学校・教室のオゾン除菌で臭いとウイルスを同時対策
学校や教室の衛生管理では、感染症対策と生活臭への対応が欠かせません。オゾン除菌は空間全体に作用し、ウイルス・菌・臭いの元を分解します。薬剤を使わずに環境を整えられるため、生徒と職員が安心して過ごせる学習空間づくりに効果的です。
学校や教室でオゾン除菌が注目される理由

学校は多くの児童が日常的に集まる場所であり、感染症が広がりやすい環境です。特に教室は机・椅子・手すり・教材など、手が触れる箇所が多く、衛生管理は常に重要な課題となります。その中で、空気中のウイルスや菌に加え、生活臭も同時に処理できるオゾン除菌が、教育施設で関心を集めています。
集団生活の場である学校では、感染症対策が常に課題
冬場にインフルエンザやウイルス性胃腸炎が流行し、学級閉鎖につながる事例は少なくありません。日常的な拭き掃除やアルコール消毒では、空中に漂うウイルスや見えない付着菌まで十分に対処できないことがあり、空間全体に働きかける除菌方法が求められています。
オゾンは空気中のウイルス・菌・臭いを同時に除去できる
オゾンは強い酸化力を持つ気体で、ウイルスや菌の構造を直接破壊します。また、汗や給食、衣類などに由来する生活臭の原因分子にも作用し、元から分解します。
スプレー型清掃のように「触れる部分だけ」を対象とするのではなく、空間全体へ届く点が大きな特長です。
本記事では、教室や校内でのオゾン除菌の効果と導入方法を紹介
ここから先では、オゾン除菌の仕組み、安全に運用するための手順、学校内の具体的な活用シーンなどを詳しく解説します。自校でどのように活かせるかを想像しながら読み進めてみてください。
オゾン除菌のしくみ

オゾンは空気中に存在する気体で、強い酸化力を持つことが特徴です。教室のように多くの人が出入りする空間では、ウイルスや菌だけでなく、汗や給食など由来の生活臭が空気中にとどまりやすい傾向があります。
オゾンはそれらに直接反応し、成分そのものを分解することで空気を清潔な状態へと整えます。
オゾン(O₃)は強い酸化力を持ち、ウイルスや菌の細胞膜を破壊する
オゾンは不安定な分子構造のため、ウイルスや菌に接触すると速やかに反応し、その外膜やたんぱく質を破壊します。これにより、空気中に漂う浮遊ウイルスだけでなく、机やドアノブに付着した菌にも作用します。
浮遊菌・付着菌・臭い分子を分解して無害化する
空間に広がったオゾンは、空中に漂う菌、机の裏や椅子の脚など清拭しにくい場所の付着菌、さらに生活臭の原因となるにおい分子に対しても効果を発揮します。
- 浮遊菌 → 空気とともに反応
- 付着菌 → すき間や影になる箇所にも届く
- 臭い分子 → 成分レベルで分解し、元から除去
使用後は自然に酸素(O₂)へ戻るため、薬剤残留がない
反応後のオゾンは自然に酸素へ戻るため、机・床・学用品に薬剤が残る心配がありません。
拭き取り作業が不要で、こどもや職員の手に直接ふれる環境にも適しています。教室の空気を「まるごと衛生的に保ちたい」と考える学校において、オゾンは有効な選択肢となります。
学校・教室での導入目的

学校では季節によってさまざまな感染症が流行しやすく、児童・生徒の体調管理は教育現場にとって常に重要な課題です。また、教室には汗や衣類、給食、教材などに由来する生活臭が残りやすく、空気環境を整えることが学習に集中できる環境づくりにつながります。
オゾン除菌は、こうした「空間全体」に関わる課題を効率的に改善する手段として活用されています。
インフルエンザ・ノロウイルス・コロナなど感染症予防
冬季に流行するインフルエンザ、消化器系に影響を与えるノロウイルス、そして全校的な対応が必要となる新型コロナウイルスなど、学校では複数の感染症が次々に問題となります。
オゾンは空気中に浮遊するウイルスにも作用するため、接触部分だけでなく「空間」そのものを対策できます。
生徒・職員の健康維持と出席停止リスクの軽減
感染症が広がると授業の進行が遅れたり、職員の配置が難しくなったりすることがあります。継続的にオゾンを運用することで、健康維持と学級運営の安定が期待できます。
汗・給食・教材に由来する生活臭の除去
給食後の教室、体育後の更衣、長期間使用した布製教材などから生じる生活臭は、換気だけでは取り切れないことがあります。オゾンは臭いの原因物質を分解するため、においを「上から覆う」のではなく根本から除去できます。
学期ごとの清掃・除菌作業の効率化
大掃除や消毒作業は人手と時間が必要ですが、オゾン機器を活用すれば、広い空間を短時間で均一に処理できます。限られた教職員の負担を減らしつつ衛生管理の質を高められる点も導入メリットです。
オゾン除菌の導入メリット

