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オゾン発生器で魚の生臭さは消えるのか|消臭スプレーとの違いを実験で検証

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実験の様子を動画で確認

この記事で紹介している検証内容は、自社YouTubeチャンネル「オゾンマート」でも動画として公開しています。実際の機器の動作、測定値の推移、検証プロセスをそのままご覧いただけます。

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魚を扱う現場や調理のあとに残る、独特の生臭さ。拭き取りや換気をしても、なかなか抜けきらないと感じることがあります。この生臭さのもとになっているのが、トリメチルアミンと呼ばれる物質です。

今回は、オゾン発生器(オースリークリア3)でこの魚臭をどこまで抑えられるのかを、密閉空間のなかで検証しました。あわせて、身近な消臭スプレーを使った場合と数値がどう変わるかも比較し、両者で「起きていること」がどう違うのかを整理します。数値はいずれも、特定の検証条件のもとで得られたものです。実際の部屋や厨房で同じ結果になるとは限らない点を、先にお伝えしておきます。

検証の目的と設計|オゾン発生器で魚臭は消臭できるのか

何を確かめる検証か

この検証の目的は、大きく二つです。

一つは、オゾン発生器で魚の生臭さを抑えられるのかを、においの数値の変化で確かめること。もう一つは、よく使われる消臭スプレーと比べて、においの数値の動き方がどう違うのかを見ることです。

ねらいは「どちらが優れているか」を決めることではありません。スプレーとオゾンでは、においに対する作用の仕方そのものが異なります。その違いを数値で見えるようにするのが、この検証の趣旨です。

測定条件と使用した機器

検証は、50cm四方の密閉した空間のなかに魚を置き、生臭さを溜めた状態からスタートしました。密閉した小さな空間のため、においがこもりやすく、機器の作用が空間全体に行き渡りやすい条件です。

においの数値は、臭気測定器で記録しました。使用したのは、神栄テクノロジー株式会社製のハンディにおいモニター「OMX-ADM」です。空間中のにおいを数値化し、処理の前後でどれだけ数値が下がる(または上がる)かを測れる機器です。ここで出てくる数値は、この測定器が示すにおいの強さを表す値であり、オゾンの濃度を示す数値ではありません。

オゾン側で使用した機器は、オゾン発生器「オースリークリア3」です。空間の脱臭などに使われる業務用のオゾン発生器で、オゾン生成量は600mg/hrです。

密閉空間に魚を入れて魚臭を検証する実験の様子

検証の前提|魚の生臭さが落ちにくい理由とオゾンの作用

生臭さの正体はトリメチルアミン

魚売り場などで「生臭い」と表現されるにおいのもとが、トリメチルアミンです。魚の身に含まれるたんぱく質が変質することで発生します。

この物質には、扱いにくい性質がいくつかあります。低い濃度でもにおいを強く感じやすいこと、水に溶けやすく揮発しやすいことです。さらに、トリメチルアミンが増えると、においだけでなく、身くずれや変色、傷みの原因にもなります。そのため、トリメチルアミンの量は、鮮魚の鮮度を見る指標としても使われています。

におい成分そのものが空間に広がっていくため、表面を拭く、換気するといった対応だけでは抜けきりにくい。これが、魚臭が残りやすい理由の一つです。

オゾンが臭気成分に作用する仕組み

オゾンは、酸素原子が3つ結びついた気体で、強い酸化作用を持つことが知られています。この酸化作用によって、トリメチルアミンのような臭気成分に働きかけ、別の状態へと分解していくと考えられています。

においを別の香りで覆うのではなく、においのもとになっている成分そのものに作用する方向のアプローチです。また、オゾンは反応したあと、時間の経過とともに酸素へ戻る性質があります。薬剤のように成分が残り続けるタイプの方法とは、この点で性格が異なります。

検証結果①|消臭スプレーでの数値の変化

まず、消臭スプレーを使った場合です。

魚を入れた密閉空間で、噴霧する前のにおいの数値は600前後でした。ここに、市販の消臭スプレーを噴霧します。今回使用したのは「無香料」タイプの製品です。

噴霧後、においモニターの数値は999まで上がりました。これは、この測定器では数値として表しきれない領域まで上がったことを示しています。

数値が下がるどころか上がった背景には、スプレーそのものに由来するにおい成分があります。「無香料」と表示があっても、においがまったくないわけではありません。配合されている原料自体のにおいがある場合や、原料のにおいを感じにくくするために別の香料が加えられている場合があるためです。

