オゾン水は酸性?アルカリ性?それとも中性?|リトマス紙で液性を検証した結果
実験の様子を動画で確認
この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。
YouTubeで動画を開くオゾン水を使うとき、その水が酸性なのか、アルカリ性なのか、中性なのかが気になる方もいるかもしれません。肌や食材、金属に触れる場面では、水そのものの性質を知っておきたいものです。本記事では、オゾン水生成器「オゾンバスター」で作ったオゾン水の液性を、リトマス紙を使って検証した結果を紹介します。比較として用意した洗剤やクエン酸との違い、そして結果をどう読み取ればよいかまで整理し、オゾン水の性質を自分の使い方に当てはめて考えられる状態を目指します。
オゾン水の液性をリトマス紙で確かめた理由
オゾン水は、水にオゾンを溶かした水です。野菜の洗浄や、おもちゃ・調理器具のお手入れなど、肌や食材に近いところで使われることがあります。こうした場面では、その水が酸性なのか、アルカリ性なのか、中性なのかという「液性」が気になりやすいものです。
酸性やアルカリ性の強い水溶液には、金属を溶かしたり、肌に刺激を感じさせたりする性質があります。そのため、オゾン水がどの液性に当たるのかを知っておくと、自分の使い方に合うかどうかを考えやすくなります。
そこで今回は、オゾン水生成器「オゾンバスター」で作ったオゾン水の液性を、リトマス紙を使って確かめました。比較のために、アルカリ性の代表と酸性の代表も並べて検証しています。
検証を読み解く前提|リトマス紙でわかること・わからないこと
検証結果を正しく読み取るために、まずリトマス紙の見方を整理します。
赤色リトマス紙と青色リトマス紙は何で変化するか
リトマス紙には、赤色と青色の2種類があります。それぞれ反応する相手が決まっています。
- 赤色リトマス紙は、アルカリ性に触れると青色に変わります
- 青色リトマス紙は、酸性に触れると赤色に変わります
- どちらも変化しなければ、その液体は中性と判断できます
つまり、2種類のリトマス紙の変化を見れば、液体が酸性・中性・アルカリ性のどれに当たるかを確かめられます。
この検証でわかるのは「液性」であって、濃度や効果ではない
リトマス紙でわかるのは、あくまで液性です。オゾンの濃度が何ppmなのか、除菌や脱臭にどのくらい働くのかは、この検証ではわかりません。
液性と効果は、別の話として分けて考える必要があります。今回の検証は、「オゾン水がどんな性質の水なのか」を確かめるためのものです。
検証の設計と使用したオゾン水生成器
ここからは、実際にどのように検証したかを説明します。
比較した3つのサンプル
検証では、次の3つの水溶液を用意しました。
- オゾン水
- 弱アルカリ性洗剤の水溶液
- クエン酸の水溶液
弱アルカリ性洗剤はアルカリ性の代表、クエン酸は酸性の代表として並べています。比較の基準を置くことで、オゾン水がどの位置に当たるかをわかりやすくする狙いです。
水溶液の性質は、大きく酸性・中性・アルカリ性の3つに分かれます。それぞれの主な性質と身近な例を整理すると、次のようになります。
| 酸性 | 中性 | アルカリ性 | |
|---|---|---|---|
| 主な性質 | 金属を溶かす性質があり、酸味や刺激を感じることがあります | 酸性・アルカリ性のような強い刺激が出にくいとされます | タンパク質などを溶かす性質があり、苦味やぬるつきを感じることがあります |
| 身近な例 | レモン、酢など | 水道水など | 漂白剤、石けんなど |
使用機器「オゾンバスター」の位置づけ
検証に使った「オゾンバスター」は、家庭用・業務用のどちらにも使えるオゾン水生成器です。水の中に入れてスイッチを入れると、オゾン水を作ることができます。
最大のオゾン濃度は5ppmで、10リットル程度までの水量が目安です(実際の濃度は水質によって変わります)。使用する水は、水道水またはミネラルウォーターです。
リトマス紙による検証の結果
3つのサンプルに、それぞれ赤色・青色のリトマス紙を当てて反応を確かめました。
弱アルカリ性洗剤とクエン酸の結果
まず、比較基準として用意した2つの結果です。
- 弱アルカリ性洗剤の水溶液は、赤色リトマス紙だけが変化しました。アルカリ性であることがわかります
- クエン酸の水溶液は、青色リトマス紙だけが変化しました。酸性であることがわかります
どちらも想定どおりの反応を示しました。これで、リトマス紙が正しく機能していることも確認できます。
オゾン水の結果
続いて、オゾン水の結果です。
オゾン水では、赤色リトマス紙も青色リトマス紙も、どちらも変化しませんでした。これは、酸性でもアルカリ性でもない中性であることを示しています。水道水と同じ中性であることが確認できました。
