オゾン発生器の稼働音はどのくらい?騒音計で機種・モード別に実測比較
実験の様子を動画で確認
この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。
YouTubeで動画を開くオゾン発生器を導入するとき、設置する場所での稼働音が気になる方は少なくありません。寝室やリビング、ホテルの客室、介護施設、オフィスなど、人が過ごす空間や静かな環境では、とくに気になるポイントです。
この記事では、オゾンマートの4機種について、騒音計を使って稼働音を実測した結果を紹介します。機種ごと、モードごとの数値を比べながら、自分の設置場所で使えるかどうかを判断するための材料を整理します。なお、ここで扱うのは稼働音の大きさであり、脱臭や除菌などの効果については触れません。
オゾン発生器の稼働音を騒音計で検証した目的と方法
ホテルや介護施設などで業務用として使われるイメージの強いオゾン発生器ですが、近年は感染対策や消臭の目的で、家庭に導入されるケースも増えています。設置場所が広がるほど、稼働音の大きさは選び方に関わる要素になります。そこで、各機種が実際にどのくらいの音で動くのかを、数値で確認しました。
検証の概要と測定方法
検証では、騒音計を使って各機種の稼働音を測定しました。オゾンの噴出口付近に騒音計を置き、稼働前と稼働中で数値がどう変わるかを観察しています。測定する機種は、オゾンクラスター1400、オースリークリア3、オゾンクルーラー、オゾンリフレッシュの4機種です。
モード切替のある機種については、モードごとに数値が変わるかどうかも確認しました。なお、ここで紹介する数値は、この測定環境での結果です。設置する部屋の広さや反響、騒音計との距離によって、実際の聞こえ方は変わります。
稼働前の基準となる騒音レベル(約40dB)
各機種を動かす前の室内の騒音レベルは、いずれも40dB前後でした。これは、静かな図書館に近い、落ち着いた環境です。
この40dBを基準にすると、各機種を稼働させたときに、音がどれだけ増えるのかが分かりやすくなります。以降の測定結果は、この稼働前の状態と比べながら見ていきます。
稼働音の見方|音が生じる要因とデシベルの目安
測定結果を読み解く前に、稼働音がどこから生じるのか、そしてデシベルという単位をどう見ればよいのかを整理しておきます。ここを押さえておくと、数値の意味が理解しやすくなります。
オゾン発生器の稼働音が生じる主な要因
オゾン発生器の稼働音は、主に空気を送り出す送風の動作によって生じると考えられます。多くの機種は、発生させたオゾンを空間に行き渡らせるために、ファンなどで風を送る仕組みを備えているためです。
一般的に、風量やオゾンの生成量が大きい機種ほど、送風や駆動にともなう音は大きくなりやすい傾向があります。後ほど見ていくように、出力の大きい業務用機種と、出力を抑えた家庭用モデルとで稼働音に差が出るのは、こうした設計の違いが背景にあると読み取れます。
デシベル(dB)の見方と体感の目安
デシベル(dB)は、音の大きさを表す単位です。数値が小さいほど静かで、大きいほどうるさく感じます。
注意したいのは、デシベルが対数で表される点です。そのため、数値が10ほど変わると、体感する音の差はかなり大きくなります。たとえば、40dBと50dBでは「少し気になる」程度でも、40dBと75dBでは、まったく印象が異なります。今回の検証では、それぞれの数値に「図書館」「会話」「地下鉄の車内」といった身近な場面を当てはめながら、体感に近い形で整理していきます。
機種別・モード別に見た稼働音の測定結果
ここからは、4機種の実測値を機種ごとに見ていきます。いずれも稼働前は40dB前後の環境で測定しています。数値とあわせて、どのくらいの音に近いかの目安も添えます。
オゾンクラスター1400の稼働音
オゾンクラスター1400は、オゾン生成量1400mg/hr、風量4,250L/minの業務用オゾン発生器です。
稼働させると、稼働音は76〜78dBになりました。これは、ピアノの音や地下鉄の車内に近いレベルです。4機種のなかでは最も大きい数値で、出力の大きさが音にあらわれた結果と読み取れます。オゾンクラスター1400は、人やペットがいない無人環境での使用を前提とした業務用機種です。
オースリークリア3の稼働音
オースリークリア3は、オゾン生成量600mg/hrの業務用オゾン発生器です。
