業務用オゾン発生器のおすすめを用途別に紹介|業種ごとの選び方と運用の前提
オゾンが脱臭や衛生管理に役立つことは分かったものの、「自分の業種にはどの製品が合うのか」が分からず、選定で止まってしまう方は少なくありません。オゾン発生器は、用途に合わないものを選ぶと十分に力を発揮できません。この記事では、オゾンマートへのお問い合わせが特に多い5つの業種を取り上げ、業種ごとの脱臭ニーズと選定の観点、条件に合う製品を整理します。あわせて、業務用オゾン発生器を運用するうえで欠かせない「無人環境前提」という考え方も最初に確認します。
業務用オゾン発生器を用途別に選ぶときの考え方

業種ごとの話に入る前に、製品選定で共通して確認したい比較軸を整理します。業務用オゾン発生器の選定は、おおむね次の5つの軸で考えると判断しやすくなります。
1つめは、脱臭したいにおいの強さです。たばこや油煙のような強いにおいか、日常的な生活臭レベルかで、必要なオゾン発生量が変わります。2つめは、対象空間の広さです。客室1室なのか、宴会場や店舗フロア全体なのかで、発生量と拡散力の必要水準が変わります。3つめは、作業に使える時間です。次の利用までの間に脱臭を終える必要がある業種では、処理時間が選定の決め手になります。4つめは、電源環境です。車両で使う場合は、シガーソケットから電源を取れるかどうかが実務上の差になります。5つめは、無人運用か有人運用かです。これは次の項で詳しく整理します。
無人環境前提の機器と有人環境対応の機器の違い
オゾン発生器は、すべて同じ前提で使えるわけではありません。大きく分けると、人やペットがいない無人環境での使用を前提とした機器と、モードによって有人環境でも使用できる機器があります。
この記事で紹介するオゾンクラスター1400とオースリークリア3は、無人環境での使用を前提とした業務用オゾン発生器です。基本の運用は、「人がいない状態で稼働させ、稼働後に換気を行ってから入室する」という流れになります。客室の入れ替え時間や閉店後など、空間を無人にできるタイミングがある業種に向いた運用方法です。
一方、オゾンクルーラーは家庭用・業務用兼用の機器で、低濃度モードであれば人がいる空間でも使用できる設計になっています。居室を空けにくい介護現場などでは、この違いが選定の分かれ目になります。いずれの場合も、具体的な使用条件は各製品の取扱説明書や仕様に従ってください。
[ホテル・旅館・宿泊業] 客室・宴会場・送迎車両の脱臭

ホテル・旅館の脱臭ニーズで多いのは、客室の脱臭、宴会場の脱臭、送迎車両の脱臭の3つです。最も多いのは客室ですが、大型ホテルや郊外型のホテルでは、宴会場や送迎車両の脱臭も重要になります。
ホテルで求められる3つの条件
ホテルの脱臭で重要になるのは、作業効率、拡散力、電源の3点です。
客室の脱臭は、チェックアウト後から次のチェックインまでの限られた時間で完了させる必要があります。1部屋あたりの処理時間が長いと、清掃オペレーション全体が滞るため、短時間で処理できる発生量の大きさが効いてきます。宴会場のような広い空間では、オゾンを部屋の隅々まで届ける拡散力が必要です。発生量が大きくても、空間の一部にしか行き渡らなければ、においが残る箇所が出やすくなります。送迎車両では、車内で電源を確保できるかが実務上のポイントになります。
客室数が多い場合の候補|オゾンクラスター1400

この3つの条件をすべて満たすのが、業務用オゾン発生器のオゾンクラスター1400です。オゾン発生量は1時間あたり1,400mgで、シングルルーム程度の広さであれば、においの強さにもよりますが5分程度の稼働が処理の目安になります。4,250L/minの風量でオゾンを空間に行き渡らせるため、宴会場のような広い空間にも対応しやすい設計です。また、シガーソケットからの電源供給に対応しており、送迎車両の脱臭にも長いケーブルを引き回さずに使えます。
客室数が多く、毎日の入れ替え時間内に複数室を処理する必要があるホテルでは、まず候補に入る製品です。
客室数が少ない場合の候補|オースリークリア3

導入コストを抑えたい場合や客室数が少ない場合は、一回り小型のオースリークリア3も選択肢になります。オゾン発生量は1時間あたり600mgで、シングルルームの脱臭にかかる時間は20〜30分程度が目安です。処理時間は長くなりますが、客室数が少なく入れ替えに余裕がある施設であれば、十分に運用できます。シガーソケットからの電源供給にも対応しているため、送迎車両の脱臭にも使えます。
導入事例として、渋谷エクセルホテル東急様の事例も参考になります。

