質問
オゾン水の濃度があまり高くなりません。どうしたらよいですか?

お住まいの地域の水質によってはオゾン濃度が上がりづらい場合があります。
水の硬度は、オゾン水の生成にも影響を与えます。日本の水道水の硬度の平均値は48.9 mg/Lとされており、これは世界保健機関(WHO)の分類によると「軟水」に分類されます。
オゾン水生成気は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどを分解しオゾンを生成する仕組みのため、これらの含有量が低い軟水はオゾン水の生成には適していません。
濃度を上げる必要がある場合、水に若干の塩を加えてみてください。こうすることで、オゾン濃度を上げることができます。目安としては、5リットルの水道水に、0.1g入れてください。塩の量が多いと過電流で動作しなくなる場合がありますのでお気をつけください。
実験動画

オゾンバスターで食塩を加えるとオゾン水の濃度はどう変わる|検証データと試すときの注意点
オゾンバスターを使っていると、「水道水だと思ったほど濃度が上がらない」と感じることがあります。その対処として知られているのが、水に少量の食塩を加える方法です。
ただ、実際にどのくらい変わるのか、機器に負担はないのかは気になるところです。そこで今回は、同じ条件で「食塩なし」と「食塩あり」のオゾン水を作り、濃度を測定して比べました。結果の数値と、試すときに押さえておきたい前提を整理します。
この検証の目的|オゾンバスターで食塩を加えると濃度は変わるのか
「食塩を入れると濃度が上がる」という話は知られていますが、実際にどの程度の差になるのかは、条件をそろえて測ってみないと分かりません。
今回の検証では、その効果がどのくらいの濃度差として表れるのかを、同じ条件で確かめることを目的としました。比べたのは、水道水だけで作ったオゾン水と、水道水に食塩を少量加えて作ったオゾン水です。水量と電解時間をそろえ、食塩の有無による差だけを見られるようにしています。
なぜ水に食塩を加えると電解が進みやすくなるのか
オゾンバスターは、水の中で電気を流してオゾンを発生させる仕組みです。このとき、水が電気を通しやすいほど、電解は進みやすくなります。
食塩(塩化ナトリウム)は、水に溶けるとイオンに分かれます。イオンが増えると、水の電気の通りやすさ(電気伝導性)が高まります。つまり、食塩を少し加えることで電解が進みやすくなり、同じ時間でもオゾン水の濃度が上がりやすくなると考えられます。とくに、もともと電気を通しにくい軟水では、この差が出やすい場面があります。
検証の条件と測定結果|食塩なし・食塩ありの比較
まず、今回の検証の条件をそろえています。食塩の有無以外は、すべて同じにしました。
- 使用機器:オゾンバスター
- 水:水道水 1L
- 電解時間:1分間
- 測定:濃度計でオゾン濃度(ppm)を計測
ppmは、ここでは水中に溶けているオゾン濃度を示す単位です。まず、2つの測定結果を並べて見てみます。
食塩を加えない場合の測定結果
水道水1Lをそのまま1分間電解しました。生成したオゾン水の濃度を測定した結果は、0.98ppmでした。
食塩を少量加えた場合の測定結果
次に、水道水1Lに食塩を少量加え、同じく1分間電解しました。測定した結果は、5.8ppmでした。水量と電解時間は同じです。違いは食塩を少量加えたかどうかだけで、測定値には大きな差が出ました。
測定値の差から読み取れること
今回の条件では、食塩を加えることで測定濃度が大きく上がりました。0.98ppmと5.8ppmという差は、食塩の有無による電解の進みやすさの違いとして読み取れます。これは、食塩によって水の電気伝導性が高まり、同じ時間でも電解が進みやすくなったためと考えられます。
この数値は、あくまで今回の条件での測定値です。使う水道水の水質や食塩の量、水温などが変われば、濃度の上がり方も変わります。そのため「食塩を入れれば必ず5ppm台になる」と一般化はできません。「この条件ではこれだけ差が出た」という結果として捉えるのが適切です。
食塩での濃度調整を試すときの前提と注意点
食塩を使う方法は手軽ですが、いくつか押さえておきたい前提があります。とくに機器への負担に関わる点は、事前に確認しておくと安心です。
- 食塩は少量から試す。多く入れるほど濃度が上がるわけではありません
- 食塩を大量に入れると、オゾンバスターの故障の原因になることがあります
