壁の消臭はどうすればいい?臭いの原因や掃除のポイント、注意点を解説
部屋やトイレ、キッチンの壁の臭いが気になり、対処法を探している方もいるのではないでしょうか。
壁に臭いがつく原因はさまざまです。
本記事では壁が臭う主な原因と発生場所、壁の臭いを放置することの影響、予防方法や掃除の注意点などを解説します。
ぜひ参考にしてください。
壁が臭う主な原因と発生場所
壁が臭う主な原因はカビ、タバコのヤニ、ペットの排泄物、油はね、尿はねなどです。
それぞれの特徴や発生しやすい場所について解説します。
カビ
カビは水分、温度、栄養がある環境を好みます。
通気性が悪く湿度が高い場所ではカビが発生しやすく、一度カビが根を張ってしまうと完全除去は困難です。
カビに関して特に注意が必要なのは、風呂やキッチン、北側に面した部屋など、じめじめして日当たりが悪い場所です。
タバコのヤニ
喫煙者がいる場合はタバコのヤニが壁紙に付着し、臭いがついてしまいます。
タバコのヤニは時間が経つと染み付いてしまいやすく、壁紙が黄色く変色してしまうことも珍しくありません。
リビングや喫煙者の自室などでは、タバコのヤニが壁の臭いの原因となるケースが多く見られます。
ペットの排泄物など
ペットの排泄物や老廃物、餌の臭いなどが知らず知らずのうちに壁に付着し、臭いの原因となることがあります。
特にペットの種類によっては、尿の臭いが強い場合もあるでしょう。ペットと一緒に住んでいると鼻が臭いに慣れてしまい、自分では気づけないことも少なくありません。
しかし、ペットを飼っていない人が訪ねてきた際などに、臭いが気になってしまう場合があります。
油はね
キッチン周りでは炒めものや揚げ物の調理によって油はねが発生します。
特に毎日自炊している場合では、料理の回数に比例して壁への油の付着も蓄積されます。壁に付着した油は時間と共に酸化し分解され、粘りの強い汚れになるとともに独特の嫌な臭いを放ちます。
油はねによる臭いを防ぐためには、汚れをこまめに除去しましょう。
尿はね
トイレは毎日使うものなので、特に臭いや汚れが発生しやすい場所です。
気をつけていてもトイレは尿はねによって壁が汚れ、アンモニア臭が発生することがあります。
尿はねは壁だけでなく、床や便座のフチ、裏などに付着する場合もあります。特に立って用を足す場合に尿はねが起こりやすいでしょう。
尿の汚れは壁に黄ばみを発生させることもあり、時間と共に固まってしまうと落とすのが難しくなります。
壁の臭いを放置しておくことの影響
壁の臭いは不快なだけでなく、衛生面や健康面での問題を発生させてしまうことが少なくありません。
臭いが発生しているということは、それだけ人体に悪影響のある物質が存在しているということです。
臭いがひどい場合は掃除に手間がかかり、リフォームする際にも費用がかさみやすくなります。
家を清潔に保ち健康を維持するためには、壁の臭いをこまめに除去することが大切です。
壁の消臭方法
壁の消臭方法には掃除や壁紙の変更が効果的です。それぞれ詳しく解説します。
掃除をする
壁の消臭のためには、まずは掃除を徹底することが重要です。効果的な掃除方法は汚れの種類によって異なります。
次項から場所別の臭いの原因や、おすすめの掃除方法を解説します。
カビの掃除方法
カビには専用のカビ取りスプレーが効果的です。
浴室などの水場ではカビが根を張りやすく除去が難しいため、塩素系の強力なカビ取りスプレーを使用するのがおすすめです。
ただし、素材によっては塩素系のカビ取りスプレーが付着すると傷む場合があり、使う場所には注意が必要です。軽いカビの除去ならエタノールが入ったカビ取りスプレーを使うのも良いでしょう。
キッチンの水回りなら、エタノールで掃除すると安心です。エタノールなら人体にあまり悪影響を与えず、また揮発性が高いため水分も残りにくいという利点があります。
タバコのヤニの掃除方法
タバコのヤニを掃除する場合は、専用のヤニ取りクリーナーを活用するのがおすすめです。
ヤニ汚れクリーナーとはタバコのヤニの臭いや汚れを落とすことに特化した洗剤や液体石鹸のことです。
