オースリークリア3で車の消臭(脱臭)をして実際に臭気測定器で臭気を測定してみた

自動車関連業から圧倒的な支持を得ていたオースリークリアシリーズの最新機種が登場。
車の脱臭除菌作業での効果をみるため、臭気測定器を使って調査いたしました。

「脱臭」と「消臭」という言葉のイメージは似ているかもしれませんが、正確には
「脱臭」は臭気を物理的に除去または緩和、つまり活性炭などの吸着剤にニオイをくっつけて除去すること。
「消臭」は臭気を化学的作用などで除去または緩和することで、ニオイ物質と消臭成分を化学反応させて臭いのない物質に変える。
という違いがあります。

オゾンは強力な酸化力で、ニオイ物質そのものを分解します。
そのため本記事では「脱臭」という言葉を使っています。

チェックリスト
臭気測定器「XP-329m」
ドレンフィルタを装着したXP-329m

新コスモス電機株式会社「ポータブル型ニオイセンサmini XP-329m」

車の脱臭作業を行う際は、まずは清掃することをおすすめします。
また、消臭剤や芳香剤が車内にあるときは、脱臭作業が終わるまでは車外に出してください。悪臭成分の発生原因となる物があればそれも一時的に車外に出すか廃棄してください。
その理由は、悪臭成分の原因となるものを放置したままオゾン脱臭をすると効果が大幅に低下するからです。

ちなみに、「1年を通してちゃんと車内清掃することがほぼない」など、やることやらず芳香剤で臭気をごまかしている場合、すでに車内で複合臭が生成されている可能性が高く、臭くなっているはずです。その臭さに慣れてしまっている可能性も高いので、そんなときは臭気測定器がなくても、「普段その車に乗らない人に車内のニオイを嗅いでもらう」ことで臭気レベルの判断の正確性を高めることができます。

車内清掃する様子
オースリークリア3
横置きのオースリークリア3

横置きで倒して使っても、アルミフレームによって本体のボディ部分が直接傷つかないように設計されています。
※この状態で本体ボディは地面から5mmほど浮いています。

電源をシガーソケットに接続

では、オースリークリア3を使った車の脱臭作業を始めていきたいと思います。
まずは付属のシガーソケット専用プラグで接続してみましょう。

電源をシガーソケットに接続
オースリークリア3の設置方法

基本はこのようにドア下からコードを車外に逃してください。そうすれば、付属の電源コードの長さでも何ら問題はありません。
通常、車のドア部分にはゴムパッキンがあるため、断線したりはしませんのでご安心下さい。

シガーソケット延長ケーブル

シガーソケット延長ケーブルを使うとこのような感じになります。
これだけの長さがあれば、車高が高いRV車やワゴン車、トラックなどでも何ら問題はないでしょう。
※今回は付属のシガーソケットプラグの長さで問題がなかったため、付属のコードで撮影を進めました。

バス業界でもオゾン発生器を利用されてます。

車のエンジンをかけて、エアコンを切り、送風を内気循環でONにします。
これでエアコン内部もオゾン脱臭の効果を享受できます。送風の強さは弱がおすすめです。
車内という狭い空間の中で送風をつけることによって、エアコン内部を脱臭する+安定した適度な風量を起こすことができるのでまさに一石二鳥です。
エアコン内部にはカビ菌がたまっているため、車内同様、オゾンをエアコン内部にも循環させ、あの嫌なカビ臭も脱臭します。

シガーソケットプラグの反対側の先端をオースリークリア3に差し込み、オゾン放出口に付属のチューブを差し込みます。
オゾン放出口にチューブを差し込んだ方とは反対側の先端を窓から車内にしっかり引き込んだら窓をギリギリまで閉めます。

チューブを車窓から出す様子
養生テープで密閉率を上げる様子

【注意】
このとき、窓を閉めすぎてチューブが潰れ、オゾンの通り道が狭くならないように注意して下さい。
また、テープがチューブにつくとかなりチューブがベトベトしてしまうので、なるべくテープに触れないように貼ってください。

失敗例
オゾン放出中
脱臭直後の車内の臭気「033」
脱臭24時間後の車内の臭気「037」
臭気測定結果まとめ