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オゾンでタバコ臭はどこまで下がる?密閉空間の消臭実験で臭気数値の変化を検証

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実験の様子を動画で確認

この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。

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タバコ臭の消臭を検証するオゾンクルーラーの実験イメージ

タバコのニオイは、換気をしてもなかなか取り切れないことがあります。煙そのものだけでなく、ニオイの成分が衣類やカーテン、壁などに付着して残りやすいためです。

この記事では、家庭用・業務用兼用のオゾン発生器「オゾンクルーラー」を使い、密閉空間に溜めたタバコ臭がどのくらいの時間でどの程度下がるのかを、においモニターの数値で検証した結果を紹介します。あわせて、この結果を実際の部屋や車内、客室で考えるときの前提も整理します。

タバコ臭の消臭をオゾンクルーラーで検証した目的と実験設計

オゾンがタバコ臭にどのように働くのかは、言葉だけでは分かりにくい部分です。そこで、数値で変化を確かめる検証を行いました。

この検証で確かめたこと

確かめたのは、オゾンクルーラーを運転したときに、タバコ臭の強さがどのくらいの時間で、どの程度下がるかという点です。ニオイの感じ方には個人差があります。そのため、感覚ではなく測定器の数値で変化を追いました。

実験の設計と条件

検証は、次の条件で行いました。

  • 空間:50cm四方の密閉空間
  • ニオイの発生源:タバコの吸い殻
  • 使用機器:オゾン発生器「オゾンクルーラー」

まず密閉空間にタバコの吸い殻を置き、臭気を溜めた状態をつくります。そのうえでオゾンクルーラーを運転し、数値の変化を観察しました。空間を密閉した小さな箱に限定しているのは、外気の影響を抑えて変化を見やすくするためです。

使用した測定器とニオイ数値の見方

臭気を数値化するハンディにおいモニター OMX-ADM

測定には、神栄テクノロジー株式会社製のハンディにおいモニター「OMX-ADM」を使いました。この機器は、空間のニオイの強さを数値化し、脱臭前後の変化を確認できます。

この記事で示す数値は、においモニターが表示する「臭気の数値」です。オゾンそのものの濃度を示すppm(オゾン濃度)とは別の指標になります。どちらも数値で表されるため混同しやすいのですが、ここでの数値は「ニオイの強さの目安」と捉えてください。数値が大きいほどニオイが強く、小さくなるほど弱まっていることを表します。

検証の前提|タバコ臭が残りやすい理由とオゾンの作用

数値を見る前に、タバコ臭がなぜ残りやすいのか、そこにオゾンがどう関わるのかを整理しておきます。

タバコ臭が繊維や壁に残りやすい理由

タバコ臭の原因となる成分は、粒子がとても小さいとされています。そのため、衣類やカーテンなどの繊維のすき間に入り込みやすい性質があります。一度入り込んだ成分は、時間が経っても自然には抜けにくく、不快なニオイとして残りやすくなります。壁紙やシートなど、表面に密着しやすい場所も同様です。

消臭スプレーで臭い戻りが起きる理由

消臭スプレーは、ニオイの成分を香りで覆う形のものが多くあります。この場合、ニオイの成分そのものが減るわけではありません。時間の経過とともに香りが薄れると、元のニオイが再び感じられる「臭い戻り」が起こることがあります。

オゾンがニオイ成分に作用する考え方

オゾンは酸化する力を持つ気体です。ニオイの成分に触れると、その成分に働きかけて、ニオイとして感じにくい状態へ変化させると考えられています。香りで覆うのではなく、成分そのものに作用する点が、消臭スプレーとの違いです。また、オゾンは反応したあと、酸素に戻るとされています。

検証の経過と結果|臭気数値の推移

実際の数値の推移は、次のとおりです。いずれも、においモニターが示した臭気の数値です。

経過時間 においモニターの数値(臭気の数値)
オゾン運転前 190〜220
運転開始から30秒後 26
運転開始から60秒後 6
運転開始から2分30秒後 0
オゾン運転中ににおいモニターの数値が下がっていく様子

運転前は190〜220だった数値が、30秒後には26まで下がりました。さらに60秒後には6となり、2分30秒後には0になっています。この50cm四方の密閉空間という条件では、短い時間でニオイの数値が大きく下がる結果となりました。

運転2分30秒後ににおいモニターの数値が0を示した様子

数値の推移から読み取れること

この結果からは、いくつかのことが読み取れます。

まず、数値の下がり方が運転の初期に大きいという点です。最初の30秒で数値が大きく下がり、その後も低い値へと推移しています。これは、密閉された小さな空間でオゾンが行き渡りやすく、ニオイの成分と接触しやすかったためと考えられます。

一方で、注意したいのは、この数値が「この空間容積・この条件での結果」だという点です。空間が広くなったり、ニオイの付着が深かったりする場合に、同じ時間で同じように下がるとは限りません。検証の数値は、オゾンの作用を確かめるための目安として捉えるのが適切です。

検証結果を実空間に当てはめるときに押さえる前提

この検証は、条件をそろえた密閉空間で行ったものです。実際の生活空間に当てはめて考えるときには、いくつかの前提を押さえておく必要があります。

50cm四方の密閉空間と実空間の違い

検証は50cm四方の密閉空間でした。実際の部屋や車内は、これよりはるかに容積が大きく、形も複雑です。次のような違いがあります。

  • 容積:実空間のほうが大きく、空間全体に行き渡るまでの考え方が変わる
  • 付着の深さ:長期間の喫煙では、繊維の奥や壁紙に深く付着している場合がある
  • 換気の状況:窓やすき間からの空気の出入りがある