- 使用する水は、水道水またはミネラルウォーターを基本とします
- 水質によって濃度の上がり方は変わるため、少量ずつ様子を見ながら調整します
濃度を上げたいときほど食塩を多く入れたくなりますが、入れすぎは機器の負担につながります。まずはごく少量から始め、必要に応じて少しずつ調整するのが扱いやすい方法です。
食塩での調整を検討しやすいケースと確認ポイント
食塩での調整がとくに役立ちやすいのは、水質の影響で濃度が伸びにくいと感じている場合です。たとえば、軟水の地域で水道水だけでは思った濃度に届かないようなケースが当てはまります。
一方で、ふだんの用途に対してすでに十分な濃度が出ているなら、無理に食塩を加える必要はありません。目的に対して濃度が足りているかどうかを、まず確認するとよいでしょう。試す前に確認しておきたいポイントは、次のとおりです。
- いまの濃度が、使いたい用途に対して足りているか
- 軟水など、水質の影響で濃度が上がりにくいと感じていないか
- 食塩はごく少量から、機器の状態を見ながら加えているか
- 使用できる水の範囲(水道水・ミネラルウォーター)を守れているか
- 具体的な使い方や濃度の目安を、製品の取扱説明書や仕様で確認したか
オゾンバスターは、水中にオゾンを溶かしてオゾン水を作る機器です。食塩での調整は、その濃度の出方を水質に合わせて整えるための一つの工夫として捉えると、使い方を考えやすくなります。

オゾン水の濃度を上げるには?海洋深層水を加えた比較実験でわかったこと【オゾンバスター検証】
海洋深層水でオゾン水の濃度はどう変わるのかを検証した目的
オゾン水の濃度は、機器の性能だけでなく、原料となる水の性質にも左右されると言われます。なかでも、オゾンバスターのように水を電気分解(電解)してオゾンを生成するタイプの機器では、水に含まれる成分が生成のしやすさに関わると考えられます。
そこで今回は、同じオゾンバスター・同じ電解時間という条件をそろえたうえで、原料水だけを変えて比較しました。具体的には、水道水だけで生成した場合と、水道水に海洋深層水を加えて生成した場合の2条件です。原料水の違いが、生成されるオゾン水の濃度にどの程度影響するのかを確認することが、この検証の目的です。
検証の設計と使用機器・測定方法
検証の条件と、使用した機器・指標を整理します。数値はすべて、この条件下での実測値です。
使用したオゾン水生成器「オゾンバスター」
検証に使ったのは、手のひらサイズのオゾン水生成器「オゾンバスター」です。水の中に入れてスイッチを入れると、水を電解してオゾン水を生成します。最大オゾン濃度は5ppm、生成できる水量の目安は10L程度までの機器です。今回はこの1台で、原料水だけを変えて2回の検証を行いました。
測定に使った2つの指標(オゾン水濃度・TDS)
測定には2つの指標を使いました。1つはオゾン水濃度で、単位はppm(水中に溶けているオゾンの濃度)です。もう1つはTDS(Total Dissolved Solids:総溶解固形物)で、水中に溶け込んだ無機塩類や有機物の濃度の総計を示します。TDSは数値が低いほど不純物が少ないことを意味し、原料水にどれだけ成分が含まれているかの目安になります。
比較した2つの原料水の条件
比較した条件は次の2つです。いずれも水量は1000ml、電解時間は90秒にそろえています。
- 条件A:水道水1000mlのみ
- 条件B:水道水1000mlに海洋深層水100mlを加えたもの
海洋深層水は、ミネラルを豊富に含むことが特徴の水です。今回使用したものは、500mlあたりマグネシウム126mg、食塩相当0.07gなどを含み、たんぱく質・脂質・炭水化物はいずれも0gでした。
検証の結果|水道水と海洋深層水を加えた場合の比較
それぞれの条件で生成したオゾン水の濃度と、生成前後のTDSを測定しました。
水道水だけで生成した場合
水道水1000mlをオゾンバスターで90秒電解したところ、オゾン水濃度は2.0ppmでした。生成後のTDSは51ppmで、生成の前後で原料水の成分にほとんど変化はありませんでした。
海洋深層水を加えて生成した場合
水道水1000mlに海洋深層水100mlを加え、同じく90秒電解したところ、オゾン水濃度は6.8ppmでした。生成後のTDSは183ppmで、こちらも生成の前後でほとんど変化はありませんでした。
2つの条件の結果を並べて確認する
2条件の結果を並べると、原料水の違いがオゾン水濃度に表れていることがわかります。
