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靴の臭いにオゾンは効くのか|密閉実験で見たにおい数値の変化と確認したい前提

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実験の様子を動画で確認

この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。

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梅雨や夏、冬のブーツなど、靴の中は蒸れて臭いが発生しやすくなります。消臭スプレーをかけても、翌日にはまた臭う、という経験をした方も多いのではないでしょうか。この記事では、靴の臭いにオゾンがどう作用するのかを、実際ににおいを数値で測りながら確かめた検証を紹介します。あわせて、その結果を実際の靴ケアに応用するときに確認したい前提も整理します。

靴の臭いをオゾンで消せるか検証した目的

靴の臭いは、感じ方に個人差があり、「効いた」「効かなかった」が言葉だけでは伝わりにくい対象です。そこで今回の検証では、靴の臭いの強さを数値にして、オゾンを当てたときに数値がどう変わるのかを測りました。

靴の消臭実験の概要を示した図

この検証で確かめたかったこと

確かめたかったのは、靴の臭いに対してオゾンが作用するのか、作用するならどのくらいの時間で数値が変化するのか、という点です。においを数値で記録することで、変化の有無と速さを目で見える形にしています。

靴の臭いが落ちにくい理由

靴の臭いが繰り返しやすいのには理由があります。足の裏からは、1日にコップ1杯ほどの汗が出るとも言われています。そのため靴の中は高温多湿になりやすく、菌が繁殖しやすい環境になります。

この繁殖した菌が、臭いのもとになっていると考えられています。消臭スプレーは、においを一時的に抑えるのには役立ちますが、菌そのものが残っていれば、時間が経つと再び臭いが出やすくなります。臭いが戻りやすいのは、こうした仕組みが背景にあります。

検証の設計と使用した測定機器

検証では、靴の臭いを安定して測れるように、空間と測定方法を決めて行いました。

靴を50cm四方の密閉BOXに入れて臭気をためている様子

靴の臭気を密閉BOXにためる方法

50cm四方のBOXの中に靴を入れ、臭気をためました。空間を区切ってにおいをためることで、外気の影響を受けにくくし、数値の変化を追いやすくしています。

使用した測定器と、数値が示すもの

においの測定には、神栄テクノロジー株式会社製のハンディにおいモニター「OMX-ADM」を使いました。これは、においの強さを数値にして表示する測定器です。

BOX内の靴の臭いは、数値が約450前後で安定していました。この数値は、においの強さを相対的に示す値です。空気中のオゾン濃度を表すものではない点に注意してください。以降で出てくる「約450」「0」という値は、すべてこのにおいモニターの読み取り値を指します。

オゾン噴霧で靴の臭いの数値がどう変化したか

におい数値が約450前後で安定したことを確認したうえで、オゾンの噴霧を始めました。

オゾン噴霧後に密閉BOX内のにおい数値が0になった測定結果

噴霧開始からの数値の推移

噴霧を開始すると、におい数値は下がり始めました。経過は次のとおりです。

  • 噴霧前:約450前後で安定
  • 噴霧開始直後:数値が下がり始める
  • 約18秒後:数値が0になった

実験前後の比較

実験前のにおい数値が約450だったのに対し、実験後は0になりました。20秒足らずの間に、BOX内のにおい数値が大きく下がる結果となっています。

密閉BOX内のにおいモニター読み取り値(条件:50cm四方の密閉BOX)

実験前 約450 → 実験後 0(所要 約18秒

数値から読み取れることと、オゾンが臭いに作用する仕組み

この結果からは、密閉したBOXという条件のもとで、オゾンが靴のにおい成分に速やかに作用したと読み取れます。香りでにおいを覆う方法とは異なり、においのもとに直接はたらきかける形での変化と考えられます。

オゾンは、強い酸化作用を持つ気体です。この酸化作用によって、においの原因となる成分や菌に作用し、においの強さを低減させたと考えられます。また、オゾンはにおい成分などと反応したあと、酸素に戻る性質があるとされています。

ただし、ここで分かるのはあくまで「この条件で数値が下がった」という事実です。すべての靴やすべての臭いで同じ結果になると一般化はできません。臭いの種類や染みつきの度合いによって、変化の出方は異なる可能性があります。

密閉BOXの結果を実際の靴ケアに応用するときの前提

検証データは、オゾンがにおい成分に作用しうることを示す材料になります。一方で、この結果をそのまま日常の靴ケアに当てはめる前に、いくつか確認しておきたい前提があります。