[自動車・タクシー・レンタカー] 車内の脱臭

タクシー・レンタカーを含む自動車関連業で相談が多いのは、たばこ、食べ物、ペット、体臭や汗、香水といった車内に残りやすいにおいです。
車内のにおいと脱臭の考え方
車内は空間が狭い一方、シートやマットなどの布製品ににおいが染み込みやすく、消臭スプレーでは一時的ににおいが薄れても、後からぶり返すことがあります。布製品に染みたにおいに対しては、空間にオゾンを行き渡らせて作用させる方法が選択肢になります。脱臭作業は無人の車内で行い、作業後に換気してから引き渡す運用が基本です。
台数・車格・作業時間で分かれる製品の選び方
短時間で多数の車両を処理したい場合や、バスなどの大型車両も対象に含む場合は、オゾンクラスター1400が候補になります。平均的なセダンであれば、5〜10分程度の稼働が処理の目安です。シガーソケットから電源を取れるため、車両ごとの移動もスムーズです。また、オゾン水を作る機能があり、車内マットの洗浄に使うこともできます。
一方、次の3つにすべて当てはまる場合は、オースリークリア3でも対応できます。脱臭する車両の数が少ないこと、大型車両を扱わないこと、処理時間に余裕があることの3点です。オースリークリア3の場合、1台あたりの脱臭時間は30分〜1時間程度が目安になります。お客様を待たせない運用が組めるかどうかで判断するとよいでしょう。
導入事例として、株式会社ミウラギ様の事例も参考になります。

[不動産関連業] 原状回復時の脱臭

賃貸住宅、ウィークリーマンション、マンスリーマンションの原状回復で脱臭を行う場合、判断基準は「においの強さ」と「部屋の広さ」の2つです。
判断基準は「においの強さ」と「部屋の広さ」
特に重要なのは、においの強さです。強いにおいが残る部屋に消臭スプレーを使うと、一時的に消えたように感じても、後からぶり返すことがあります。発生量の小さいオゾン発生器でも、これと似たことが起こる場合があります。たばこやペットのにおいが強く残る物件には、発生量の大きい機器で対応するほうが、処理のやり直しを避けやすくなります。
部屋の広さも見落とせません。広い部屋に対して発生量の小さい機器を使うと、空間の一部にしか作用が及ばず、においが残る箇所が出やすくなります。
稼働時間の調整で広さに対応する考え方
この2つの条件を踏まえると、原状回復の脱臭ではオゾンクラスター1400が候補になります。においがそれほど強くない6畳程度の部屋であれば、5〜10分程度の稼働が目安です。より広い部屋では、広さに合わせて稼働時間を延ばすことで対応します。強力なファンがオゾンを部屋の隅々まで運ぶため、間取りが広くても運用方法は大きく変わりません。
また、オゾンには菌数を減少させる除菌作用があり、梅雨時にかび臭が気になる物件の脱臭にも活用されています。作業は無人の室内で行い、稼働後に換気してから内見や入居に備える流れが基本です。
導入事例として、ハウステーション様の事例も参考になります。

[レストラン・飲食店] 店内・厨房の脱臭

飲食店の脱臭ニーズは、客席や宴会場を含む店内と、厨房の2つに大きく分かれますが、考え方は共通しています。
油煙を含むにおいに必要な条件
飲食店のにおいは、油を含んだ煙が壁や布製品に蓄積して発生するケースが多く、特に焼肉、焼鳥、中華料理など油煙の多い業態では、においの定着が進みやすくなります。蓄積したにおいに対しては、十分な発生量のオゾンを空間全体に行き渡らせることが必要です。この条件に合うのが、1時間あたり1,400mgのオゾンを発生させるオゾンクラスター1400です。営業終了後の無人の店内で稼働させ、開店前に換気する運用であれば、営業時間に影響を与えずに脱臭を組み込めます。
オゾン水機能を厨房清掃に使う場合の考え方
オゾンクラスター1400には、オゾン水を作る機能もあります。生成したオゾン水は厨房の清掃に使うことができ、排水口まわりなど水回りのにおい対策と組み合わせやすい点が特長です。空間の脱臭と水回りの清掃を1台で対応できるため、厨房のにおいに複数の発生源がある店舗では、運用の幅が広がります。
導入事例として、一の酉 戸塚原宿店様の事例も参考になります。

[病院・介護施設] 居室の脱臭と衛生管理

病院や高齢者施設からの相談で多いのは、加齢臭・介護臭の脱臭と、施設内の衛生管理です。医療・介護の現場では、「居室を空けられるかどうか」で選ぶべき機器が変わります。
在室したまま運用する場合|オゾンクルーラー