重曹やセスキ炭酸ソーダといったアルカリ性のクリーナーは、油汚れを落とすのに適しており、強い油性のタールであるヤニ汚れに効果的です。
掃除の際は汚れにヤニ汚れクリーナーを吹きかけ、メラミンスポンジや布でふきとるとスムーズです。
トイレの壁の掃除方法
トイレの壁の掃除にはアンモニア消臭剤が有効です。
尿はねの臭いの理由は、壁に付着した汚れがバクテリアによって分解され、尿石となってアンモニアなどを原因とする腐敗臭を放出することにあります。
尿石は通常の掃除方法ではなかなか取れない頑固な汚れなので、専用のアンモニア消臭剤を使って汚れを溶かし、布などでしっかり拭き取りましょう。
重曹スプレーなどの消臭効果があるクリーナーを活用するのも有効です。
キッチンの壁の掃除方法
キッチンの壁油はねには、油汚れクリーナーや食器用洗剤を活用しましょう。
例えば軽い油汚れなら、重曹やセスキ炭酸ソーダなどのクリーナーで落とせます。少し固まってしまった頑固な油汚れであれば、洗剤をつけて数分おいておけば取れやすくなります。
キッチンの壁やレンジフードといった普段はあまり目につかない場所では、気づかないうちに汚れが蓄積していることも少なくありません。
油は冷えると固まる性質があるため、掃除する際は汚れを温めることもポイントです。
ペットの排泄物の掃除方法
ペットの尿にはクエン酸を使った掃除がおすすめです。
クエン酸は酸性なので、アルカリ性である尿汚れを中和させ、落としやすくするとともに脱臭してくれる効果があります。
クエン酸は食品添加物や化粧品成分に使われるほど安全性が高いため、ペットにとっても害が少なく、もし多少口に入ってしまっても安心です。
ただし、目に入ってしまうと強い刺激が生じるので注意しましょう。また、塩素系のクリーナーと混ざってしまうと有毒ガスが発生する点も注意が必要です。
壁材を変更する
壁の臭いを消臭するためには壁材を変更するのも一つの手です。
壁材を張り替えれば、汚れを根本的に取り除け、嫌な臭いを完全に消すことができます。
しかし壁材を新しくしても、また汚れが付着してしまうと再び臭いは発生します。消臭機能がついた壁紙やタイルも販売されているため、壁材を変更するならそのような臭いが発生しにくい製品を選ぶと、快適な住空間が長持ちします。
ただし、壁材を変更するにはコストがかかり、範囲や選ぶ壁材にもよりますが、費用が高額になることも珍しくありません。
壁の臭いを予防する方法
壁の臭い予防には定期的な換気と掃除が欠かせません。定期的に換気を行うことで、空気中の臭いが壁に吸収されて染み付くことを防げます。
また、壁の汚れは付着してから時間が経つほど蓄積し、こびりついて強固になるため、定期的に掃除をすることでこまめに取り除くことが大切です。
壁の消臭において掃除するときの注意点
壁の消臭や掃除の際は、事前に壁紙の材質をチェックしましょう。
壁紙は意外にデリケートな場合もあり、強い力で拭き掃除をしてしまうと破れることがあります。
また、洗剤によって変質してしまう場合や、水に弱い場合もあるため、素材を見ずに掃除をしてしまうと壁に思わぬダメージが発生するかもしれません。一見丈夫そうな素材でも、クリーナーとの相性が悪く変色してしまうケースもあります。
壁の嫌な臭いはオゾン消臭を取り入れるのもおすすめ
壁の嫌な臭いを解決するには、オゾン消臭を取り入れるのもおすすめです。
オゾン消臭とはオゾン(O₃)を活用した消臭方法です。
オゾンには触れた菌や臭いを分解し、臭いを根本的に取り除く効果があります。
空気中の臭いのみを取り除く空気清浄機と異なり、オゾン消臭なら壁や家具に付着した汚れにまで効果があります。
オゾン発生器を使えば強い臭いでも除去でき、消臭後の残留物も発生しない上に、脱臭だけでなく殺菌も行えます。使用方法も簡単で、部屋の窓やドアを閉めた後、人やペットがいないのを確認した上でオゾン発生器を稼働させるだけです。
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