落下菌の対策では、どのような課題がありましたか?
落下菌とは、空気中に漂っている微生物のことです。家庭やオフィスでは問題にならない程度でも、食品を製造する工場にとっては製品の品質を左右する大きな問題になります。当社ではこれまで落下菌によって製造に問題が生じたことは一度もありませんでしたが、新たに東京都の「食品衛生自主管理制度認証」を取得するにあたり、落下菌を大幅に減らす必要が出てきました。
真菌(カビ)対策では、どのような手間がかかっていましたか?
食品を製造する工場の中は湿度が高いため、真菌(カビ)が発生しやすい環境です。湿度が100%に近い飽和状態ではとくに発生しやすくなります。このため、かつては週に1度、工場の全員で2時間かけて塩素水を拭き上げ、壁を清掃していました。この方法で真菌を防ぐことはできていたものの、手間がかかりすぎるため、より手軽で効果的な方法が必要になっていました。
なぜオゾンクラスター1400を選んだのですか?
新潟にある関連会社で以前から他社のオゾン発生器を導入しており、落下菌と真菌の抑制に大きな効果があることは聞いていました。そこで東京の工場でもオゾン発生器を導入しようと探したところ、オゾンマートの「オゾンクラスター1400」が性能面(1400mg/hrのオゾン生成能力)でもコスト面でもちょうど良かったため、まずレンタルしてみました。レンタル時に落下菌と真菌の数値を計測すると大きな効果が見られたため、3台を購入しました。新潟工場で導入した他社製は250万円ほどでしたが、オゾンクラスター1400は3台で約75万円と、コストが1/3以下で済んだ点にも満足しています。
オゾンクラスター1400はどのように設置・運用していますか?
3台のうち2台は、工場内にある100畳の大部屋の天井付近、3〜4メートルの高さに設置しています。オゾンは空気より重い性質があるため、高所で発生させたほうが工場全体に行き渡り、落下菌・真菌対策として有効だからです。この部屋には餃子を製造・加工する機械がほとんど集まっているため、集中的に設置しました。大部屋のオゾンクラスター1400は、その日の製造が終わる18〜19時頃から翌朝7時半まで稼働させ、「稼働時間」と「停止時間」のタイマー機能を使って「90分稼働・300分停止」を繰り返す設定にしています。残る1台は、1日交代で2つの作業場で使用しています。非常に軽く女性でも持ち運べるため、設置作業も容易です。
導入後、落下菌はどう変化しましたか?
オゾンクラスター1400を稼働させるようになってから、工場内の落下菌も、製造した餃子を急速冷凍させるトンネルフリーザー内の落下菌も、どちらもゼロになりました。東京都の食品衛生自主管理制度の認証取得では落下菌の菌数が非常に重要で、多くとも一桁の菌数でなければ認証が下りません。そのため、菌がゼロになった結果にとても満足しています。落下菌を減らすためにオゾン以外の方法を用いる場合、天井の材質や湿度管理などを一から見直す必要があり、費用は数百万円から数千万円にもなります。これをオゾンクラスター1400を3台導入する費用で実現できたため、大きなコスト節約になりました。
真菌対策と清掃の手間はどう変わりましたか?
導入後に測定したところ、真菌(カビ)の発生が大幅に減っていることが分かりました。夜間にオゾンを放出することで真菌を抑制できているためです。一度オゾンクラスター1400を取り外して測定すると真菌が増えていたことから、オゾンの効果をあらためて確認できました。真菌を抑制できるようになったことで、毎週2時間かけて工場のスタッフ全員で行っていた塩素水の拭き上げ清掃も、月に一度で済むようになりました。負担の大きい作業だったため、スタッフにとても喜ばれています。
今後はどのように運用していく予定ですか?
今回の認証取得にあたっては、オゾンによる除菌効果をシャーレで測定してデータ化しました。「オゾンによって菌が抑制されている気がする」ではなく「抑制されていることを物理的に証明できた」ため、オゾンクラスター1400の導入を決めました。今後については、オゾンマートの担当者から「空間内にオゾンを均一に行き届かせるには、サーキュレーターや扇風機の併用が効果的」と聞いています。現在の運用に特に問題はないものの、オゾンをより均一に行き渡らせるため、今後はオゾン発生中のサーキュレーター利用を検討したいと考えています。