| 項目 | 条件A:水道水のみ | 条件B:水道水+海洋深層水100ml |
|---|---|---|
| 水量・電解時間 | 1000ml・90秒 | 1000ml・90秒 |
| オゾン水濃度 | 2.0ppm | 6.8ppm |
| TDS(生成後) | 51ppm | 183ppm |
| 生成前後のTDS変化 | ほぼなし | ほぼなし |
同じ機器・同じ電解時間でも、海洋深層水を加えた条件のほうが、オゾン水濃度・TDSともに高い値を示しました。あくまでこの条件での結果ですが、原料水の性質が生成濃度に関わることを示す結果と言えます。
結果の解釈|なぜ海洋深層水を加えると濃度が上がったと考えられるか
この差は、海洋深層水に含まれる成分と、オゾンバスターの生成方式から説明できると考えられます。
オゾンバスターは、水を電解してオゾンを生成するタイプの機器です。一般に、電解は水に電気が流れることで進むため、水の電気の通しやすさ(導電性)が生成の効率に関わると考えられます。純度の高い水ほど電気を通しにくく、ミネラルなどの成分が溶けているほど電気を通しやすくなる傾向があります。
今回、海洋深層水を加えた条件ではTDSが51ppmから183ppmへと上がっており、水中に溶けている成分が増えたことが数値にも表れています。このことから、海洋深層水を加えたことで水の導電性が高まり、電解がより進みやすくなった結果、オゾン水濃度が高くなったと読み取れます。ミネラル成分そのものがオゾンに変わるわけではなく、生成しやすい水の状態に近づいた、という解釈が自然です。
生成前後でTDSが変わらないことからわかること
もう1つ注目したいのが、両条件ともオゾン水を生成する前後でTDSがほとんど変化しなかった点です。
これは、オゾンを生成しても、原料水に溶けている成分そのものは消費されていないことを示しています。オゾン水は時間が経つとオゾンが酸素に戻り、濃度が下がっていく性質があります。しかし、原料水の成分が残っているのであれば、濃度が下がった水を再び電解することで、もう一度オゾン水を生成できると考えられます。一度ミネラルを加えて整えた水であれば、その水を使い続けながら必要なときに生成し直せる、という運用につながる結果です。
オゾン水の濃度を上げたいときに確認しておきたい前提条件
検証では海洋深層水を加えることで濃度が上がりましたが、濃度を上げること自体が目的になると、別の注意点が出てきます。実際に運用するときに確認しておきたい点を整理します。
機器への負荷と「適量」の考え方
海洋深層水を加えると濃度は上がりやすくなりますが、大量に注入するとオゾンバスター本体に負荷がかかり、故障の原因となることがあります。濃度を上げたい場合でも、一度に多く入れるのではなく、様子を見ながら少しずつ加えて調整することが前提になります。「濃ければ濃いほどよい」ではなく、必要な濃度と機器への負荷のバランスで考える姿勢が大切です。
原料水と製品仕様の確認
オゾンバスターは、通常の使用では水道水またはミネラルウォーターを原料水として想定している機器です。今回のように海洋深層水を加える使い方は、濃度を上げる方法のひとつとして検証したものであり、すべての使い方で推奨される運用とは限りません。実際に試す前には、使用できる原料水の範囲や注意事項を、取扱説明書や製品仕様で確認しておくと安心です。用途に対して必要な濃度がどの程度かを踏まえたうえで、原料水を選ぶとよいでしょう。
検証から見えるオゾン水濃度の考え方
今回の検証から、オゾン水の濃度を考えるときの観点を整理します。
オゾン水の濃度は、機器の性能だけで決まるものではなく、原料水の性質によっても変わります。電解式のオゾン水生成器では、水に含まれる成分が生成効率に関わるため、同じ機器でも原料水によって到達する濃度が異なる場合があります。濃度を高めたいときは、原料水を見直すことが選択肢のひとつになりますが、その際は機器への負荷と製品が想定する使い方を必ず確認しておくことが前提です。
また、オゾン水は時間とともに濃度が下がりますが、原料水の成分が残っていれば再度電解して生成し直せると考えられます。「一度作って終わり」ではなく、必要なときに作り直せる点も、運用を考えるうえでの判断材料になります。自分の用途にどの程度の濃度が必要かを起点に、原料水・濃度・機器の使い方を組み合わせて考えることが、無理のない使い方につながります。
質問一覧
- 水量によって濃度はどのように変わりますか?
