オゾンクラスター1400と他社製品の比較検証|同一条件で測定したオゾン濃度の推移
実験の様子を動画で確認
この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。
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業務用オゾン発生器を選ぶとき、スペック表の数値だけでは、機種ごとの実際の差が分かりにくいと感じることがあります。この記事では、業務用オゾン発生器「オゾンクラスター1400」と他社製品Aを、同じ条件の空間に設置し、60分間運転したときのオゾン濃度の推移を比較した検証結果を整理します。どちらが優れているかという結論ではなく、測定データから何が読み取れるのか、そしてその結果を自分の現場でどう受け止めればよいのかを、確認ポイントとあわせてまとめます。
業務用オゾン発生器の濃度比較を行った目的と検証の設計
業務用オゾン発生器は、製品ごとにオゾンの生成量や風量が異なります。ただ、カタログ上の生成量が大きいほど、実際の空間ですぐに高い濃度になるとは限りません。生成されたオゾンが空間にどう広がるかによって、濃度の上がり方は変わります。
そこで今回は、同じ条件の空間に2機種を設置し、運転中のオゾン濃度がどのように変化するかを測定しました。スペック表ではなく、実際の空間での濃度の推移を比べることが、この検証の目的です。
検証の条件
測定は、次の条件で行いました。
- 空間:約17㎡、高さ2.5m
- 運転時間:各機種60分間
- 測定方法:15分ごとにオゾン濃度を測定し、推移を比較
この条件をそろえることで、機種による濃度の立ち上がりの違いを見やすくしています。なお、ここでの濃度はいずれも空間中のオゾン濃度を指し、単位はppm(100万分の1を表す濃度単位)です。
比較した2機種
比較したのは、業務用オゾン発生器のオゾンクラスター1400と、他社製品Aです。他社製品Aのスペックは当社調べによるものです。オゾンクラスター1400は、オゾン生成量が1時間あたり1400mg、風量が1分あたり4,250Lの業務用機です。
空間のオゾン濃度の「立ち上がり」が作業効率に関わる理由
オゾンを使った脱臭や除菌の作業では、空間のオゾン濃度がどれくらいの速さで上がるかが、作業全体の段取りに関わってきます。
オゾンは時間が経つと酸素に戻る性質があるため、運転を続けながら濃度を保つことになります。濃度の立ち上がりが速い機種ほど、目安とする濃度に早く到達しやすく、同じ作業をより短い時間で進めやすいと考えられます。
生成量だけでなく「拡散」が空間濃度に効くという見方
ここで注目したいのが、オゾンの生成量と、それを空間へ広げる力は別の要素だという点です。
生成量が大きくても、発生口の周辺にとどまってしまうと、空間全体の濃度はなかなか上がりません。一方、ファンなどで生成したオゾンを送り出す機種は、空間の隅まで行き渡らせやすく、空間全体の濃度を上げやすいと考えられます。今回の検証は、この「生成量と拡散」の違いが濃度の推移にどう表れるかを見る内容でもあります。
同一条件で測定した2機種のオゾン濃度の推移
それぞれの機種について、15分ごとに測定したオゾン濃度の推移は次のとおりです。いずれも、前述の約17㎡・高さ2.5mの空間で60分間運転した場合の結果です。
他社製品Aの測定結果
他社製品Aのオゾン濃度は、次のように推移しました。
- 15分後:1.6ppm
- 30分後:2.0ppm
- 45分後:2.6ppm
- 60分後:3.7ppm
時間の経過とともに濃度が上がり、60分後に3.7ppmへ達しました。
オゾンクラスター1400の測定結果
同じ条件で測定したオゾンクラスター1400の濃度は、次のように推移しました。
- 15分後:2.3ppm
- 30分後:4.0ppm
- 45分後:5.3ppm
- 60分後:6.0ppm
測定開始から早い段階で濃度が立ち上がり、60分後には6.0ppmとなりました。
測定結果から読み取れること
2機種の数値を同じ時間軸で並べると、各測定時点でオゾンクラスター1400のほうが高い濃度を示しています。特に、運転開始から15分の時点ですでに差が見られ、その差は時間が経つほど開いていきました。
| 経過時間 | 他社製品A | オゾンクラスター1400 |
|---|---|---|
| 15分後 | 1.6ppm | 2.3ppm |
| 30分後 | 2.0ppm | 4.0ppm |
| 45分後 | 2.6ppm | 5.3ppm |
| 60分後 | 3.7ppm | 6.0ppm |
この結果から、オゾンクラスター1400は、この空間条件では濃度の立ち上がりが速い傾向にあったと読み取れます。ただし、これはあくまで今回の条件(約17㎡・高さ2.5m・当該機器・当社調べのスペック)での測定結果であり、数値そのものを一般化できるものではありません。
立ち上がりの速さが作業時間に与える影響の見方
濃度の立ち上がりが速いということは、目安とする濃度に早く届きやすいということです。
そのため、同じ目安濃度を基準にするなら、立ち上がりが速い機種のほうが、空間処理を短い時間で進めやすいと考えられます。1台で複数の部屋や区画を順番に処理するような運用では、1か所あたりの作業時間が短くなることが、全体の段取りに効いてくる場面もあります。
2機種の比較で見えた違いと、数値以外の要素
