とオゾン機器の選び方

整体院・整骨院・接骨院・カイロプラクティック院では、施術の性質上、院内ににおいがこもりやすい場面があります。来院者に気持ちよく過ごしてもらうには、においの原因と残り方を整理したうえで、施術中に対応するのか、休診時間に対応するのかという運用に合わせて方法を選ぶことが大切です。本記事では、施術院でこもりやすいにおいの原因から、主な対策方法の役割、オゾン機器を選ぶときの比較軸までを順に整理します。「どの方法が絶対に正解か」を示すのではなく、自院の運用に当てはめて判断しやすくなることを目的とした内容です。

整体院・整骨院でにおいがこもりやすい主な原因

施術院は、来院者が一定時間滞在し、体を動かす施術を行うという性質上、においの発生源が集まりやすい環境です。まずは、どんなにおいがこもりやすいのかを整理しておくと、対策の方向性を考えやすくなります。

施術中に発生する体臭・汗のにおい

施術中に汗をかく来院者のイメージ

施術では、来院者が発汗をともなう動きをすることが少なくありません。夏場に汗をかいて来院される方や、加齢にともなうにおいが強い方もいらっしゃいます。多くの場合、ご本人はにおいに気づいていないため、施術者がにおいを感じながら対応することになります。

また、来院者が帰られた後も、においが院内に残ってしまうことがあります。来院者がいない時間帯であれば窓を開けて換気できますが、雨の日や、冷暖房が必要な季節は換気がしにくく、においがこもりやすくなります。

来院者の香水・化粧品など持ち込みのにおい

香水や化粧品のボトル

来院者がつけている香水や化粧品のにおいも、悩ましい原因のひとつです。特に持続性の高い香りは、施術が終わった後も院内に残りやすい傾向があります。

においの感じ方には個人差があります。ある方にとって心地よい香りでも、別の方には不快に感じられることがあります。そのため、院としてはできるだけ院内を無臭に近い状態に保ち、特定の香りが残りすぎないようにしておきたいところです。香水や化粧品のにおいは、換気だけでは抜けにくい場合があります。

梅雨や夏場にこもりやすいカビ臭

壁に発生したカビのイメージ

日本の建物は高温多湿になりやすく、梅雨から夏、台風シーズンにかけてはカビが発生しやすくなります。カビが増えると、壁紙の汚れだけでなく、独特のカビ臭が院内にこもり、来院者を不快にさせてしまうことがあります。

なお、カビは細菌ではなく真菌(菌類)の仲間です。におい対策としては、湿気をためない環境づくりが基本になります。オゾンはにおいの低減だけでなく、菌やカビなどの低減を目的に使われることもありますが、効果は対象や濃度、接触時間などの条件によって変わります。「これですべて解決する」と考えるよりも、原因への対処と組み合わせて考えるのが現実的です。

においは「その場のにおい」と「染みついたにおい」で分けて考える

院内のにおい対策でつまずきやすいのは、性質の違うにおいを同じ方法で対処しようとする場合です。においを「いま発生しているにおい」と「素材に染みついたにおい」に分けて考えると、対策を組み立てやすくなります。

来院者の在室中に感じるにおい

ひとつは、いま目の前の来院者から発生しているにおいです。施術中の汗のにおいや、つけている香水のにおいなどがこれにあたります。この場合は、人がいる状態で使えるにおい対策を、施術中も継続して動かせるかどうかが論点になります。

朝の開院時から残っている染みついたにおい

もうひとつは、壁紙やカーテン、施術ベッド、カーペットなどに染みついたにおいです。直前の来院者のにおいが強かったわけでもないのに、朝に開院するとにおいを感じる、換気や消臭スプレーをしても戻ってしまう、といったケースがこれにあたります。

染みついたにおいは、素材側ににおい成分が残っているため、空気を入れ替えても再び感じられることがあります。このタイプには、来院者がいない時間帯にまとめて処理する方法が向きやすい傾向があります。