これは密閉空間での結果であること

今回の数値は、50cm四方の密閉BOXという限られた条件で得られたものです。実際の玄関や下駄箱のような開けた空間では、空間の広さや空気の流れによって条件が変わります。そのため、「20秒で0になる」という時間が、そのまま家庭の環境に当てはまるわけではありません。

使用した機器のタイプと使用条件

今回使用したオースリークリア3は、業務用のオゾン発生器です。人やペットがいない無人環境での使用を前提とした機器で、人やペットがいる環境での使用は想定されていません。

そのため、家にいながら、あるいは子どもやペットのそばで気軽に靴を消臭する、という使い方は前提にできません。靴ケアにオゾン発生器を検討する場合は、その機器が有人環境を想定したものか、無人環境を前提としたものかを、製品仕様や取扱説明書で確認することが出発点になります。

使用後の換気と運用の考え方

無人環境を前提とする業務用のオゾン発生器では、使用中は人やペットが入らない状態にし、使用後に換気を行う運用が基本になります。玄関や下駄箱で使うことを考えるなら、その空間で無人の時間を確保できるか、使用後に換気できるかを先に整理しておくと、運用に無理が出にくくなります。

靴の臭い対策でオゾンを検討するときの判断観点

ここまでの内容を踏まえ、靴の臭い対策でオゾンを検討するときに確認しておきたい観点を整理します。

  • 臭いの原因が、菌の繁殖や素材への染みつきによるものか
  • 使う空間で、人やペットがいない無人の時間を確保できるか
  • 使用後に換気できる環境か
  • 検討する機器が、有人環境を想定したものか、無人環境を前提としたものか
  • 製品仕様や取扱説明書で、使用条件を確認できるか

密閉実験のデータは、オゾンが靴のにおい成分に作用しうることを示す手がかりになります。ただし、実際に使うかどうかは、自分の使う空間の条件と、検討する機器のタイプを合わせて判断することが大切です。数値の強さだけで決めず、使用条件まで確認したうえで検討する姿勢が、結果として失敗の少ない選び方につながります。

ご購入いただいたお客様の声

よくある質問

靴の臭いにオゾンは効果がありますか?

密閉した実験では、オゾンを当てた後ににおいの数値が大きく下がる結果が出ています。今回の検証では、密閉BOX内の靴のにおい数値が、オゾン噴霧後に短時間で0まで下がりました。ただしこれは限られた条件での結果で、靴や臭いの種類によって変化の出方は異なる可能性があります。

なぜ消臭スプレーだと靴の臭いが戻りやすいのですか?

消臭スプレーは香りで覆う面が強く、臭いのもとになる菌が残ると再び臭いやすいためです。足の裏からは1日にコップ1杯ほどの汗が出るとも言われ、靴の中は高温多湿で菌が繁殖しやすい環境です。スプレーで一時的に抑えても菌が残れば、時間が経つと臭いが出やすくなります。

実験ではどのくらいの時間で靴のにおい数値が下がりましたか?

50cm四方の密閉BOX内で、におい数値が約450から約18秒で0になりました。噴霧の開始直後から数値は下がり始め、20秒足らずで0に達しています。なお、ここでの数値はにおいモニターの読み取り値で、空間の広さによって時間は変わります。ほかの実験はオゾンラボでも紹介しています。

実験に出てくる「ppm」はオゾン濃度のことですか?

いいえ、ここでのppmはにおいモニターが示すにおいの強さの数値で、オゾン濃度とは別物です。測定には神栄テクノロジー社のハンディにおいモニター「OMX-ADM」を使用しています。におい成分の強さを相対的に表す値のため、空気中のオゾン濃度の指標とは区別して見る必要があります。

靴の消臭にオゾン発生器を使うとき、注意することはありますか?

使う機器が有人環境向けか無人環境前提かを、製品仕様で確認することが大切です。今回使用したオースリークリア3は業務用で、人やペットがいない無人環境での使用が前提です。使用中は人やペットを入れず、使用後に換気を行う運用が基本になります。機器のタイプ別の違いは製品一覧でも確認できます。

オゾンマートはどのような会社ですか?

オゾンマートは、2008年のオゾン製品販売開始以来、オゾン専業で情報発信を続けています。オゾン専業17年、導入実績は2万社を超えます。日本のオゾン発生器4大メーカーの1角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。詳しくは会社概要をご覧ください。