オゾン水濃度比較実験 -エアレーション式vs電解式-
エアレーション式と電解式。それぞれの生成方法で濃度の差を比較しました。メリット、デメリットも併せてご紹介します。
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実験の概要
オースリークリア3(エアレーション式)とオゾンバスター(電解式)で生成するオゾン水濃度を測定します。

オゾン水生成(エアレーション式)
エアレーション式(オースリークリア3)でオゾン水を生成します。
1Lの水道水を1分間オゾンでエアレーションします。
エアレーション式とは
水中にエアレーションストーンを落とし、 直接、気体のオゾンを水に溶かし込む 生成方法です。

エアレーション式のメリット・デメリット
オゾンは水に溶けにくい物質で、 エアレーション式では
最大1ppm程度までしか
濃度を上げることができません。
(※ppm:オゾン濃度の単位)
ですが、電解式では難しい、汚れてしまった水や
水道水以外を原料にしたオゾン水生成が可能、
という大きなメリットがあります。
オゾン水を生成しながら
除菌対象物を浸け込むことが可能です。
オゾン水濃度測定結果(エアレーション式)
『0.46ppm』
1リットルの水道水を1分間
オゾンでエアレーションした結果です。
この後時間と共に緩やかに濃度は上昇し、
5分経過時にはおよそ1ppmまで濃度が上がります。

オゾン水生成(電解式)
電解式(オゾンバスター)でオゾン水を生成します。
1Lの水道水を1分間オゾンで電解します。
電解式とは、電極を水中に浸け、
水の電気分解を行うことにより
オゾン水を生成する方法です。

電解式のメリット・デメリット
水に含まれる成分を電気分解し
オゾンを生成するこの方法は、
高濃度のオゾン水を生成することができます。
ただし、電極は繊細で、汚れた水や
水道水以外の水を原料にオゾン水を
生成することはできません。
対象物を除菌する際は、
容器でオゾン水を生成し、本体を取り出し、
オゾン水に浸けるようご注意ください。
オゾン水濃度測定結果(電解式)
『1.3ppm』
1リットルの水道水を1分間オゾンで電解した結果です。
( ※オゾン水濃度は水温や
水質によって異なります。)
その後も濃度は上昇し、
5分後にはおよそ4ppm程度まで
濃度が上がります。

実験結果

実験結果
エアレーション式は0.4ppm、電解式は1.3ppmという結果になりました。
それぞれの生成法にメリット、デメリットがあります。
目的に合わせてオゾン発生器をお選びください。