今回の検証では、オゾンクラスター1400は、対象空間のオゾン濃度を他社製品Aのおよそ1.5〜2倍まで高められました。この差の背景には、数値以外の要素も関わっていると考えられます。
ファンによる拡散と携行性
オゾンクラスター1400には大型のファンが搭載されており、生成したオゾンを空間内に拡散させやすい構造になっています。短時間で空間の濃度を上げやすかった一因として、この拡散の働きが考えられます。
また、機種を持ち運んで複数箇所で使う場合は、本体の重量も実務上の負担に関わります。今回比較した2機種では本体重量に約1.5kgの差があり、移動を伴う運用では、この差が扱いやすさとして感じられる場面もあります。
この検証結果を現場で応用するときの前提条件
ここまでの数値は、あくまで特定の条件下での測定結果です。実際の現場で同じように受け止める前に、整理しておきたい前提があります。
この数値は特定条件での結果であること
今回の測定は、約17㎡・高さ2.5mという決まった空間で行ったものです。実際の現場では、空間の容積、天井の高さ、気流、温度や湿度、対象となるにおいや汚れによって、濃度の上がり方や必要な運転時間は変わります。
そのため、「60分で6.0ppmになる」といった数値を、そのまま自分の現場に当てはめることはできません。検証結果は、機種ごとの傾向の違いを読み取るための参考として捉えるのが適切です。
オゾンクラスター1400は無人環境前提の業務用機であること
オゾンクラスター1400は、人やペットがいない無人の空間で使うことを前提とした業務用オゾン発生器です。人やペットがいる環境では使用できません。
今回の検証で扱ったような高めの濃度は、無人環境での運転を前提としたものです。実際に使う際は、運転中は空間を空け、使用後に換気を行うなど、製品仕様で示された運用に従うことが前提になります。なお、オゾン機器には家庭用や業務用・家庭用兼用のものもあり、使用条件は製品タイプごとに異なります。有人環境で使えるかどうかは、製品ごとの仕様で確認してください。
業務用オゾン発生器を濃度の観点で選ぶときの確認ポイント
最後に、今回の検証を踏まえて、業務用オゾン発生器を「空間濃度の立ち上がり」という観点で見るときに確認しておきたいポイントを整理します。
- 生成量だけでなく、ファンなど拡散の仕組みがあるか
- 対象とする空間の広さや天井高に対して、能力が見合っているか
- 1か所あたりにかけられる時間と、立ち上がりの速さが釣り合っているか
- 複数箇所で使うなら、本体の重量やサイズなど携行性はどうか
- 無人環境での運転を前提とした運用(空間を空ける、使用後の換気)が確保できるか
- 導入後の質問や修理に対応できるサポート体制があるか
これらは、カタログの一つの数値だけでは判断しにくい要素です。掲載されている検証データや導入事例、製品仕様を照らし合わせながら、自分の現場の運用条件に合うかを見極めることが、結果として納得のいく選び方につながります。
よくある質問
この記事で行った検証の条件と結果を一言で教えてください。
約17㎡・高さ2.5mの空間で60分運転し、15分ごとにオゾン濃度を測定した比較検証です。同じ条件で測ると、オゾンクラスター1400は各時点で他社製品Aより高い濃度を示し、60分後は6.0ppm、他社製品Aは3.7ppmでした。ただしこの数値は今回の条件での結果です。
なぜオゾンクラスター1400のほうが濃度が早く上がったのですか。
オゾンの生成量に加え、空間への拡散力が関わっていると考えられます。オゾンクラスター1400は大型ファンを備え、生成したオゾンを空間内に広げやすい構造です。生成量1400mg/h・風量4,250L/minという仕様とあわせ、短時間で空間全体の濃度を高めやすかったと読み取れます。
この検証の数値を、自分の現場にそのまま当てはめてよいですか。
そのまま当てはめることはできません。今回は約17㎡・高さ2.5mの決まった条件での測定です。実際の現場では空間の容積や天井高、気流、温度や湿度、対象によって濃度の上がり方や必要な運転時間が変わります。機種ごとの傾向を読み取る参考として捉えるのが適切です。
検証で出てくる「ppm」や濃度の立ち上がりは何を意味しますか。
ppmは空間中のオゾン濃度を表す単位で、100万分の1を示します。立ち上がりは、運転開始から目安の濃度に達するまでの速さを指します。オゾンは時間が経つと酸素に戻るため、立ち上がりが速い機種ほど目安濃度に早く届きやすく、作業時間を短くしやすいと考えられます。
オゾンクラスター1400は人がいる部屋で使えますか。価格や仕様も知りたいです。
オゾンクラスター1400は、人やペットがいない無人空間で使う前提の業務用オゾン発生器です。人やペットがいる環境では使用できません。オゾン生成量は1400mg/h、風量4,250L/min、税込275,000円の日本製です。使用時の換気など運用条件は製品仕様で確認してください。オゾンクラスター1400 商品ページ
オゾンマートはどのような会社ですか。
オゾンマートは、オゾンを専門に扱う事業者です。運営元のアースウォーカートレーディングは2008年の創業からオゾン専業で17年、導入実績は2万社を超えます。日本のオゾン発生器の主要4メーカーの一角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。

