オゾンには副作用がある?人体への影響や安全性について解説

オゾンを除菌や消臭のために使用することを検討しているけれど、「副作用があるのでは?」と不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、オゾンは適切な使用方法をきちんと守れば、副作用を気にすることなくそのメリットを活用できる安全性の高いものとなっています。
本記事ではオゾンが持つ副作用のリスクと、基本的な安全性の高さについて解説します。

オゾンに副作用があるのか分からないと、いくら除菌などに効果的と言われても導入は躊躇されるでしょう。
そこで以下では、オゾンの使用時に人体への副作用があるのかについて解説します。

オゾンそのものには副作用がある

オゾンは除菌、殺菌、消臭、害虫忌避、カビ対策など、さまざまな用途に使用されています。
近年は新型コロナウイルスにも効果があると証明されたため、注目度がさらに高まっています。
その結果、オゾンは一般的に使用されるようになりましたが、オゾンという物質そのものには有害性があり、副作用をもたらす可能性がある点に注意が必要です。
使い方を間違えると、人体に悪影響を与えることも否定できません。
そのためオゾンで除菌や消臭を行う際には、その副作用の内容と使用方法を正しく理解するのが重要です。

オゾンの副作用のなかには、人体に影響を与えるものも多いです。
以下では、オゾンの副作用の詳細について解説します。

注意

オゾンは濃度によって人体に副作用がある

まず前提として、オゾンは濃度が薄ければ副作用を心配する必要はありません。
基準値を把握した上で濃度が低くなるように調整できれば、副作用によって何かトラブルが起きる可能性は低くなるでしょう。
その一方で、オゾンの濃度が高い場合には、その量によって人体に影響が出るとされています。
濃度が高いほど深刻な副作用を被る可能性があるため、事前にオゾンの濃度によって生じる症状を把握しておく必要があるでしょう。
具体的には、オゾンの濃度によって以下のような症状が出ると言われています。

オゾン濃度(単位:ppm)   身体への影響
0.01~0.02 ppmオゾンのにおいを感じる
0.1 ppm~鼻やのどに刺激を感じる
0.2~0.5 ppm視力の低下が起きる
0.4~0.5 ppm上部気道に刺激を感じる
0.6~0.8 ppm胸痛や激しい咳が発生する
1~2 ppm過度な疲労感や頭痛・頭重を感じる他、呼吸機能の変化が起きる
5~10 ppm呼吸困難や脈拍増加が発生する
15~20 ppm小動物などは2時間程度で死亡する危険な濃度
50 ppm~生命危機のレベルに達し、人間でも1時間程度で死亡する可能性が出てくる
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京都大学 東南アジア地域研究研究所

日本の大気環境基準では、光化学オキシダントが規制項目となっており,濃度は1時間値(1時間の平均濃度)がO.06ppm以下とされています。また、WHO(世界保健機関)のガイドライン値では、オゾンとして濃度が 120μg/m3、平均曝露時間は8時間とされています。なお、光化学オキシダントとは工場や自動車から排出される窒素酸化物や炭化水素が太陽光からの紫外線エネルギーに反応してできるオゾンを含んだ大気汚染物質の総称で、光化学オキシダントそのものではないため、基準値の適用には注意が必要です。

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京都大学 東南アジア地域研究研究所

日本の大気環境基準では、光化学オキシダントが規制項目となっており,濃度は1時間値(1時間の平均濃度)がO.06ppm以下とされています。また、WHO(世界保健機関)のガイドライン値では、オゾンとして濃度が 120μg/m3、平均曝露時間は8時間とされています。なお、光化学オキシダントとは工場や自動車から排出される窒素酸化物や炭化水素が太陽光からの紫外線エネルギーに反応してできるオゾンを含んだ大気汚染物質の総称で、光化学オキシダントそのものではないため、基準値の適用には注意が必要です。

オゾンには、上記のような副作用が発生する可能性があります。
そのためオゾンを使用する際には、いくつかの注意点を把握しておく必要があるでしょう。

オゾンクラスター1400の使用例

多量のオゾンを発生させる機器を人がいる場所で使わない

業務用のオゾン発生器は、多量のオゾンを発生させる機能を持つものが多いです。
オゾンの濃度が高くなると人体に有害な副作用を及ぼす可能性があるため、人のいる場所での使用は制限したほうがよいでしょう。
業務用のオゾン発生器を使用する場合には、副作用のリスクがあることを周知させ、人がいないことを確認した上で使用するのがポイントです。
また、オゾン発生器の使用中に人が入らないように、看板の設置や担当者による見張りなどを行う必要もあります。

換気が必要になるケースもある

通気性の悪い環境でオゾン発生器を使用し続けると、オゾンが充満して濃度が高まる可能性があります。
業務用ではない一般的なオゾン発生器でも、使用環境次第では副作用の危険が懸念されるでしょう。
オゾンの濃度が高まると、独特のにおいが感じられるようになります。
万が一不自然なにおいを感知したら、すぐに換気を行って対処するのがポイントです。

オゾン発生器の適用範囲を確認する

オゾン発生器には、製品仕様に適用床面積が設定されています。
その適用範囲内で使用しないと、副作用のリスクが高まる点は事前に把握しておきましょう。
オゾン発生器を導入する際には、設置する場所を明確にして面積を確認し、使用環境に合った製品を選ぶのが重要です。
オゾン発生器はさまざまなニーズ・用途に合わせて、多くの種類が製造されています。
まずはどのような製品があるのかチェックして、求める用途に合ったオゾン発生器を探してみましょう。

