業務用オゾン発生器オースリークリア3の脱色実験|オゾンの分解作用を15分で検証
実験の様子を動画で確認
この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。
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オゾンには強い酸化作用があり、においの成分や有機物を分解する性質があると説明されます。ただ、言葉だけでは「実際にどのくらい働くのか」が分かりにくいものです。この記事では、業務用オゾン発生器オースリークリア3を使い、インクで着色した水にオゾンを放出して、色がどのように変化するかを確かめた検証を紹介します。脱色という目に見える変化を通して、オゾンの分解作用がどの程度・どのくらいの時間で進むのかを整理します。
この脱色実験で確かめたこと
オゾンの酸化分解作用は、空間の脱臭やにおい対策の説明でよく登場します。ただし、その作用は気体のまま空間に広がると、目には見えません。そこで今回は、色のついた水を使い、オゾンによる分解の進み方を視覚的に確かめることを目的としました。インクの色が薄くなっていく様子は、オゾンが有機物に作用していることの一つの手がかりになります。
実験の条件
今回の検証は、次の条件で行いました。
- 使用機器:オースリークリア3
- サンプル:PILOT iroshizuku(青系のインク「shin-kai」)
- サンプル量:500cc
- オゾン放出量:500mg/hr
- 室温:25℃
これらは、あくまで今回の実験での条件です。インクの種類や水の量、室温などが変われば、結果も変わります。以降の数値は、この条件での結果として読んでください。
水中にオゾンを放出する方法
オースリークリア3には、付属のシリコンチューブとブロアストーンが用意されています。これらを使うと、本体から発生したオゾンを水中に放出できます。今回は、インクで色をつけた水道水の中にオゾンを送り込み、時間の経過とともに色がどう変化するかを観察しました。
脱色の経過と結果
ここからは、オゾンを放出してからの色の変化を、時間の経過に沿って見ていきます。
オゾン放出直後の様子
実験開始時は、インクでしっかりと青く色づいた状態です。この水の中に、ブロアストーンを通してオゾンを放出していきます。放出を始めた直後は、まだ色の濃さに大きな変化はありません。
5分後|青いインクが薄くなる
オゾンの放出から5分ほど経過すると、青い色が目に見えて薄くなり、透明に近づいてきました。短い時間でも、色の変化として分解の進行を確認できる段階です。
15分後|水道水と同程度の透明度まで
さらに放出を続け、15分ほど経過すると、ほぼ水道水と同じ透明度まで脱色できました。最初の濃い青色と比べると、変化の大きさが分かります。ただし、インクに含まれる成分の違いや、水の量・室温といった環境によって、脱色にかかる時間や仕上がりは変わります。今回の「約15分」も、この条件での目安として捉えてください。
なぜインクの色が消えたのか|結果の読み取り方
オゾンの酸化分解作用という観点
インクの色は、水に溶けた色素(有機物)によって生まれています。オゾンは強い酸化作用を持ち、こうした有機物に働きかけて、別の状態へと変化させる性質があります。色のもとになっている成分が分解されると、光の吸収のしかたが変わり、見た目の色が薄くなっていきます。今回、青色が時間とともに薄まっていったのは、この酸化分解が進んだ結果と読み取れます。
経過時間から読み取れること
5分の段階で色が薄まり始め、15分で水道水に近い透明度に達したという推移からは、オゾンの放出量と接触する時間が増えるほど、分解が進みやすいことが読み取れます。一方で、これはあくまで「500ccの水に500mg/hrで放出した」という条件での結果です。対象が変われば、必要な時間も変わります。脱色の速さそのものよりも、条件を整えればオゾンが有機物を分解していく過程を確認できた、という点がこの実験の中心です。
この結果を脱臭・除菌に当てはめて考えるときの前提
オースリークリア3は業務用・無人環境前提の機器
オースリークリア3は、業務用のオゾン発生器です。人やペットがいない無人の環境で使うことを前提とした設計になっています。脱臭やにおい対策の力を期待する場合も、使用中は人やペットがその空間にいない状態で運転し、使用後に換気を行うという運用が基本になります。具体的な使用時間や換気の方法は、製品仕様や取扱説明書で確認してください。
水中の脱色と、空間の脱臭・除菌は条件が異なる
今回の実験は、限られた量の水にオゾンを直接放出したものです。実際の脱臭やにおい対策は、もっと広い空間に気体のオゾンを行き渡らせる使い方になります。対象の量、空間の広さ、接触する時間といった条件が変わるため、「水500ccが15分で脱色できた」ことが、そのまま「部屋のにおいが15分で取れる」という意味にはなりません。この実験は、オゾンが有機物に作用する様子を分かりやすく示すものとして捉えるのが適切です。
業務用オゾン発生器の働きを見極めるための確認観点
今回の脱色実験は、オゾンの分解作用を目で確かめられる検証でした。実際に業務用オゾン発生器の導入を考えるときは、こうした検証結果に加えて、次の観点を整理しておくと判断しやすくなります。
- 使う空間を無人にできるか(業務用・無人環境前提の機器かどうか)
- 対象とする空間の広さと、機器のオゾン生成量の目安が合っているか
- 使用時間と、使用後の換気の手順を確認できるか
- 対象とするにおいや汚れが、オゾンの作用と相性がよいか
- 製品仕様、導入実績、サポート体制を確認できるか
脱色実験は、オゾンが「何に・どう働くのか」をイメージするための手がかりです。その上で、自分の使う環境の条件に当てはめて確認していくと、過度な期待や誤解を避けながら検討を進められます。
よくある質問
この脱色実験では何を確かめたのですか?
オゾンの酸化分解作用が働く様子を、色の変化として目で確かめる実験です。インクで着色した500ccの水にオースリークリア3からオゾンを放出し、青色が時間とともに薄まる過程を観察しました。色のもとになる色素が分解されることで、見た目の色が変化していきます。
なぜインクの色が消えるのですか?
オゾンの強い酸化作用が、色のもとである色素という有機物を分解するためです。インクの色は水に溶けた色素によって生まれています。色のもとが分解されると光の吸収のしかたが変わり、見た目の色が薄くなっていきます。今回はこの分解の進行を、色の変化として確認しました。
脱色にはどのくらい時間がかかりましたか?
今回の条件では、放出から約15分で水道水と同程度の透明度まで脱色できました。5分の段階で青色が薄まり始めています。ただしこれは水500cc・放出量500mg/hr・室温25℃での結果で、インクの成分や水の量、環境が変われば、かかる時間も変わります。
オースリークリア3はどんな環境で使う機器ですか?
オースリークリア3は、無人環境での使用を前提とした業務用オゾン発生器です。使用中はその空間から人やペットが離れ、使用後に換気を行う運用が基本になります。具体的な使用時間や換気の方法は、製品仕様や取扱説明書で確認してください。オースリークリア3の商品ページ
水が脱色できたなら、部屋のにおいも同じ時間で取れますか?
水が脱色できても、部屋のにおいが同じ時間で取れるとは限りません。今回は限られた量の水に直接オゾンを放出した実験で、実際の脱臭は広い空間に気体を行き渡らせる使い方です。対象の量や空間の広さ、接触時間が異なるため、水の脱色時間をそのまま空間の脱臭時間と考えることはできません。
この実験を行ったオゾンマートはどんな会社ですか?
オゾンマートは、オゾン専業17年・導入2万社超のオゾン発生器専門ブランドです。2008年の創業以来オゾンに特化し、日本のオゾン発生器4大メーカーの1角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。自社製品を使った検証をもとに情報を発信しています。オゾンラボの検証一覧

