オゾンクラスター1400で新型コロナウイルス感染対策
筑紫菓匠如水庵 原工房 様
営業時間後に製造工場と販売店舗の両方をオゾンでしっかり燻蒸しています。女性でも扱いやすい重さとサイズなので日中は容易に別の場所に移して使うことができ重宝しています。
使用した製品
オゾン発生器 オゾンクラスター1400
住所
[本社所在地]
〒811-3134 福岡県古賀市青柳3476-17
[原工房住所]
〒814-0022 福岡県福岡市早良区原2-16-12
Webサイト
インタビュー実施日:2020 年 8 月
YouTubeでもインタビューをご覧頂けます!
製品を導入した利用者の声をご紹介します。
株式会社 如水庵について
創業経緯と歴史
如水庵は、1573~1591年に初代・庄右衛門が現在の福岡市博多区博多駅前1丁目で農業を営むかたわらお菓子づくりをはじめた」と代々言い伝えられてきます。
客観的な言い伝えの他には記録や物証などの客観的な証拠が見つかっていないため、創業年は不明としています。
1910年(明治43年)には明治天皇より御紋菓調達を拝命明治天皇ご臨席のもとで行われた陸軍特別大演習において(明治43年・岡山、明治44年・久留米)、明治天皇から落雁(らくがん・お菓子の一種)のご注文を賜りました。
天皇皇后両陛下のご紋が入ったこの落雁は、明治天皇から日露戦争などで亡くなった方のご遺族に贈られたといいます。
当時の代表・森千太郎は身を清め白装束で落雁を打ちました。
今回、取材を受けてくださったのは
工房長の浦田さん
1985年入社の大ベテランです
名物:筑紫もちについて
弊社の代表的な商品は筑紫もちになります。(つくしもち・ちくしもちどちらの読み方も正しいそうです)
1977年(昭和52年)に当時の社長・森恍次郎(現会長・森恍次郎)が祖母のきなこ餅をヒントに開発したもので、きなこ餅をまぶした餅菓子で黒蜜をかけて食べます。小さな風呂敷の様な包み紙で一つ一つ包装しています。
私は個人的に筑紫もちに強い思い入れがあります。
社長と町工場の職人達とで、筑紫もちの製造を機械化するプロジェクトが立ち上がっていたのですが、2年ぐらい検討していて煮詰まっており、その時に私が食品工業化学科卒ということで任されました。
手渡された機械化のポンチ絵を見せられた時は構成が全然進んでいなくてびっくりしましたね(笑)。
社長は味や品質に厳しく、機械化については本当に大変でした。
いいものをできるだけ安くしようという思いと、いいものはそれなりの値段で表現しないといけないという両方の思いの中で形にしていきました。
とにかくウチはおいしさ一筋で、そこに妥協はありません。妥協がない中でコストとのみあいもありますからすごく大変でしたね…。
筑紫もち、発売当時のパッケージ
オゾンについて
実はオゾンについては私が入社した1985年の時にはすでに古賀工場(メインの工場)で稼働していました。
24時間オゾン発生器はずっとつけっぱなしで、オゾンガスが配管を通してタイムスケジュールされて出てくるんです。
現会長のこだわりが強く、富士山の5合目ぐらいの清浄な空気で製造をしたいと言っていたのを思い出します。
オゾンの効力というのも実感をしていて、95年か96年頃に一度、オゾン発生器の調子が悪くなったことがあったのですが、黒カビが生えてしまったことがあり急いで掃除して機械も修理したことがありました。
その経験から、オゾンがカビの胞子にすごく効くというイメージがあります。
原工房について
原工房は如水庵の中でも特殊な店舗で、唯一工房付きの店舗となります。
工房では洋菓子をメインで作っている関係で、蒸す工程がないため古賀工場に設置されているようなオゾン発生器は導入されておりませんでした。
店舗から工場が見えるような
設計になっています
新型コロナウイルスへの対応について
当初は、もともと食品を扱う工場であるので、今回のコロナの流行によって消毒オペレーションを変えるということはしてなかったです。
敷設している店舗側では、来店されるお客様や店舗スタッフにアルコールによる手指消毒やマスクの着用をお願いしておりました。
また時短営業を行い、9時から19時までの営業時間を10時から18時の営業に短縮しました。
今は営業時間は元に戻してします。
オゾン発生器を導入した理由
現会長が古賀工場にオゾン発生器を導入した経験があるのもあり、新型コロナウイルスが猛威を奮いだした時に、現社長に対して原工房にオゾンを購入し空間を清浄化するよう号令を出し、導入しました。
私もオゾン発生器導入の話を聞いた時は、前述の通り、オゾンを使用していた現場に勤務していたこともあったため、「オゾン…懐かしいな…」という感想でした。
工房はもともと消毒が徹底されているのでウイルスに対しての工房内での恐怖感はなかったのですが、店舗のスタッフはすごく怖がっていました。
3月4月にお客様でマスクをしていない人が来る時は緊張感があったとスタッフは言っていましたね。
導入後の効果
店舗でお客様と接客しているスタッフから以前より安心できると評判です。
ウイルスが一日以上感染力を持ったまま物質表面に付着するという話もありますので、毎晩しっかりリセットできるのは非常にありがたいです。
私は朝来た時に空間が非常に清々しくなったと感じております。
そして、オゾンクラスターは工房と店舗の両方をカバーできるパワーもありつつ、女性スタッフでも持てる軽さがあるため、夜間使った後、2Fの事務所に持ち運んで昼間に使うなど、複数の場所で活用するにも無理なくできて助かっています。
オゾンクラスター1400の使用方法
夜は工房と店舗を隔てている扉を開放し、60分ガス放出→60分待機で営業終了後に使っています。
広さがあるのと、カビやその他細菌にも効果があるため夜はかなり高頻度のサイクルで使っております。
また、朝にスイッチを切ったオゾン発生器を昼間は2Fにある事務所の休憩室で回しています。
3分→15分待機で2サイクル回しています。
工場が休みに入る前は30分ガス放出→60分待機のサイクルで、稼働させる時間が長い分通常よりはガス放出の時間を短めに使用しています。
機械の使い方についてメモを貼って
誰もが使い方を間違いないようにされています
菓子製造業界のコロナ対策のこれから
食品工場での消毒・清掃は既存のオペレーションでしっかりと清潔な状態になっていますが、今後はお客様に対するPRが重要になってくると思います。
食べた食品からコロナに感染するというのはあってはいけないことですから、お菓子にウイルスが付着していないことをしっかり説明してお客様に安心感も得ていただく必要があると思います。
オゾン発生器については高濃度のオゾンガスを浴びすぎない限りは大丈夫なのでデメリットについては感じていないです。
工場に関してはウイルス以外にお細菌やバクテリアにも効くので非常に有用だと思います。
使用したオゾン発生装置について
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製品の詳細
オゾンクラスター1400は、日本製のオゾン発生器です。それにもかかわらず、コストパフォーマンスが大変優れています。1時間あたり1400mgのオゾンを生成。1分あたり4,250Lの大風量。このスペックで税込275,000円は、競合製品と比較すると圧倒的に割安です。
また、ホームページ上に掲載している導入事例の数も豊富なので、同業他社や類似業態の会社が本機をどのように使っているか、すぐにわかります。
中国からの直販が多いオゾン発生器が多い中で、製造元である弊社(アースウォーカートレーディング株式会社)は山口県周南市に拠点を置く企業ですので、製品についての質問や修理が必要になった場合の対応など、フォローアップ体制も充実しています。
脱臭、除菌、ウイルス対策などにお役立てください。