院内のにおい対策で使われる主な方法とその役割

院内のにおい対策にはいくつかの方法があり、それぞれ得意な範囲が異なります。優劣ではなく役割の違いとして整理しておくと、組み合わせを考えやすくなります。

換気と清掃は、においの基礎対策です。発生源を減らし、空気を入れ替える効果が期待できますが、染みついたにおいや、換気しにくい状況には限界があります。

消臭剤や芳香剤は、手軽に使える一方で、においを別の香りで覆う性質のものもあります。香りの好みが分かれる院内では、強い芳香剤がかえって負担になることもあります。

空気清浄機は、空気中の粒子やにおい成分の一部に作用します。常時運転しやすい反面、素材に染みついたにおいへの対応は製品によって差があります。

オゾン機器は、空間や素材に残ったにおいの低減を目的に使われます。人がいる状態で使える製品と、人やペットがいない状態での使用を前提とする製品があり、タイプによって使い方が異なります。この違いは次の章で整理します。

施術中に対応するか、休診時間に対応するかで選び方が変わる

院内のにおい対策を考えるうえで重要なのが、「いつ対応するか」という運用の軸です。施術中も継続して動かしたいのか、休診時間や閉院後にまとめて処理したいのかで、選ぶ機器のタイプが変わります。

施術中に対応したい場合は、人がいる状態で使える製品を選ぶ必要があります。汗や香水など、その場で発生するにおいを抑えたいケースでは、有人環境で継続運転できる機器が向きやすくなります。

一方、染みついたにおいを処理したい場合は、休診時間や閉院後など、人やペットがいない時間を使える製品が向きます。無人の状態でまとまった時間作用させることを前提とした業務用機器は、このタイミングで使うことになります。

オゾン機器は「すべて無人で使うもの」というわけではありません。製品タイプによって使用の前提が異なるため、自院がどの時間帯に対応したいのかを先に決めておくと、機器選びの判断がしやすくなります。

院内に合うオゾン機器を選ぶときの比較軸と候補機種

オゾン機器を検討する際は、次のような軸で整理すると、自院の運用に合うかを判断しやすくなります。施術中も使いたいか/休診時間に使うか、対象とする空間の広さ、処理にかけられる時間、日々の運用のしやすさ、そして製品ごとの使用条件です。これらを踏まえて、オゾンマートで施術院に導入されることの多い3機種を、向いている場面ごとに整理します。

施術中も使いたいなら有人対応モードのある兼用機

家庭用・業務用兼用オゾン発生器 オゾンクルーラー

施術中の汗や香水のにおいなど、人がいる状態で継続的に対応したい場合は、家庭用・業務用兼用の「オゾンクルーラー」が候補になります。

オゾンクルーラーは、低濃度オゾンモード、高濃度オゾンモード、マイナスイオンモード、ナイトモードを切り替えて使えます。このうち高濃度オゾンモードは無人環境での使用が前提ですが、それ以外のモードは人やペットがいる環境でも使用できます。施術中は有人環境向けのモードで継続運転し、休診時間に染みついたにおいを処理したいときは高濃度モードを使う、という使い分けができる機器です。施術の合間が短く、常時においをケアしたい院に向きやすい1台です。

休診時間に染みついたにおいを処理するなら無人前提の業務用機

業務用オゾン発生器 オースリークリア3

壁や設備に染みついたにおいを、休診時間にまとめて処理したい場合は、業務用の「オースリークリア3」が候補になります。オゾン生成量は600mg/hrで、施術院のほか、ホテルや飲食店、不動産、自動車整備など幅広い業種で導入実績があります。

ただし、オースリークリア3は人やペットがいない無人環境での使用を前提とした業務用機器です。施術中や来院者がいる時間帯には使用できません。閉院後や休診日など、無人の時間を使って運転し、使用後に換気を行う運用が基本になります。

広さや回転の速さを重視するなら高出力の業務用機

業務用オゾン発生器 オゾンクラスター1400

広めの院内や、来院者の回転が速く処理に時間をかけにくい場合は、業務用の「オゾンクラスター1400」が候補になります。オゾン生成量は1400mg/hrと高出力で、強いファンを備えているため、染みついた強いにおいの処理や、短い空き時間での対応を検討する院に向きやすい機器です。

