オゾンコラム

グリーストラップの清掃負担を減らすには|飲食店の対策方法とオゾン活用の考え方

グリーストラップの清掃負担を減らすには|飲食店の対策方法とオゾン活用の考え方

飲食店のグリーストラップは、油脂や食品くずがたまりやすく、清掃の手間や臭い、虫の発生に悩む方が少なくありません。本記事では、清掃が負担になりやすい理由を整理したうえで、主な対策方法とそれぞれの向き不向き、オゾンを活用する場合の仕組みと前提条件、実際の導入事例で見られた変化までを順に整理します。「これさえやれば解決する」という話ではなく、自店の運用条件に合わせて対策を検討しやすくなることを目的とした内容です。

グリーストラップの清掃が負担になりやすい理由を整理する

グリーストラップは、厨房の排水に含まれる油脂や食品くずをためて分離するための設備です。なぜ清掃が負担になりやすいのか、その理由を先に整理しておくと、対策の選び方が考えやすくなります。

油脂や食品くずがたまったグリーストラップの様子

油脂の固着と、臭い・虫が起きやすい仕組み

グリーストラップには、調理や洗い物で流れた油脂や食品くずがたまっていきます。これらは時間がたつと酸化し、表面に固まった層をつくりやすくなります。

たまった油脂や食品くずは、分解が進む過程で臭いが出やすくなります。また、有機物がたまった環境は、コバエなどの虫が集まりやすい状態にもなりがちです。

つまり、清掃の手間・臭い・虫は、それぞれ別々の問題ではなく、油脂と食品くずの蓄積という共通の背景から起きやすいといえます。

放置すると清掃の手間と外注コストが増えやすい

清掃の間隔が空くほど、油脂の固着は進みやすくなります。固まった油脂は、一般的な洗剤などでは落としにくくなる傾向があります。

手作業で対応しきれなくなると、専門業者に依頼する場面が増えます。固着が進んだ状態の清掃は時間がかかるため、作業費用の負担も大きくなりがちです。

このため、固着が進む前に、日々の負担を抑えながら状態を保つ工夫ができるかどうかが、検討のポイントになります。

グリーストラップ対策の主な方法と、それぞれの位置づけ

グリーストラップ対策には、いくつかの方法があります。それぞれ役割が異なり、単独で万能なものはありません。状況に応じた使い分けや組み合わせが前提になります。

こまめな手作業清掃でできることと限界

基本となるのは、定期的な手作業清掃です。バスケットにたまった食品くずの除去や、浮いた油脂の回収などが該当します。

こまめに行えば、固着が進む前に対応しやすくなります。ただし、強い臭いの中での作業になりやすく、手間や負担が大きいため、忙しい時期に頻度を保ちにくいという面もあります。

薬剤・バクテリア製剤、専門業者への依頼の使いどころ

油脂の分解を助ける目的で、バクテリア製剤や分解促進剤が使われることもあります。日々の状態維持を補助する位置づけの方法です。

一方、専門業者への定期清掃は、固着が進んだ場合の対応や、定期的なメンテナンスとしての確実性があります。ただし、依頼の頻度が増えるほど費用の負担は大きくなります。

これらは優劣で選ぶものではなく、自店の清掃頻度や固着の状態に合わせて、役割を分けて考えるとよい方法です。

オゾンを活用する方法の位置づけ

もう一つの選択肢として、オゾンをグリーストラップ内に送り込み、臭いの低減や日々の状態維持の補助として活用する方法があります。

営業時間外の時間を使って運転する運用が中心で、日々の作業負担を抑えながら状態を保ちたい場合に検討されます。

オゾンでグリーストラップ対策を行う仕組みと前提条件

オゾンを使う方法を検討する場合は、どのように使うのか、どんな前提が必要なのかを理解しておくことが大切です。

グリーストラップにオゾンを送り込んで使用している様子

オゾンをグリーストラップに送り込む基本的な使い方

基本的な使い方は、オゾン発生器でつくったオゾンを、チューブを通してグリーストラップ内に送り込むというものです。

オゾンは強い酸化作用をもつ気体で、臭いのもとになる成分に作用すると考えられています。グリーストラップ内に送り込むことで、臭いの低減などの補助として用いられます。

ただし、どの程度の変化が見込めるかは、油脂やくずの量、トラップの大きさ、送り込むオゾンの量、運転時間などの条件によって変わります。一律の結果になるわけではない点に注意が必要です。

業務用機器は無人環境での運転が前提になる

グリーストラップ対策で使われるオゾン発生器は、業務用にあたるものが多くあります。当社のオゾンクラスター1400も、無人環境での使用を前提とした業務用のオゾン発生器です。

オゾン機器には、家庭用、業務用、業務用・家庭用兼用があり、使用条件はカテゴリや製品ごとに異なります。業務用機器は人やペットがいる環境での使用を前提としていないため、運転は無人の時間帯に行うことが前提になります。

グリーストラップへの運用が、閉店後から翌朝までの無人の時間に行われるのは、この使用条件と合っているためです。

業務用オゾン発生器の具体的な運転方法や注意事項は、製品ごとに異なります。導入前・使用前に、製品仕様や取扱説明書で使用条件を確認してください。

事例で見るオゾン活用の運用と変化(うな勢様)

