オゾンガスで電子機能付きのおもちゃの除菌実験
電子機能付きのおもちゃは水洗いができません。
小さな子供は、誤って舐めたりしてしまうものです。
そのような水洗いのできないおもちゃをオゾンガスのみで除菌できるか、実験していきます。
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実験の概要
電子機能付きのおもちゃの表面に付着した菌を数値化し、オゾンガスで除菌後には、菌数にどのような変化が現れるのか検証します。
実験の様子
まずは、電子機能付きのおもちゃに、どのくらい菌が付着しているかの採取します。
今回、使用する機器は『ルミテスター』です。
『ルミテスター』は見えない菌や汚れを数値化できる検査キットです。
数値は『979RLU』でした。
食品工場での基準値は、
・包丁などの平滑なもの:200RLU以下
・凹凸のあるもの:500RLU以下
とされていますので、汚れていることが分かります。
※おもちゃは子供が誤って口に入れてしまう事があるので、食品衛生の現場での推奨基準値を参考にしています。
次に、オゾンガスで除菌していきます。
30cm四方のアクリルボックスにおもちゃを入れ、オースリークリア3で5分オゾンを散布し、その後10分ほど放置しておきます。
放置時間を取る事で、オゾンガスが菌を分解します。
オゾンガスでの除菌後のおもちゃの菌数を『ルミテスター』で再測定します。
数値は『14RLU』でした。
オゾンガスだけで大幅に菌を減らすことができました。
実験結果
オゾンガスのみで、98%の菌を減少させる事ができました。
オゾンガスには強い除菌力があり、気体なので水拭きができない物の除菌も可能です。
また、大量のおもちゃを一度に除菌する事もできるので、保育園・幼稚園での使用におすすめです。
使用したオゾン発生装置について
製品の詳細
初代オースリークリアの登場が2008年、後継のオースリークリア2が2015年、フルモデルチェンジしたオースリークリア3は2019年の9月にリリースされました。
販売開始以来大人気を誇る機種であるためユーザー層は厚く、ホテルや旅館等の宿泊関連事業者様、自動車、飲食、不動産、介護、保育、学校等、様々な事業者様の他、ご家庭でのご利用も多いです。
50㎡、2.5m程度の高さの部屋であれば、1時間で1ppm前後のオゾン濃度にすることができるため、脱臭にもウイルス対策にも十分な効果を得られます。