ホテル共用部の脱臭・除菌をオゾン発生器で実現
ホテル共用部をお客さまにとって快適・安全な空間にするにはどうすれば良いか。オゾン発生器の活用方法と併せて説明します。
ここ数年、日本政府の訪日ビザの緩和により、訪日観光客が大幅に増加しており、2016年は、2013年と比べて2倍以上となることは確実な状況です。しかしながら、観光産業はアップダウンが激しい業界でもあります。
2011年には東日本大震災が発生し、2010年比で訪日外国人数がマイナス27.8%を記録するなど、何か一つの要因で前年比大幅減というのがあり得る業界です。
だからこそ、訪日観光客の伸びが止まる時がきても、「ホテル予約サイトを探して、一番安いからたまたま選んだ」という宿泊客ばかりではなく、「一度泊まったが良かったので、また泊まりたい」と思ってもらえる、リピーター育成をいかに行うかが重要になります。
今回はホテルの共用部の脱臭・除菌を、オゾンを使って効率化する方法についてお伝えします。まず前提として、ホテルの客室を清掃するときは「誰もいない環境で清掃可能」ですが、共用部は「常に誰かがいる状態」であるため、客室とは別な方法で清掃しなければなりません。
では、どのような場所で脱臭・除菌が必要かを見ていきたいと思います。
ホテル客室の多くは、喫煙可能な部屋と禁煙室に分かれているかと思います。
もちろん臭いがこもるのは喫煙室です。
ホテルの部屋という、気密性の高い場所で吐き出されたタバコの煙は、容易に外には逃げていかないためです。
こうして部屋にこもった臭いは、窓や部屋のドアを開けるだけでは消臭する事ができません。
ひとたびタバコを部屋の中で吸われると、室内の物全てにタバコの臭いが染み込みます(リネン類だけではありません)。
リネン類を全て取り替えるのは当然ですが、天井まで含めた部屋の隅々を毎度拭き掃除するのは、事実上不可能です。
よって、喫煙可能な部屋の臭いの処理に苦労されているホテル経営者は多いようです。
ここで役に立つのが、オゾン発生器です。
オゾン発生器は、強力なものだと、10分ほど部屋を閉め切ってオゾンを発生させることで、部屋全体を脱臭してしまうことができます。
臭いの分子を包み込むが、もとの臭いを消すことができない芳香剤と異なり、オゾンにより分子レベルで臭いを分解します。
オゾン消臭の完全性の高さの理由はここにあります。
ホテルの喫煙可能部屋のフロアを清掃する人が、清掃用具とともに、1台か2台、オゾン発生器を持って周り、タバコの臭いがする部屋にはオゾン発生器の電源をいれ、部屋を閉め切っておきます。
ある程度時間が経過したら、部屋に入りオゾン発生器を回収して、また次の部屋に設置、ということを繰り返すことで、喫煙可能な部屋の消臭は高いレベルで実現可能です。
これは、部屋掃除時間の短縮にもつながるため、費用対効果の高い投資といえます。
1.ホテルのフロント・カフェ・レストラン
フロントはホテルの顔であると同時に、ホテルの中で最も多くの人が出入りする場所です。ホテルスタッフ、宿泊客、来訪客、またコーヒーを飲みに来た飲食客、それから大型ホテルであれば、会議・婚礼・パーティー・展示会で利用する人も多いです。
ホテルのフロントで最も細菌やウイルスに晒される可能性が高いのは、ホテルのフロントスタッフです。受付に長時間おり、多くのお客様と相対して対応するため、お客様から風邪やウイルスなどが移りやすいのです。これ以外にも、フロントのカフェで長時間過ごす方にも危険があります。
フロントに最適な方法は「オゾンクルーラー」を利用した方法です。常時稼働させておくことが可能なので、頻繁にスイッチをON/OFFする必要もありません。ホテルのフロント近くに1台配備しておくことで、フロント付近の脱臭・除菌が実現できますし、もし大型のホテルであれば、要所要所に配備しておけばさらに効果が高まります。
2.廊下
宿泊客の廊下滞在時間は非常に短いです。エレベーターを降りて、一直線に部屋に向かって入室するので、1分もいないことがほとんどでしょう。
しかし、廊下での除菌が重要な場合があります。2006年の東京メトロポリタンホテルで起こった、300人以上のノロウイルス集団感染事故は、廊下のカーペットにしみ込んだお客様の吐しゃ物にノロウイルスが含まれており、清掃後も除菌ができておらず空気中に菌がばらまかれたことが原因でした。
廊下に対するアプローチは2つです。1つは「オゾンクルーラー」で常時除菌を行うことです。
そしてもう1つは、カーペットなど布にしみ込んだ汚れをオゾン水で落とすことです。高い濃度のオゾン水を大量に早く作って、時間をかけずにオゾン水除菌を行うためには業務用オゾン水生成器である「オゾンバスターPRO」を利用するのがおすすめです。
オゾン水で除菌することで、布地にしみ込んだ細菌やウイルスをほぼ完全に取り除くことができます。これにより、「カーペットなどの布地を洗浄したが、実は細菌やウイルスが残存していて、乾燥した後に舞い上がって集団感染を発生させる」リスクをほぼなくすることができます。
3.プール・大浴場・ジム
プールや大浴場の水・お湯は法律により正しく消毒されているホテルがほとんどだと思います。
危険なのは、プールや大浴場ではなく、更衣室だと言われています。広くない空間を多くの人が利用し、細菌やウイルスが充満しやすい環境であるからです。細菌が湿度が高いため細菌が繁殖しやすいという点もあります。これは、ホテル備え付けのジムも同様です。更衣室であれば、のんびり体を拭いて、着替えて、髪を乾かして、コーヒー牛乳を飲んで、としていると20分や30分を過ごす場合も多いでしょうし、ジムとなると1時間以上過ごす人もいます。
こうした環境であれば、「オゾンクルーラー」を常時稼働させておくことが望ましいです。
4.荷物預かり所
プールや大浴場の水・お湯は法律により正しく消毒されているホテルがほとんどだと思います。
危険なのは、プールや大浴場ではなく、更衣室だと言われています。広くない空間を多くの人が利用し、細菌やウイルスが充満しやすい環境であるからです。細菌が湿度が高いため細菌が繁殖しやすいという点もあります。これは、ホテル備え付けのジムも同様です。更衣室であれば、のんびり体を拭いて、着替えて、髪を乾かして、コーヒー牛乳を飲んで、としていると20分や30分を過ごす場合も多いでしょうし、ジムとなると1時間以上過ごす人もいます。
こうした環境であれば、「オゾンクルーラー」を常時稼働させておくことが望ましいです。
5.ホテル業界での導入事例
当社のオゾン発生器をご利用頂いているホテル様に取材した内容を、事例としてまとめておりますので、ご紹介させていただきます。 「宮島の宿 聚景荘様・導入事例」です。
こちらではオゾンクルーラーをフロントに設置し、24時間稼働させ、オースリークリア3は送迎車や客室など、必要な箇所に持ち運び、使用しています。
宮島の宿 聚景荘 様
- 導入事例を見る -
オゾンマートのオゾン発生器は、他にも多くの宿泊施設様でご利用いただいております。
当社では定期的にユーザー様へ取材を行なっており、事例集としてご紹介させていただいております。ぜひご覧ください。
6.当ページでご紹介したオゾン発生器
7.宿泊施設向け資料
宿泊施設に導入されている脱臭用(ウイルス対策用)オゾン発生器比較表。日本国内の宿泊施設にヒアリングした結果、よく使われている導入率の高いオゾン発生器6機種を比較しました。