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京都大学 東南アジア地域研究研究所

オゾンは化学的にとても不安定な物質であるため、一旦標準物質を作っても短い時間のうちにその濃度が変化してしまうため、他の大気物質と同じ方法を使うことはできません。また、濃度を測りたい地点で大気の試料を採取し、実験室に持ち帰って測定することも不可能です。ではどうすれば測ることができるのかというと、オゾン濃度を測る場合には、標準物質を作るのですが、その標準物質を作った際にその情報を計測機器に覚えさせ(記録し)、その計測機器の情報をもとにして、測定するという方法をとります。

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京都大学 東南アジア地域研究研究所

オゾンは化学的にとても不安定な物質であるため、一旦標準物質を作っても短い時間のうちにその濃度が変化してしまうため、他の大気物質と同じ方法を使うことはできません。また、濃度を測りたい地点で大気の試料を採取し、実験室に持ち帰って測定することも不可能です。ではどうすれば測ることができるのかというと、オゾン濃度を測る場合には、標準物質を作るのですが、その標準物質を作った際にその情報を計測機器に覚えさせ(記録し)、その計測機器の情報をもとにして、測定するという方法をとります。

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オゾンは使用時の安全性を確保するために、さまざまな基準が設けられています。

ルール

日本産業衛生学会の作業環境基準

「日本産業衛生学会」は、「作業環境基準」として以下のオゾンの使用における基準を作っています。
具体的な内容は、以下のようになっています。

  許容濃度   0.1 ppm(0.2mg/m3)1日8時間週40時間程度かつ、
肉体的に激しくない労働を行っても、この数値以下であれば
ほとんど全ての労働者に副作用の心配はないとされる基準

日本産業衛生学会としては、「0.1 ppm(0.2mg/m3)」という基準さえ守れば、副作用の心配はないとしています。
オゾン発生器を使用する際の1つの基準として、0.1 ppm(0.2mg/m3)という数値を参考にすることも考えられるでしょう。

室内環境基準

オゾンの室内使用時における許容濃度を定めた「室内環境基準」は、「アメリカ合衆国食料医薬品局(FDA)」が決めたものと「日本空気清掃協会」が決めたものの2種類があります。
具体的な基準は、それぞれ以下のようになっています。

アメリカ合衆国食料医薬品局(FDA)0.05ppm(24h)(最大許容濃度)
    日本空気清掃協会     最高0.1ppm 平均0.05ppm

それぞれ基準となる数値には違いがあるため、両方の内容を把握した上で使用方法に注意するのがポイントです。

業務用のオゾン発生設備に関する基準

業務用オゾン発生器には、「オゾン利用に関する安全管理規準」が設けられています。
具体的には「オゾン発生設備が収納されている室内のオゾン濃度が0.1ppm を越えた場合、警報を発する手段を講じる必要がある」と定められているのです。
そのため万が一オゾン発生器の使用中に室内の濃度が高まっても、それを知らせる機能があるため安心して利用ができます。
オゾン発生器における警報の発する基準は、日本産業衛生学会と同様に「労働者が1日8時間、週40時間程度かつ肉体的に激しくない労働を行っても問題のない数値」がとなっています。

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京都大学 東南アジア地域研究研究所

現在、オゾン濃度は紫外線吸収法という方法によって決定しています。この方法は、オゾンが紫外線領域に強い吸収帯をもつという物理的性質に基づいています。オゾンを封入した容器に紫外線をあてると、その容器を通過して出てくる紫外線は容器に入る前よりも弱くなって出てきます。これは紫外線がオゾンによって吸収されたことを意味しており、この吸収される割合は容器の中に封入したオゾンの量に比例します。したがって、容器に入る前とオゾンに吸収された後の容器から出てきた紫外線量を測定すれば容器の中にあるオゾンの濃度を求めることができます。

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京都大学 東南アジア地域研究研究所

現在、オゾン濃度は紫外線吸収法という方法によって決定しています。この方法は、オゾンが紫外線領域に強い吸収帯をもつという物理的性質に基づいています。オゾンを封入した容器に紫外線をあてると、その容器を通過して出てくる紫外線は容器に入る前よりも弱くなって出てきます。これは紫外線がオゾンによって吸収されたことを意味しており、この吸収される割合は容器の中に封入したオゾンの量に比例します。したがって、容器に入る前とオゾンに吸収された後の容器から出てきた紫外線量を測定すれば容器の中にあるオゾンの濃度を求めることができます。

食品添加物として使用可能

日本とアメリカでは、オゾンを食品添加物として使用することが認可されています。
食品に使用しても問題ないと判断されるほど、オゾンの安全性は高いことが認められているのです。
もちろん濃度が高くなることで発生する副作用には注意が必要ですが、基本的に安全な物質として使用されている点も把握しておきましょう。

さまざまな施設の除菌や感染対策に使用されている

オゾンはすでにあらゆる環境において、除菌や感染対策目的で使用されています。
公共施設、飲食店、児童保育施設、介護・福祉関連施設など、安全性を重視すべき場所でもオゾンを使っている事例は多いです。
子どものいる家庭やペットを飼っている部屋でも使用されているため、安全性について過度な不安を覚えることはありません。

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オゾンは濃度が高くなるほど、さまざまな副作用が発生します。
しかし、適切な使用方法を理解できていれば、安全に活用できる物質であることに変わりはありません。
この機会にオゾンの副作用と安全に使用できる基準を確認し、不安を覚えることなくそのメリットを活用できるように備えておきましょう。
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