その結果、もとの生臭さと消臭剤側のにおいが混ざり合い、かえって不快に感じられたり、時間が経つとにおいが戻ってきたりすることもあります。

消臭スプレーを用いた魚臭の検証の様子

検証結果②|オゾン発生器での数値の変化

次に、同じく密閉空間で、オゾン発生器を使った場合です。これはスプレーとは別の試行のため、開始時のにおいの数値は300前後となっています。

この状態からオゾンを発生させたところ、およそ17秒でにおいの数値が0になりました。

この数値はあくまで50cm四方の密閉空間という条件で得られた結果です。空間が小さく密閉されているほど、オゾンの作用は速く、はっきり数値に表れやすくなります。広い部屋や換気のある空間で、同じ時間・同じ数値の変化がそのまま再現されるわけではありません。

オゾン発生器を用いた魚臭の検証の様子

結果の比較と考察|スプレーとオゾンで起きていることの違い

数値の動きから読み取れること

二つの結果を並べると、においへの向き合い方の違いが見えてきます。

項目 消臭スプレー オゾン発生器
開始時のにおいの数値 600前後 300前後
処理後のにおいの数値 999(測定不能の領域まで上昇) 約17秒で0
においへの作用の方向 香りで覆う/別のにおいが加わる 酸化でにおい成分そのものに作用

※開始時の数値が異なるのは、スプレーとオゾンが別々の試行のためです。いずれも50cm四方の密閉空間という条件での測定値です。

消臭スプレーでは、噴霧によって数値が上がりました。これは、スプレー由来のにおい成分が空間に加わったためと読み取れます。香りでにおいを覆う、あるいは感じにくくする方向の製品では、もとのにおいが消えるわけではなく、別のにおいが重なる形になりやすいといえます。

一方のオゾンでは、短時間で数値が0まで下がりました。酸化作用によって、においのもとになっている成分そのものに働きかけ、減らす方向に作用したものと考えられます。におい成分の総量に対してアプローチしている点が、数値の下がり方に表れていると読み取れます。

向き不向きの整理

ここで大切なのは、どちらが優れているかではなく、役割が違うという点です。

消臭スプレーは、手軽に使え、仕上げのひと手間として使いやすい方法です。スタッフ一人でもすぐに扱える手軽さがあり、軽いにおいや一時的なにおいへの対応には向いています。

オゾン発生器は、染みついた強めの生臭さなど、スプレーだけでは戻りやすいにおいに対して、成分を分解する方向で作用させたい場面で候補になります。ただし、後述するように、使用する空間や機器のタイプといった前提条件の整理が必要です。

手軽さと即効性を取るのか、強めの残臭にしっかり作用させたいのか。目的によって、適した方法は変わってきます。

この結果を実環境で考えるときの前提|機器分類と使用条件

密閉ボックスの結果と実際の空間の違い

今回の検証は、50cm四方という小さな密閉空間で行いました。におい成分がこもりやすく、機器の作用が及びやすい、いわば作用の出やすい条件です。

実際の厨房や客室、車内などは、容積が大きく、出入り口やすき間もあり、密閉度が異なります。空間が広くなれば、必要な時間や条件も変わってきます。検証の数値は「この条件ならこうなった」という参考として捉え、実環境にそのまま当てはめないことが大切です。

使用したオースリークリア3の位置づけ

今回使用したオースリークリア3は、空間の脱臭などに使われる業務用のオゾン発生器です。人やペットがいない無人環境での使用を前提とした機器であり、人やペットがいる空間での使用は想定されていません。

実際に使う際は、使用中は対象の空間を空けること、使用後に換気を行うことなど、運用面の条件整理が必要になります。具体的な使用時間や注意事項は、製品仕様や取扱説明書を確認したうえで判断してください。