このため、実空間では、空間の広さや付着の程度に応じて、運転時間や使い方を考える必要があります。

機器分類と使用モードの整理

オゾン発生器には、家庭用、業務用、家庭用・業務用兼用といった種類があります。使用できる条件は、機器の種類によって異なります。「オゾン発生器は部屋を空けないと使えない」と一括りにはできません。

今回使用したオゾンクルーラーは、家庭用・業務用兼用の機器です。低濃度モードと高濃度モードがあり、モードによって使い方の前提が変わります。

  • 低濃度モード:人がいる空間でも使える設計のモード
  • 高濃度モード:人や動物が室内にいない状態で使う前提のモード

タバコ臭のように強く付着したニオイには、高濃度モードを無人の状態で短時間作用させる使い方が中心になりやすいです。一方、日常的な軽いニオイのケアには、低濃度モードを選ぶ考え方もあります。「部屋を空けられないからオゾンは無理」と決めず、モードと製品仕様を確認して考えることが大切です。なお、具体的な運転時間や注意事項は、製品ごとの仕様や取扱説明書で確認してください。

部屋・車内・客室でタバコ臭にオゾンを使うときの考え方

最後に、実際の場面ごとに、どう考えればよいかを整理します。場面によって、空間の広さや付着の程度、人がいるかどうかが変わるためです。

住居の部屋の場合

喫煙していた部屋では、ニオイが家具やカーテン、壁紙に付着していることがあります。付着が強い場合は、人やペットがいない時間に高濃度モードで作用させる使い方が考えやすいです。普段の軽いニオイケアであれば、低濃度モードを選ぶ方法もあります。いずれの場合も、運転後の換気とあわせて考えると整理しやすくなります。

車内の場合

車内は空間が狭い一方で、シートや天井にニオイが深く付着しやすい場所です。中古車の納車前など、人が乗っていないタイミングでの脱臭に使われることがあります。高濃度モードを使う場合は、使用中と使用直後は車内に乗らないようにし、終わったあとに換気する流れが基本になります。

ホテル客室など接客・宿泊空間の場合

ホテルの客室のように、人の出入りがある空間では、客室の入れ替え時など無人になるタイミングでの使用が考えやすいです。実際に、オゾン発生器はホテルや不動産、中古車販売などの現場でも使われています。客室の広さによっては、空間に見合った機器や運転時間を選ぶ必要があります。導入を検討する際は、対象となる空間の規模と運用のタイミングを整理しておくと、機器選びの判断がしやすくなります。

場面ごとの使い方を踏まえたうえで、似た環境での導入例や、空間に合う機器の仕様を先に確認しておくと、検討を進めやすくなります。実際の現場での使われ方は導入事例で、機器ごとの仕様や違いはオゾン発生器の製品一覧で確認できます。

よくある質問

タバコ臭はオゾンで消えますか。

タバコ臭は、オゾンで数値上は大きく下げられることが、密閉空間の消臭実験で確認できました。実験では、においモニターの数値が運転前の190〜220から、2分30秒後には0まで下がっています。ただしこれは密閉した小さな空間での結果です。実際の部屋では空間の広さや付着の程度で変わるため、条件に応じた使い方を考えることが大切です。オゾンラボの実験一覧もご覧いただけます。

実験で出てくる「ppm」はオゾン濃度のことですか。

いいえ、実験で示した数値は、においモニターが表示する臭気の数値で、オゾン濃度のppmとは別の指標です。どちらも数値で表されるため混同しやすいのですが、ここでの数値は「ニオイの強さの目安」です。数値が大きいほどニオイが強く、小さいほど弱まっていることを表します。オゾン濃度は、機器のモードや空間の広さによって決まる別の値です。

実際の部屋でも2分30秒でタバコ臭は消えますか。

実際の部屋では、実験と同じ時間で同じように下がるとは限りません。実験は50cm四方の密閉空間で、外気の影響を抑えた条件でした。実際の部屋や車内は容積が大きく、換気もあり、ニオイが繊維や壁紙に深く付着している場合もあります。そのため、空間の広さや付着の程度に応じて運転時間や使い方を考えることが大切です。試してから判断したい場合はレンタルという方法もあります。

タバコ臭にはどのモードを使えばよいですか。

強く付着したタバコ臭には、無人で使う高濃度モードが中心になりやすいです。今回使ったオゾンクルーラーは家庭用・業務用兼用で、人がいる空間でも使える低濃度モードと、人やペットがいない状態で使う高濃度モードがあります。日常の軽いニオイケアは低濃度、しっかり脱臭したいときは無人での高濃度、と使い分ける考え方です。運転時間などはオゾンクルーラーの製品仕様で確認してください。

車やホテルの客室でもオゾンは使えますか。

人が乗っていない、または客室が無人になるタイミングであれば使えます。車内は中古車の納車前など、無人のときの脱臭に使われることがあります。ホテルでは客室の入れ替え時など、人の出入りがない時間での使用が考えやすいです。実際にホテル自動車関連の現場でも使われています。使用中と直後は立ち入らず、終わったあとに換気する流れが基本です。

この記事の情報はどこが発信していますか。

この記事は、オゾン専業17年のオゾンマート編集部が発信しています。運営するアースウォーカートレーディングは2008年からオゾンに取り組み、導入実績は2万社を超えます。日本のオゾン発生器4大メーカーの1角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。実験や製品の情報は、自社の検証と製品仕様にもとづいて整理しています。