オゾンクラスター1400も、人やペットがいない無人環境での使用を前提とした業務用機器です。有人環境では使用できないため、休診時間や閉院後に使い、使用後は換気を行う運用が前提になります。

どの機器が自院に合うかは、対応したい時間帯と空間の広さ、運用のしやすさによって変わります。判断に迷う場合は、製品の使用条件を確認したうえで、自院の運用に当てはめて検討することをおすすめします。

導入事例

実際に施術院で導入された事例を業種別に紹介しています。具体的な活用方法と現場の声を、機器選びの参考にしてください。

あの鍼灸整骨院 様の導入事例

あの鍼灸整骨院 様の導入事例を見る(オースリークリア3を導入)

やまぎわ整形外科 様の導入事例

やまぎわ整形外科 様の導入事例を見る(オゾンクラスター1400を導入)

自院に合うにおい対策を整理するための確認ポイント

最後に、自院で検討を進める際の整理ポイントをまとめます。

まず、対応したいにおいを「いま発生しているにおい」と「染みついたにおい」に分けて把握します。次に、施術中に対応したいのか、休診時間にまとめて処理したいのかという時間帯を整理します。そのうえで、対象とする空間の広さ、日々の運用のしやすさ、機器を置く場所や設備との相性を確認します。

オゾン機器を候補に入れる場合は、それが有人環境で使える製品か、無人環境での使用を前提とする製品かを、製品仕様で確認することが大切です。施術中も使いたいのか、無人の時間に強めに処理したいのかによって、選ぶタイプは変わります。換気と清掃を基礎にしながら、必要に応じて消臭・空気清浄・オゾン機器をどう組み合わせるかを設計すると、においクレームを抑えやすくなります。自院の運用条件に当てはめて選ぶ姿勢が、結果として失敗の少ない判断につながります。

よくある質問

なぜ整体院・整骨院は院内ににおいがこもりやすいのですか?

施術で発汗をともなう動きが多く、来院者が一定時間滞在するためです。汗や体臭に加え、香水や化粧品のにおい、梅雨や夏場のカビ臭などが重なりやすく、雨天や冷暖房が必要な季節は換気もしにくくなります。発生源と染みついたにおいを分けて整理すると、対策を組み立てやすくなります。

院内のカビ臭はオゾンで消えますか?

カビ臭への作用は、対象や濃度、接触時間などの条件によって変わります。カビは細菌ではなく真菌の仲間で、まずは湿気をためない環境づくりが基本です。そのうえで、においの低減を目的にオゾン機器が併用されることがあります。効果を一律に断定せず、原因への対処と組み合わせて考えるのが現実的です。

施術中ににおい対策をすることはできますか?

人がいる状態で使える機器を選べば、施術中ににおい対策をすることも可能です。汗や香水など、その場で発生するにおいには、有人環境で使えるモードを備えた家庭用・業務用兼用機が向きやすくなります。染みついたにおいは無人時間にまとめて処理する方法が向くため、対応したい時間帯から選ぶのがおすすめです。オゾンクルーラー

整体院にはどのオゾン機器が向いていますか?

対応したい時間帯と空間の広さによって、向いている機器は変わります。施術中も使いたいなら有人対応モードのある兼用機、休診時間に染みついたにおいを処理したいなら無人前提の業務用機が候補です。広さや回転の速さを重視する場合は高出力の業務用機が向きます。自院の運用条件に当てはめて選ぶことをおすすめします。オゾン発生器の一覧

業務用のオゾン発生器は施術中でも使えますか?

無人環境前提の業務用機は、施術中や来院者がいる時間帯には使用できません。オースリークリア3やオゾンクラスター1400は、人やペットがいない状態での使用を前提とした業務用機器です。休診時間や閉院後に運転し、使用後は換気を行う運用が基本になります。在室中に使いたい場合は、有人対応の機器を選ぶ必要があります。オースリークリア3