結果からわかること|オゾン水が中性を示した意味
今回の検証では、オゾンバスターで作ったオゾン水は中性を示しました。水にオゾンを溶かした状態でも、リトマス紙の上では酸性にもアルカリ性にも傾かなかったということです。
酸性やアルカリ性の水溶液には、金属を溶かす、肌に刺激を感じる、ぬるつくといった、液性ならではの性質があります。中性の水は、こうした強い液性による影響が出にくいと考えられます。
ただし、これはあくまで液性についての話です。中性であることは、除菌や脱臭といった働きを保証するものではありませんし、どんな対象にも問題なく使えるという意味でもありません。液性と、実際の用途への向き不向きは、分けて考えることが大切です。
中性という液性を実際の用途で考えるときの前提
検証結果を自分の使い方に当てはめるときに、押さえておきたい前提があります。
水質や時間経過で結果が変わりうる点
オゾン水の状態は、元になる水の水質に左右されます。今回の濃度の目安も、水質によって変わるとされています。同じ機器を使っても、使う水によって状態が変わる可能性があります。
また、オゾン水は時間が経つと酸素に戻っていく性質があります。そのため、作り置きをして長く保管するより、使う直前に生成する考え方が基本になります。
オゾン水生成器は気体のオゾンとは扱いが異なる点
オゾンには、水に溶かして使うオゾン水と、空間に放出する気体のオゾンがあります。両者は扱い方が異なります。
オゾン水生成器は、水の中でオゾン水を作る機器です。気体のオゾンを空間に放つ機器とは別物で、生成中に人や動物が近くにいても問題ないとされています。空間に使う気体のオゾンの濃度管理や換気の話とは、分けて考える必要があります。
オゾン水の液性を踏まえて押さえておきたいこと
今回の検証で、オゾンバスターで作ったオゾン水は、水道水と同じ中性を示しました。最後に、この結果を使うときに押さえておきたい点を整理します。
- 今回わかったのは「液性」であり、除菌・脱臭の効果や濃度ではありません
- オゾン水の状態は、水質や時間経過の影響を受けます
- オゾン水生成器は、空間に使う気体のオゾンとは扱いが異なります
- 具体的な使い方や使える対象は、製品の取扱説明書や仕様で確認してください
オゾン水の液性を知っておくと、「この水はどんな性質なのか」という疑問に対して、落ち着いて判断できるようになります。除菌や脱臭の働きについては液性とは別のテーマになるため、気になる場合は、用途や対象に合わせて個別に確認していくとよいでしょう。
よくある質問
オゾン水は酸性・アルカリ性・中性のどれですか?
今回の検証では、オゾンバスターで作ったオゾン水は中性を示しました。オゾン水・弱アルカリ性洗剤・クエン酸を用意し、リトマス紙で液性を調べたところ、オゾン水は赤色・青色のどちらのリトマス紙も変化させず、水道水と同じ中性であることが確認できました。
リトマス紙の検証でわかること・わからないことは何ですか?
わかるのは液性、わからないのは濃度や効果です。赤色リトマス紙はアルカリ性で青に、青色リトマス紙は酸性で赤に変わり、両方変化しなければ中性と判断できます。一方で、オゾンの濃度や、除菌・脱臭への働きはこの検証では確認できないため、別のテーマとして分けて考える必要があります。
オゾン水が中性だと、どんなことが言えますか?
強い液性による影響が出にくいと考えられます。酸性やアルカリ性の水溶液は金属を溶かしたり刺激を感じさせたりする性質がありますが、中性の水ではそうした影響が出にくいとされます。ただし、これは液性の話であり、効果や安全性を保証するものではないため、用途への向き不向きは別に確認してください。
オゾンバスターはどんな水で使えますか?
使用できるのは水道水またはミネラルウォーターです。オゾンバスターは家庭用・業務用に使えるオゾン水生成器で、最大オゾン濃度は5ppm、10リットル程度までの水量が目安です。実際の濃度は水質によって変わります。詳しい仕様は製品ページでご確認いただけます。
作ったオゾン水は保存しておけますか?
長く保存するより、使う直前に作る考え方が基本です。オゾン水は時間が経つと酸素に戻っていく性質があるため、作り置きには向きにくいとされます。必要なときに生成する使い方が、状態を保つうえで考えやすい方法です。他のオゾン水生成器もあわせて検討できます。
この検証はどこが行っていますか?
オゾンマートが自社で実施した検証です。オゾンマートは2008年からオゾンに取り組み、オゾン専業17年、導入実績は2万社を超えます。日本のオゾン発生器4大メーカーの1角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っており、製品を用いた検証や情報発信を続けています。