オゾン機器は一括りにしない

オゾン機器と一口にいっても、すべてが同じ前提で使えるわけではありません。家庭用、業務用、業務用・家庭用兼用といった分類があり、使用条件は製品によって異なります。

無人環境での使用を前提とする業務用機器もあれば、有人環境での使用を想定した製品もあります。「オゾン機器だから無人でしか使えない」「部屋にいながらは無理」と一律に考えるのではなく、検討している機器がどのカテゴリに当たるかを、まず確認することが判断の出発点になります。

魚臭対策でオゾン発生器を検討するときの確認観点

最後に、今回の検証を踏まえて、魚臭への対策を考えるときに確認しておきたい観点を整理します。自分のケースに当てはめてチェックしてみてください。

  • 対応したいにおいの強さ:軽い一時的な生臭さか、現場に染みついた強い残臭か。軽いものなら、換気・清掃・消臭剤の仕上げで対応しやすい範囲です。
  • 使う空間が有人か無人か:人やペットがいる空間で使いたいのか、無人にできる時間を作れるのかで、検討できる機器のカテゴリが変わります。
  • 使用後の換気の手順:無人環境前提の機器では、使用中の空間管理と使用後の換気をあらかじめ決めておくと運用が安定します。
  • 機器のカテゴリ:検討している機器が家庭用・業務用・兼用のどれに当たるかを確認します。
  • 製品ごとの適用範囲・導入実績・サポート体制:適用できる広さの目安や実績、相談先も判断材料になります。

これらは製品によって前提が異なります。検証の数値だけで判断せず、製品仕様やメーカーの説明を確認したうえで、自分の現場や生活に合うかを見極めていくと、納得のいく判断につながります。

ご購入いただいたお客様の声

よくある質問

オゾン発生器で魚の生臭さは消臭できますか?

密閉空間での検証では、においの数値が短時間で大きく下がりました。魚の生臭さのもとであるトリメチルアミンに、オゾンの酸化作用が働きかけ、成分を分解する方向で作用すると考えられます。ただし数値は50cm四方の密閉空間という条件での結果です。実際の部屋や厨房では、においの強さや空間の広さによって変わります。詳しくはオゾンラボの実験一覧もご覧ください。

魚の生臭さが落ちにくいのはなぜですか?

生臭さのもとトリメチルアミンが、水に溶けやすく揮発しやすいためです。この物質は魚のたんぱく質が変質して発生し、低い濃度でもにおいを強く感じやすい性質があります。におい成分そのものが空間に広がるため、表面を拭く、換気するといった対応だけでは抜けきりにくいことがあります。

消臭スプレーとオゾンでは何が違うのですか?

スプレーは香りで覆う方向、オゾンはにおい成分に作用する方向です。検証では、消臭スプレーの噴霧後ににおいの数値が上がりました。スプレー由来のにおい成分が加わったためと読み取れます。一方オゾンは、酸化作用でにおいのもとを分解する方向に働き、数値が下がりました。手軽さを取るか、強めの残臭に作用させたいかで適した方法は変わります。使い方はオゾン発生器の使い方も参考になります。

部屋や厨房など実際の環境でも同じ結果になりますか?

同じとは限りません。検証は小さな密閉空間での結果です。50cm四方の密閉空間はにおいがこもりやすく作用が出やすい条件で、実際の空間は容積が大きく、すき間や換気もあるため、必要な時間や条件は変わります。検証の数値は参考として捉え、空間や用途に合わせて考えることが大切です。実際の活用は魚臭の脱臭に関する導入事例も参考になります。

検証に使ったオースリークリア3は家庭でも使えますか?

オースリークリア3は、無人環境での使用を前提とした業務用機器です。人やペットがいる空間での使用は想定されていません。使用中は対象の空間を空け、使用後に換気を行うなど、運用面の条件整理が必要です。具体的な使用時間や注意事項は、製品仕様や取扱説明書をご確認ください。製品詳細はオースリークリア3の製品ページをご覧ください。

この記事の情報は信頼できますか?

オゾン専業として培った知見をもとに編集しています。オゾンマートは2008年の創業以来、17年以上にわたりオゾンを専業とし、導入実績は2万社を超えます。日本のオゾン発生器4大メーカーの1角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。検証データに基づき、条件を明示した情報発信を心がけています。詳しくはオゾンマートの品質についてをご覧ください。