稼働音は54〜55dBで、普通の会話やデパートの店内に近いレベルでした。測定時には、隣の部屋にも音がかすかに聞こえています。オゾンクラスター1400と比べると稼働音は抑えめですが、こちらも人やペットがいない無人環境での使用を前提とした業務用機種です。
オゾンクルーラーのモード別稼働音
オゾンクルーラーは、家庭用・業務用兼用のオゾン発生器です。マイナスイオンモード、低濃度オゾンモード、高濃度オゾンモード、おやすみモードの切替ができます。モードごとに稼働音が変わるかどうかを確認しました。
マイナスイオンモードの稼働音は約51dBで、静かな事務所やエアコンの室外機に近いレベルです。低濃度オゾンモードと高濃度オゾンモードは、いずれも51〜52dBで、マイナスイオンモードと大きくは変わりませんでした。オゾン発生中は周期的に音が出ますが、部屋で使う分には気になりにくいレベルです。このうち、有人環境で使えるのはマイナスイオンモード、低濃度オゾンモード、おやすみモードで、高濃度オゾンモードは人やペットがいない無人環境での使用が前提です。
オゾンリフレッシュの稼働音
オゾンリフレッシュは、オゾン生成量1〜2mg/hrの家庭用オゾン発生器です。弱モードと強モードの2つを切り替えて使います。
弱モードと強モードのどちらも、稼働音は38〜40dBでした。これは稼働前の騒音レベルとほとんど変わらず、4機種のなかで最も静かな結果です。弱モード、強モードとも、人やペットがいる有人環境で使えます。出力を抑えた設計が、静かさにつながっていると読み取れます。
測定結果から読み取れる稼働音の傾向
機種ごとの数値を並べると、稼働音の大きさにはいくつかの傾向が見えてきます。ここでは、その背景を考察します。今回の測定結果を一覧にすると、次のようになります。
| 機種 | 分類 | 稼働音(測定環境での値) | 体感の目安 |
|---|---|---|---|
| オゾンクラスター1400 | 業務用 | 76〜78dB | ピアノ・地下鉄の車内 |
| オースリークリア3 | 業務用 | 54〜55dB | 会話・デパートの店内 |
| オゾンクルーラー | 家庭用・業務用兼用 | 約51〜52dB(各モード) | 静かな事務所・室外機 |
| オゾンリフレッシュ | 家庭用 | 38〜40dB(弱・強) | 稼働前と同程度・図書館 |
上記の数値は、いずれもこの測定環境で噴出口付近を測った結果です。部屋の広さや反響、機器との距離によって、実際の聞こえ方は変わります。
業務用機種と家庭用モデルで差が出た背景
今回の検証では、業務用のオゾンクラスター1400とオースリークリア3で稼働音がある程度大きく、家庭用モデルのオゾンクルーラーとオゾンリフレッシュで稼働音が低い、という傾向が出ました。
この差は、機種ごとの出力の違いが背景にあると考えられます。業務用機種は、広い空間に対応するために風量やオゾン生成量が大きく設計されており、その分だけ送風や駆動の音も大きくなりやすいためです。一方、家庭用モデルは出力を抑え、生活空間での使用を想定して設計されているため、稼働音も低く収まっています。稼働音の大きさは、機種の優劣ではなく、想定されている使い方の違いを映していると整理できます。
モードによる稼働音の違いをどう見るか
オゾンクルーラーのように複数のモードを持つ機種では、モードごとに稼働音が変わるかどうかも気になるところです。
今回の測定では、オゾンクルーラーのマイナスイオン、低濃度、高濃度の各モードで、稼働音に大きな差は見られませんでした。モードによってオゾンの生成量や運転の仕方は変わりますが、稼働音そのものは近い水準にとどまったと読み取れます。モードを選ぶ際は、稼働音だけでなく、そのモードが有人環境向けか無人環境向けかという使用前提も、あわせて確認することが大切です。
機器タイプと使用環境から稼働音を考えるときの前提
稼働音の数値は、それだけを見て判断するものではありません。機器のタイプや、使う環境とあわせて考えると、自分のケースに当てはめやすくなります。
家庭用・業務用・兼用で異なる静音性と使用前提
オゾン発生器には、家庭用、業務用、業務用・家庭用兼用のタイプがあり、稼働音と使用前提はタイプによって異なります。