- オゾン濃度が高まった後で、水中のミネラル成分に変化はありますか?
- 浄水器のお水で使えますか?
- 井戸水や地下水では使えますか?
- オゾンバスター(シリーズ)の連続運転時間は30分とありますが、なぜでしょうか?
- オゾンバスターを24時間稼働し続けても問題ないですか?
- オゾンバスターの電力や電気代はどのくらいでしょうか?
- オゾン水の濃度があまり高くなりません。どうしたらよいですか?
- 水の硬度によりオゾン濃度が変わるということは、通電電流の差と考えて良いですか?
- オゾン水を生成するのに硬水の方が濃度が上がりやすいとありますが、硬水と軟水で作ったオゾン水で浸透率に違いはあるのでしょうか?
- 一度オゾン水にした水を再電解して再びオゾン水にすることはできますか?
- 入浴に使いたいのですが、温水でもオゾン水を作れるのでしょうか?
- オゾンバスターを洗浄したいのですが、洗浄剤はどれくらい入れたらよいのでしょうか?
- 泡が出なくなりました。故障でしょうか?
- オゾンバスターのスイッチ部分のみの販売はありますか?
- オゾンバスターを使って、オゾン水で洗濯ができますか?
- 洗濯の際に、水に洗剤を入れた状態でオゾンバスターシリーズを使用する事はできますか?
- オゾンバスターシリーズが生成するオゾン水の洗浄力について教えて下さい。
- オゾンバスターは空気中にオゾンが漏れ出すことはありますか?
- オゾン水生成中に顔を近づけると変なにおいがしました。何回か吸い込んでしまいました。危険ではないですか?
- 野菜を洗うには何分くらい浸けておけばいいでしょうか?
- オゾンバスターを使ってオゾン水を生成したのですが、2.5ppm程度にしか上がりません。もっと高濃度にするにはどうしたらよいでしょうか?
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- オゾンバスターシリーズのどれを購入したらよいか迷っています。
- オゾンバスターPROは水量によって濃度がどのように変わりますか?
- オゾンバスターPROについて、サイトに記載されているのは50Lまでとありますが、2つ入れることで100Lで使用することはできますか?
- 銀イオンを含んだ水にオゾンバスターを使用すれば、オゾン水は作れますか?銀イオンとオゾンの両立はできますか?
- 農場の一時洗浄施設で現在180L/hの灌漑(かんがい)用水を使用しておりますが、水質管理のために、オゾンバスターを活用できないか検討しております。洗剤汚染(0.1ppm)や硝酸塩の浄化に対しては効果がありますか?
- オゾン水を生成した際に手に電気を感じた
- 酸素濃度が高い水の中で使用しても問題ないでしょうか?使用した場合、高濃度のオゾン水が生成可能でしょうか?
- オゾン水生成中に酸素をバブリングさせているとオゾンの濃度は高くなりますか?
- 水のEC(電気伝導率)と通電時間を管理すれば、オゾン濃度を一定の範囲に治めることはできますか?
- 水道水よりも硬度が高い水でオゾンバスターPROを使用するのは問題ないでしょうか?また、より高濃度のオゾン水が早くできますか?
- 海外で使用するに当たり、変換プラグや変圧器は必要でしょうか?
