介護用の送迎車両の除菌・脱臭にオゾンを利用すべき3つの理由
高齢者向けデイサービス受け入れ施設が増加するとともに、介護車両で高齢者を送迎する光景を目にすることが増えてきました。
今回は、デイサービスを受ける高齢者が搭乗する介護車両をオゾンで除菌・脱臭すべき3つの理由をご紹介します。

1.車両に残る高齢者の臭い(加齢臭)を脱臭できる

介護を受ける高齢者の多くは、いわゆる「加齢臭」それもかなり強い臭いがする場合が大きいです。
加齢によりどうしても体臭が強くなってしまうことに加えて、身体の自由が利かないため新陳代謝が不活発になってしまうことなどが原因です。
とはいえ、いくら高齢者の臭いがきついからといって、「高齢者の送迎を行う車両なのだから、臭っても仕方ない」とその臭いを放置すべきではありません。
高齢者の多くは、たとえ自身が強いにおいを発している場合であっても、狭い社内で他人の臭いの中にいて平気ではないためです。
高齢者向けの施設が、「サービスを受ける高齢者に満足してもらう」という点を考えると、施設内で安心・安全なサービスを提供するだけではなく、車両の臭いという点にも注意を払うべきです。
オゾンは、体臭や加齢臭の脱臭には強く、多くの高齢者向け施設や病院、またドライバーの高齢化が進むタクシー業界などでも幅広く利用されています。
一般的な送迎車両であれば、オゾン発生器にもよりますが、5分から30分程度で十分脱臭可能ですので、送迎の合間や、朝・夕などに脱臭が可能です。
2.加齢臭以外の車両の臭いも脱臭できる
オゾン脱臭は、高齢者施設の送迎車両だけでなく、多くの自動車関連業で利用されています。
例えば、中古車販売店、レンタカー営業店、タクシー会社、送迎バスを運航している宿泊施設などです。
これらの事業者は、以下のようなにおいを取り除くためにオゾン脱臭を使っています。
・タバコの臭い食べ物の臭い
・体臭・汗の臭い
・加齢臭カビの臭い
・香水の臭い
・ペットの臭い
・吐しゃ物の臭い
高齢者の送迎車両の中でたばこを吸ったり、ペットを持ち込むという例はまずないでしょうが、体臭や汗の臭い、吐しゃ物の臭いを取り除くという観点でも十分に役立ちます。
特に自動車業界の企業は「自分たちで車両のなかを何度もクリーニングしても取れなかった臭いが、オゾンであれば取れる」と評価頂いています。
3.疥癬(ダニ)の忌避効果がある

送迎車両を利用する高齢者は、送迎車両の中で長期間過ごすわけではないので、疥癬(ダニ)とは無縁と考えている事業者の方も多いようです。
しかし、高齢者が車に乗った際、衣服や皮膚についていたダニが、車のシートに移り、その後別な方の衣服についてしまうことも十分に考えられます。
「疥癬とは無縁のはずなのに、デイサービスに行くようになったら疥癬になってしまった」という事態を防ぐためにもオゾンは有効です。
ダニはオゾンを嫌いますので、オゾンからできるだけ遠ざかろうとします。(これを忌避効果といいます)例えば、青森県にある介護老人健康保健施設「やすらぎ苑」では、ダニが付着しているベッドがある部屋で、オゾン発生器を定期的に稼働させています。
これにより、入居している高齢者の疥癬の問題が減ったとお答え頂いています。
介護老人保健施設 やすらぎ苑 様
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4.利用者と従業員の満足度にも貢献
介護施設を利用する高齢者は、デイサービスを利用したくて利用しているわけではありません。加齢により、かつて問題なくできていたことができなくなる、家族に手助けしてもらうのは負担が大きい、または抵抗がある。
よって、ある意味「仕方なく」デイサービスを利用しているわけですので、デイサービスに行くのは嬉々として楽しみにしている人は少ないでしょう。
こうしたデイサービスの利用者、施設からすると「お客様」にとって望ましいのは「良いサービス・よい対応を提供する」ことと「不快な要素を取り除く」ということです。
例えば、デイサービスの送迎車両に乗ったら、別な高齢者の加齢臭・悪臭で満ちていた、となれば、デイサービスに行くという行為自体が不快な体験になります。「たかが移動中の数分~10数分の臭いの話」ではないのです。デイサービスを利用せざるを得ない高齢者が、送迎車両の臭いによりみじめな気分になることを防ぎ、デイサービスに行くことを「悪くないことだ」「不快なことではない」と思ってもらうことは、とても大切なのです。
よって、不快になる要素をいかに取り除けるかがとても大切になってくるのです。これは別な観点からも重要になります。
それは従業員の満足度という観点です。日々、高齢者の送迎を行う施設職員からすると、当然送迎車両の中で過ごす時間は相当なものとなります。
肉体的、また精神的に楽ではなく、かつ万が一にも問題を起こしてはいけないという緊張感ある職場で働く職員が、高齢者の加齢臭で満ちた車両の中で長時間過ごすことは、働くやる気を押し下げてしまいます。
これが、「日々脱臭されて、すっきりとした無臭の車両」であれば、施設職員の気分も変わってくるはずです。このように、臭いは施設を利用する高齢者、また送迎に携わる職員のやる気という観点の両方で重要です。
ぜひ、オゾン脱臭を利用することで、「満足のいく施設・送迎」という体験を利用者に提供し、かつ「満足のいく職場」を従業員に提供してみてはいかがでしょうか。