業務用のオゾンクラスター1400やオースリークリア3は、人やペットがいない無人環境での使用が前提です。稼働音は大きめですが、もともと人が居合わせない空間で使うため、稼働音が直接の負担になりにくい場面もあります。家庭用・業務用兼用のオゾンクルーラーは、モードによって有人環境でも使え、その際の稼働音は抑えめです。家庭用のオゾンリフレッシュは有人環境での使用を前提に設計され、稼働音も低く収まっています。このように、稼働音の許容範囲は、どのタイプの機器を、どの環境で使うかによって変わります。
設置する場所ごとの静音性の考え方
同じ稼働音でも、設置する場所によって気になり方は変わります。場所ごとに、何を重視するかを整理しておくと選びやすくなります。
就寝中の寝室では、静けさがとくに重要になり、稼働前と変わらない水準の静かさが求められやすい環境です。日中のリビングなど生活音がある空間では、会話と同程度の音であれば気になりにくい場合があります。ホテル客室では、チェックアウト後の無人時間に業務用機種で処理する運用なら、稼働音より処理能力が優先されやすく、滞在中の補助として使うなら静音性が判断材料になります。介護施設やオフィスでも、人が過ごしている空間で使うのか、無人の時間帯に使うのかで、求める静音性は変わります。
稼働音を基準にオゾン発生器を選ぶときの確認ポイント
最後に、稼働音を判断材料にしてオゾン発生器を選ぶときに、確認しておきたいポイントを整理します。
- 設置場所が有人環境か、無人環境か
- 就寝時など、静けさが特に必要な時間帯に使うか
- 検討している機器が家庭用・業務用・兼用のどのタイプで、どの使用環境を前提としているか
- 機器を人のすぐそばに置くのか、少し離して使うのか
- カタログに記載された稼働音の数値が、どのような測定条件によるものか
稼働音は、機種の優劣ではなく、使う場所や時間帯との相性で考える要素です。今回の実測値と機器タイプの前提を手がかりに、自分の設置環境に合うかどうかを見極めていくと、導入後に「思ったよりうるさい」と感じる場面を減らしやすくなります。具体的な使用条件や設置の目安は、製品仕様書や取扱説明書もあわせて確認することをおすすめします。
よくある質問
オゾン発生器の稼働音はどのくらいの大きさですか?
機種により幅があり、今回の実測では38〜78dBでした。家庭用のオゾンリフレッシュは38〜40dBで稼働前とほぼ同じ、業務用のオゾンクラスター1400は76〜78dBで地下鉄の車内に近い水準でした。出力の大きい機種ほど稼働音は大きくなる傾向が見られます。
業務用機種が家庭用より音が大きいのはなぜですか?
広い空間に対応する出力設計が背景にあると考えられます。業務用は風量やオゾン生成量が大きく、送風や駆動の音も大きくなりやすい一方、家庭用モデルは生活空間向けに出力を抑え、稼働音も低く収まります。音の差は優劣ではなく想定する使い方の違いです。オゾン発生器一覧で各機種の分類を確認できます。
オゾンクルーラーはモードを変えると稼働音が小さくなりますか?
今回の測定では、モードによる稼働音の差はほとんど見られませんでした。マイナスイオンモードが約51dB、低濃度・高濃度モードがいずれも51〜52dBで、近い水準にとどまっています。モード選択では稼働音より、有人環境向けか無人環境向けかという使用前提の確認が大切です。詳細はオゾンクルーラーの製品ページをご覧ください。
寝室など静かな場所で使える機種を選ぶ目安はありますか?
稼働前と変わらない水準の静かさが目安になります。今回の実測では、オゾンリフレッシュが弱・強モードとも38〜40dBで、稼働前の40dB前後とほとんど変わりませんでした。就寝中の使用など静けさを重視する場面では、こうした低い稼働音の機種が選びやすくなります。オゾンリフレッシュの製品ページもご確認ください。
静かな機種かどうか、購入前に試す方法はありますか?
レンタルを利用すると、実際の設置環境で稼働音を確認できます。カタログの数値は測定条件によって体感が変わるため、自分の部屋や施設で試すと判断しやすくなります。導入後の「思ったよりうるさい」を避けたい場合に有効です。詳しくはオゾン発生器のレンタルをご覧ください。
この稼働音の検証は誰が行っているのですか?
オゾン専業17年のオゾンマートが自社で実施した検証です。2008年の創業以来、導入実績は2万社を超え、日本のオゾン発生器4大メーカーの1角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。製品を熟知した立場から実機の稼働音を測定しています。会社概要もご参照ください。