入居者に居室から出てもらうことが難しい場合は、有人環境で使えるモードを持つ機器が候補になります。オゾンクルーラーは家庭用・業務用兼用のオゾン発生器で、低濃度モードであれば人がいる空間でも使用できる設計です。長時間の連続稼働を想定した設計で、においが日々発生し続ける介護の現場でも、つけたまま運用しやすいのが特長です。また、モード切替はスイッチを長押ししないと変わらない仕様になっており、入居者の誤操作が起きにくい点も施設で支持されている理由のひとつです。
なお、オゾンクルーラーの高濃度モードは無人環境前提のため、在室中は低濃度モードで運用してください。
無人時に短時間で脱臭する場合|オゾンクラスター1400
入浴やレクリエーションなどで居室が無人になる時間を確保できる場合は、その間にオゾンクラスター1400で短時間の集中脱臭を行う方法もあります。1時間あたり1,400mgの発生量で、染みついた加齢臭・介護臭に対しても処理時間を短く抑えやすくなります。稼働後は換気を行ってから入居者に戻ってもらう運用が前提です。
設置場所の優先順位を考える視点
衛生管理の一環としてオゾン発生器を導入する場合、施設全体にくまなく設置するのはコスト面で現実的ではありません。エントランス、面会室、厨房など、外部からの人の出入りが多く、においや衛生面のリスクが高い場所から優先的に検討するのが実務的です。常時運用したい場所には低濃度モードを持つオゾンクルーラー、無人時間を確保できる場所にはオゾンクラスター1400というように、場所ごとの運用条件に合わせて使い分けると、限られた台数でも効果的に配置できます。
自社の用途に合う1台を絞り込むための確認ポイント
最後に、業種を問わず共通する確認ポイントを整理します。製品を絞り込む前に、次の4点を自社の現場に当てはめて確認してみてください。
まず、対象空間を無人にできる時間帯があるかどうかです。無人にできるなら業務用機器を、常に人がいる場所なら有人環境対応のモードを持つ機器を軸に考えます。次に、においの強さと空間の広さです。強いにおい・広い空間ほど、発生量と拡散力の大きい機器が必要になります。3つめは、作業に使える時間です。次の利用までの間隔が短い業種ほど、処理時間の短さが運用のしやすさに直結します。4つめは、電源環境です。車両や移動先で使う場合は、シガーソケット対応の有無を確認してください。
この記事で取り上げていない業種の悩みや、「自社の場合はどれが合うのか」という個別のご相談は、お電話、チャット、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。1件1件、現場の条件をうかがったうえで回答いたします。

業務用オゾン発生器の用途別選びに関するよくある質問
業務用オゾン発生器は、人がいる場所でも使えますか?
オゾンクラスター1400やオースリークリア3などの業務用機器は、人やペットがいない無人環境での使用が前提です。人がいる空間で使いたい場合は、低濃度モードを持つ家庭用・業務用兼用のオゾンクルーラーのような機器が候補になります。具体的な使用条件は各製品の取扱説明書でご確認ください。オゾンクルーラーの詳細
ホテルの客室1室の脱臭には、どのくらい時間がかかりますか?
においの強さや部屋の広さによりますが、シングルルーム程度であれば、オゾンクラスター1400で5分程度、オースリークリア3で20〜30分程度の稼働が目安です。稼働後は換気を行ってから次の利用に備える運用が基本です。オゾンクラスター1400の詳細
オゾンクラスター1400とオースリークリア3は、どう使い分ければよいですか?
オゾン発生量が1,400mg/hのオゾンクラスター1400は、処理する部屋数や車両数が多い場合、広い空間、短時間処理が必要な場合に向いています。600mg/hのオースリークリア3は、対象が少なく処理時間に余裕がある場合に、コストを抑えた選択肢になります。オースリークリア3の詳細
車内の脱臭には、どの機種が向いていますか?
台数が多い、大型車両を扱う、短時間で処理したい場合はオゾンクラスター1400が候補です。台数が少なく処理時間に余裕がある場合はオースリークリア3でも対応できます。どちらもシガーソケットからの電源供給に対応しています。脱臭は無人の車内で行い、換気後に引き渡す運用が基本です。オゾンクラスター1400の詳細
介護施設で居室を空けられない場合は、どうすればよいですか?
入居者に居室から出てもらうことが難しい場合は、低濃度モードで有人環境でも使用できるオゾンクルーラーが候補になります。在室中は低濃度モードで運用し、高濃度モードは無人環境前提のため使用しないでください。入浴などで居室が無人になる時間があれば、その間に業務用機器で集中脱臭する方法もあります。オゾンクルーラーの詳細
業務用オゾン発生器を使った後の換気は、どうすればよいですか?
無人環境前提の業務用機器では、稼働後に窓開けや換気設備で空気を入れ替えてから入室する運用が基本です。必要な換気時間は空間の広さや稼働条件によって異なるため、各製品の取扱説明書に示された手順に従ってください。判断に迷う場合はオゾンマートまでご相談ください。お問い合わせフォーム