ここまでの整理を踏まえて、実際の導入事例を紹介します。三重県のうなぎ専門店である「うな勢」様は、業務用オゾン発生器「オゾンクラスター1400」を使って、グリーストラップ対策を行っています。

うな勢様で使われている業務用オゾン発生器オゾンクラスター1400

うな勢様の運用方法

うな勢様が行っているのは、閉店前にオゾンクラスター1400へチューブをつなぎ、その先端をグリーストラップに入れて運転を始めるという方法です。

そのまま翌日まで運転を続け、出社した際に電源を切ります。一連のセット作業にかかる時間は数十秒程度で、運転は無人の時間帯に行われています。頻繁な手作業清掃に比べ、日々の手間を抑えやすい運用になっています。

油・臭い・虫それぞれで見られた変化

うな勢様では、導入後に次のような変化がみられたとのことです。

油については、これまで固まりやすかった油が固まりにくくなり、清掃頻度の負担が軽くなったという変化がありました。臭いについては、導入前はふたを開けたときに油と食品くずの強い臭いがありましたが、導入後は気になりにくくなったとのことです。虫については、以前はふたを開けるとコバエが出てくることがありましたが、その頻度が減ったといいます。

これらは、うな勢様の環境や運用条件のもとで観察された変化です。グリーストラップの状態や運用方法は店舗ごとに異なるため、同じ程度の変化がどの店舗でも起きるとは限らない点はご理解ください。

オゾンでのグリーストラップ対策を検討するときの確認ポイント

最後に、自店でオゾンの活用を検討する場合に、確認しておきたいポイントを整理します。検討時に確認しておきたい主な観点は次のとおりです。

  • グリーストラップの設置場所で、無人で運転できる時間帯を確保できるか
  • 運転中に、人やペットが近づかない環境にできるか
  • 現在の清掃頻度と、固着がどの程度進んでいるか(軽度か、すでに固着が進んでいるか)
  • 手作業清掃や業者清掃など、既存の対策とどう組み合わせるか
  • 機器の使用条件や運転方法を、製品仕様・取扱説明書で確認できるか

オゾンは、すべての状況に当てはまる万能な方法ではありません。すでに固着がかなり進んでいる場合は、まず専門業者の清掃で状態を整えてから、日々の維持にオゾンを組み合わせるほうが現実的なこともあります。

自店の運用条件と、いまの清掃の負担感を照らし合わせながら、対策の組み合わせの一つとしてオゾンを検討してみてください。

ご購入いただいたお客様の声

よくある質問

グリーストラップの清掃はどのくらいの頻度で必要ですか?

清掃頻度は店舗の規模や調理内容によって異なり、一律ではありません。グリーストラップは毎日の清掃が必要な設備ではありませんが、間隔が空くほど油脂が固着しやすく、手作業では落としにくくなる傾向があります。固着が進む前に、無理のない頻度で状態を保つ運用にすると、清掃の手間と外注の費用の両面で負担を抑えやすくなります。

グリーストラップにオゾンを使うと、どんな変化が期待できますか?

オゾンは臭いの低減や日々の状態維持の補助として使われています。強い酸化作用をもつ気体で、グリーストラップ内に送り込むことで臭いのもとになる成分に作用すると考えられています。導入事例では、油が固まりにくくなった、ふたを開けたときの臭いが気になりにくくなったといった変化が報告されています。変化の程度は油脂やくずの量、トラップの大きさ、運転時間などの条件で異なります。

オゾン以外にグリーストラップ対策の方法はありますか?

手作業清掃やバクテリア製剤、専門業者による清掃などの方法があります。基本は定期的な手作業清掃で、油脂の分解を助ける製剤や、固着が進んだ場合の業者清掃も選択肢になります。これらは優劣で選ぶものではなく、清掃頻度や固着の状態に応じて役割を分けて使い分けるのが現実的です。オゾンは、日々の負担を抑えながら状態を保ちたい場合の選択肢のひとつです。

グリーストラップ対策に使うオゾン発生器は、人がいても使えますか?

グリーストラップ対策で使う業務用機種は、無人環境での運転が前提です。これらは人やペットがいる環境での使用を前提としていないため、運転は閉店後など無人の時間帯に行います。オゾン発生器には家庭用・業務用・兼用があり、使用条件はカテゴリや製品ごとに異なります。具体的な運転方法や注意事項は、製品仕様や取扱説明書で確認してください。

グリーストラップ対策には、どのオゾン発生器を選べばよいですか?

無人の時間帯に運転できる業務用機種から選ぶのが基本になります。導入事例では業務用のオゾンクラスター1400が使われています。設置場所で無人運転の時間を確保できるか、既存の清掃とどう組み合わせるかを踏まえて選ぶと、運用に乗せやすくなります。判断に迷う場合は、用途や条件を伝えて相談する方法もあります。

オゾンマートはどのような会社ですか?

オゾンマートは、オゾンを専門に扱うメーカーが運営する専門店です。2008年の創業以来オゾンを専門に扱い、これまで2万社を超える導入実績があります。日本のオゾン発生器の主要メーカーの一角として、山口県周南市の自社工場で開発・製造を行っています。飲食店やホテル、食品工場、医療福祉施設など幅広い現場での導入経験をもとに、用途や条件に合わせた情報発信を行っています。詳しくは会社概要をご覧ください。