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オゾンバスターのオゾン水濃度は水温でどう変わる?常温・冷水・温水で比較した検証結果

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実験の様子を動画で確認

この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。

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オゾン水生成器を使っていると、同じ機器・同じ時間で作っても、できあがるオゾン水の濃度が違うと感じることがあります。その要因のひとつが、原料となる水の温度です。

この記事では、オゾンバスターを使い、水温だけを変えてオゾン水を生成し、濃度の差を実際に測定した検証結果を紹介します。水温と濃度の関係を知っておくと、狙った濃度を安定して作りやすくなります。

水温でオゾン水の濃度はどう変わるのか|検証の目的

オゾン水は、オゾンを水に溶け込ませた状態の水です。同じ機器を同じ時間使っても、原料の水しだいでできあがる濃度には差が出ます。

そこで今回は、水温という条件だけを変えて、生成できるオゾン水の濃度がどれくらい違うのかを実際に測定しました。使用した機器は、オゾン水生成器のオゾンバスターです。

水温という単一の条件にしぼって比べることで、「冷たい水と温かい水のどちらが濃度を上げやすいのか」を確かめるのが、この検証のねらいです。

オゾン水の濃度に水温が関わる理由

水温が結果にどう影響しそうかを、先に整理しておきます。ここを押さえておくと、数値の意味がつかみやすくなります。関わる要素は、大きく次の2つです。

ひとつは、気体の溶けやすさです。一般に気体は、水温が低いほど水に溶けやすく、高いほど溶けにくくなるとされています。この点だけを見ると、冷たい水のほうが濃度を上げやすいようにも思えます。

もうひとつは、オゾンの分解です。オゾンは水の中で、時間とともに酸素へ戻っていく性質があります。この分解は、水温が高いほど速く進みやすいとされています。

このように、溶けやすさと分解のしやすさは、水温に対して逆の方向に働きます。そのため「冷たい水と温かい水のどちらが有利か」は理屈だけでは決めにくく、実際に測ってみる意味があります。

検証の設計と使用した機器

条件をできるだけそろえ、水温だけを変えて比較しました。共通の条件は次のとおりです。

  • 原料:水道水1L
  • 生成時間:1分間
  • 生成後にオゾン水の濃度を測定

水温は、常温水(23.7℃)、冷水(18.7℃)、温水(31.2℃)の3パターンを用意しました。

オゾンバスターを使ったオゾン水濃度比較検証のセットアップ

使用したオゾンバスターは、手のひらサイズのオゾン水生成器です。水の中に入れてスイッチを入れるだけで、オゾン水を生成できます。製品の目安として、10L程度までの水量で最大5ppm前後まで濃度を上げられるとされていますが、これは水質によって変わります。家庭でも事業所でも使われている、家庭用・業務用兼用のオゾン水生成器です。

水温別に見たオゾン水濃度の測定結果

3つの水温で生成したオゾン水の濃度は、次のような結果になりました。

水温区分 水温 生成条件 オゾン水濃度
常温水 23.7℃ 1L・1分間 1.1ppm
冷水 18.7℃ 1L・1分間 0.75ppm
温水 31.2℃ 1L・1分間 2.5ppm

ppmは濃度を表す単位で、ここでは水中に溶けているオゾンの濃度を示しています。

常温水(23.7℃)の結果

常温水では、1.1ppmという結果になりました。今回の3つの中では、ちょうど中間にあたる濃度です。

常温水23.7℃で生成したオゾン水の濃度測定結果

なお、オゾン水は一定の濃度があれば、短時間で菌やにおいの成分に作用するとされており、濃度は使ううえでの目安のひとつになります。

冷水(18.7℃)の結果

冷水では、0.75ppmとなり、常温水より低い濃度にとどまりました。

冷水18.7℃で生成したオゾン水の濃度測定結果

この結果から、水温が低いとオゾン水の濃度が上がりにくくなる傾向が確認できました。

温水(31.2℃)の結果

温水では、2.5ppmと、3つの中でもっとも高い濃度になりました。

温水31.2℃で生成したオゾン水の濃度測定結果

水温を高めにすることで、同じ時間でもより高い濃度のオゾン水を生成できることが確認できました。

結果からわかること|濃度と持続時間の関係

今回の検証では、水温が高いほどオゾン水の濃度が上がりやすい、という傾向が確認できました。先ほどの「溶けやすさ」と「分解のしやすさ」のうち、結果としては高めの水温のほうが濃度を上げやすかったことになります。

