バス業界でオゾン発生器を利用する理由
長距離バスでは特に気になる車内のニオイ。バス車内のどのようなニオイにオゾン発生器が有効なのかを見ていきます。
電車が通っていない地域間の移動手段として、また長距離を安価に移動する手段として、バスは欠かせない役割を担っています。
私も東京で、バスに乗らないと駅まで行けない地域に住んでいます。
バスがないと駅まで徒歩20分もかかるので、スーツを着て歩いた日には、体中が汗でびしょびしょになり、すぐにシャワーを浴びなければ耐えられません。バスがない生活は考えるだけで恐ろしいです。
さて、バス車内の臭いについて、特段の注意を払ったことはありますでしょうか。
車内の臭いは、乗客を不快にさせ、バス利用から遠ざけます。1社しか走っていない路線のバスであれば、他の会社という選択肢はありませんが、複数社が入っている長距離バスの路線などでは、「XXX社のバスに乗ったけど、臭いがひどくて、もう利用しない」ということが起こりえます。
では、臭いの原因について見て行きましょう。
乗客の体臭
ワキガ、加齢臭、汗の臭い、また先ほどニンニクを食べたのではないかと思わせるニンニク臭、香水などの臭いです。乗客にとっては、乗っている間は拷問ですが、目的地につくまでの我慢です。
これが長距離バスになると、数時間も苦痛に耐える必要が生じるので大変ですが、臭いを理由に乗客を降ろすわけにもいきません。
布や車内にしみ込んだ臭い
分かりやすい例を2つあげます。
(1) ひどいワキガの乗客が長距離バスに座っていたら、座席ごとワキガ臭くなった。
(2) 長距離バスの乗客が車酔いで吐いてしまった。できる限りで後始末をしたがその後座席がひどく臭う。これは、上記の1.よりやっかいです。
1.の場合は、乗客がいなくなければ臭いがしなくなりますが、2.の場合は乗客がいなくなっても臭いが残ります。
そして、何も知らずに乗ってきた次の乗客を不快にさせてしまいます。
エンジン・排気ガス臭
かつて東京都知事だった石原慎太郎氏は、トラックやバスなどの大型ディーゼルエンジン搭載車両の排気ガスが住環境を悪化させる原因として、東京都独自の排気ガス規制条例を制定しました。
この結果、新しい規制に対応していない車両は「フィルターをつける」か「新車両に買い替える」かの選択を迫られました。
これらの対応を行わないと、東京都への乗り入れが禁止されるためです。同様の条例が、東京、大阪、神奈川といった大消費地で次々制定されたため、かつてに比べて、バスに乗ったときのエンジン臭、排気ガス臭は問題ではなくなってきています。
オゾン発生器の活用方法
オゾン発生器が主に対応するのは、上記の『布や車内にしみ込んだ臭い』です。
車内にしみついてしまった、なかなか消えない臭いをオゾン発生器で除去します。
オゾンは不安定な物質であるため、他の物質と結びついて安定しようとします。
そして、他の物質に結びついて分解する際に、強力な脱臭、除菌作用を発揮するのです。
利用方法は簡単です。
バスの外にオゾン発生器を置き電源を取ります。 (シガーソケットから電源を取ることも可能です)オゾン発生器から出ているホースを車内に入れ、バスの窓やドアはすべて閉めて密閉空間にします。(車内に人がいると危険なので、車内は無人である必要があります)そしてオゾン発生器を開始します。
バス車内はオゾンで充満し、様々な臭い物質や細菌を分解してくれます。オゾンの発生は10-20分程度、そしてオゾン発生器を停止して、完全に車内から消えるまではさらに10-20分程度かかります。
長くても40分程度で車内の脱臭は完了します。
オゾン発生器にはタイマーがついているので、オゾン発生中の状況を見張っている必要もありません。
例えば、長距離バスを運行している東京の会社で、東京から大阪の長距離バスを運行しているとしましょう。
東京の車庫にバスが帰ってきたときに、運転手の交代の合間にオゾン発生器を利用して、脱臭・除菌を行うという作業であれば、運転手にも追加の作業負担はほとんどありません。
オゾン発生器をセットして、放置するだけでよいわけです。
そして、オゾン発生器の片づけは、次の運転手が引き継ぐという運用であれば、オゾン発生器にまつわる拘束時間はほぼゼロです。また、副産物として「除菌ができる」という点も重要です。
特に長距離バスでは、細菌やウイルスが充満しがちです。狭い空間に多くの人がいると、風邪やインフルエンザが広まる温床になりかねません。そして、運転手も同じ密閉空間にいるわけですので、運転手の健康にも影響します。
運転手が体調を崩すと、バス運行シフトが乱れてしまい、営業的に大きな損害が発生する可能性があります。こうしたリスクも、オゾン発生器で防ぐことができます。
オゾン発生器による車内の脱臭・除菌
車の除菌脱臭の事例についてですが、自家用車であっても、バスであっても、オゾンでの除菌脱臭の原理は同じです。
つまり、比較的狭い密閉空間で、シガーソケットから電源を取ってオゾンを放出し、脱臭と除菌を行う、というものです。
ただ、バスの方が車内空間が広いため、よりオゾン発生量の多いオゾン発生器で、大量のオゾンを隅々まで届ける点が異なります。
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バスでの導入事例
うな勢 様
オゾンクラスター1400は軽量で、店内のどこにでも簡単に持ち運びができます。グリーストラップで使用し、以前は油がラード状に固まり、取り除くのが大変でしたが、オゾンクラスター1400を稼働させるようにしてからは、油が固まらなくなりました。他にも店内や送迎バスの消臭や除菌で活躍しております。