常温・冷水・温水で生成したオゾン水濃度の比較結果

ただし、濃度が高いほど良い、と単純に考えるのは早計です。オゾンは水温が高いほど分解が速く進みやすいため、濃度が半分になるまでの時間(半減期)も短くなるとされています。

つまり、高い水温で作ったオゾン水は、濃度は高くなりやすい一方で、その濃度を保てる時間は短くなる可能性があります。40℃程度の水道水でも問題なくオゾン水を生成できますが、持続時間は短めになる可能性がある、という点は押さえておきたいところです。

これらの数値は、あくまで今回の水質・水温・生成条件での結果です。水道水の水質によっても変わるため、すべての環境に同じ数字が当てはまるわけではありません。

検証結果を実際のオゾン水づくりに活かすときの前提

この結果は、実際にオゾン水を作るときの考え方に応用できます。ポイントは、濃度の高さと持続時間のどちらを優先したいかです。

作ってすぐに使う場合は、やや高めの水温で生成し、高い濃度を狙う考え方があります。一方で、作ってから少し時間をおいて使う場合は、高温だと分解が進みやすいため、使うタイミングを意識しておくと安心です。

冬場の冷たい水道水は、そのままだと濃度が上がりにくくなります。一度常温に戻してから生成すると、効率よくオゾン水を作りやすくなります。

なお、最大濃度や対応する水量の目安は、機器によって異なります。具体的な使い方や上限は、お使いの製品の取扱説明書や仕様で確認することをおすすめします。

狙った濃度でオゾン水を作るための確認ポイント

最後に、狙った濃度のオゾン水を安定して作るために、確認しておきたい観点を整理します。

  • 原料の水温が低すぎないか(冷たすぎると濃度が上がりにくい)
  • 高濃度を狙うときは、やや高めの水温も選択肢に入れる
  • 高温で作る場合は、持続時間が短くなる可能性を踏まえて使うタイミングを考える
  • お使いの機器の最大濃度・対応水量の目安を確認しておく
  • 機器が対応する水を使う(オゾンバスターは水道水またはミネラルウォーター)
  • 濃度が安定しないときは、自分の環境で一度測定して傾向をつかむ

水温は、オゾン水の濃度を左右する身近な条件のひとつです。用途に合わせて水温を調整することで、狙った濃度のオゾン水を作りやすくなります。

オゾン水の濃度は水温で変わりますか?

変わります。今回オゾンバスターで1Lの水道水を1分間生成した検証では、常温水(23.7℃)1.1ppm、冷水(18.7℃)0.75ppm、温水(31.2℃)2.5ppmとなり、水温が高いほど濃度が上がりやすい傾向が確認できました。ただし水質によっても変わります。

冷たい水だとオゾン水の濃度が上がりにくいのはなぜですか?

検証では、冷水のほうが濃度が低い結果になりました。気体は水温が低いほど溶けやすいとされる一方、生成効率や水質など複数の要素が関わるため、結果として低めの水温では濃度が上がりにくい傾向が見られました。冬場は一度常温に戻してから生成すると作りやすくなります。

水温を高くすれば高濃度のオゾン水を作れますか?

やや高めの水温のほうが濃度は上がりやすい傾向があります。検証でも温水31.2℃で2.5ppmと最も高い結果でした。ただしオゾンは高温ほど分解が速く進みやすく、濃度を保てる時間(半減期)は短くなるとされています。高濃度と持続時間はトレードオフになる点に注意が必要です。

40℃くらいのお湯でもオゾン水は作れますか?

40℃程度の水道水でも問題なくオゾン水を生成できるとされています。ただし水温が高いほど分解が速く進みやすいため、作ったオゾン水の持続時間は短めになる可能性があります。作ってすぐ使う用途には向きますが、時間をおいて使う場合は使うタイミングを意識すると安心です。

オゾンバスターはどんな水でも使えますか?

オゾンバスターは、水道水またはミネラルウォーターでの使用が前提です。生成できる濃度や水量の目安は機器によって異なるため、具体的な上限や使い方は、お使いの製品の取扱説明書や仕様で確認することをおすすめします。

狙った濃度のオゾン水を安定して作るにはどうすればよいですか?

水温が低すぎないか確認し、高濃度を狙うときはやや高めの水温も選択肢に入れるとよいでしょう。高温で作る場合は持続時間が短くなる可能性を踏まえ、使うタイミングを考えます。濃度が安定しないときは、自分の環境で一度測定して傾向をつかむのがおすすめです。オゾンマートでは、オゾン水生成器の検証や導入相談に対応しています。