学校で求められる衛生対策は「広い空間を短時間で均一に処理できること」「児童が日常的に触れる場所に薬剤を残さないこと」が重要です。
オゾンは気体であるため、室内全体に行き渡り、机の裏や棚のすき間まで届きます。さらに、使用後は酸素に戻るため、拭き取り作業が不要で環境負荷も少ない点が特徴です。
広い空間を短時間で均一に除菌できる
教室や多目的室は面積が広く、手作業での拭き上げには限度があります。オゾンは空気に溶け込むように広がるため、教室全体をまんべんなく処理できます。
スプレー清掃では届かない場所にも作用する
机や椅子の裏、ロッカーのすき間など、日常清掃が難しい箇所にもオゾンは届きます。「触れない場所」にも作用する点が実用的です。
空気清浄機では除去できないウイルスにも対応
空気清浄機はフィルターに通った空気のみ対象ですが、オゾンは空間中に存在するウイルスにも直接反応します。
薬剤不要で環境負荷が低い
薬液散布のような補充作業が不要で、機器の運転のみで継続利用できます。児童・教職員が手に触れる教室環境にも適しています。
学校での安全な運用方法

オゾンは適切な濃度と運用手順を守ることで、安全に教室環境へ活用できます。重要なのは「児童・生徒が不在の時間帯に実施すること」と「使用後の換気を徹底すること」です。
無人運転を前提にしたモデルや、濃度を自動管理する装置を選ぶことで、過度な発生を防ぎながら効率的な除菌が可能になります。
授業時間外(放課後・休日)に無人状態で使用する
高濃度での除菌は無人環境が基本です。放課後の教室や、部活動が終わった後の体育館など、人がいない時間に運転することで安全性が保たれます。
使用後は必ず20〜30分間の換気を実施する
オゾンは反応後に酸素へ戻りますが、残留濃度を確実に下げるため、窓開け・換気システム稼働を行います。
例:
- 使用30分 → 換気20〜30分
- 大型空間の場合 → 換気時間をやや延長
タイマー機能付きモデルで過剰運転を防ぐ
スイッチの切り忘れを防ぐため、時間制御ができる機器が推奨されます。校内放送や清掃スケジュールと合わせて運用することで管理が容易になります。
在室時は低濃度モードまたは停止
児童・職員が教室にいる時間は、消臭・空気改善を目的とした低濃度運転が適しています。高濃度での除菌は必ず無人状態で行います。
使用シーン別活用例

学校内には、感染症対策や臭いの問題が発生しやすい場所が複数あります。オゾンは「空間全体」に行き渡るため、清掃が行き届きにくい場所やにおいがこもりやすい環境に適しています。ここでは、代表的な校内スペースでの活用例を紹介します。
教室:机・椅子・床などの付着菌除去
教室は児童・生徒が長い時間を過ごす場所で、手が触れる機会が多い机や椅子には菌が付着しやすい環境です。オゾンは空気中に広がるため、机の裏側や椅子の脚、床面の隅など、手作業ではふき取りにくい箇所にも作用します。定期的に運転することで、教室全体の衛生状態を維持しやすくなります。
保健室:ベッド・カーテン・衣類の除菌・消臭
保健室は布製品が多く、においや菌が残りやすい場所です。カーテンやベッドカバーなどは毎日洗濯できないため、オゾンによる空間処理が効果的です。特に体調不良者が集中する空間では、ウイルス対策としても有効です。
給食室:調理器具や空間の除菌
給食室は湿気や温度が高く、においや菌が増えやすい条件がそろっています。オゾンは調理器具や保管棚に付着した菌に加え、調理後に残るにおいの成分も分解するため、衛生管理の質を高めることができます。
体育館・部室:汗臭やカビ臭対策
体育館や部室は、汗や湿気によるにおいがこもりやすい場所です。オゾンはにおいの元となる有機物に反応して分解するため、長期間使った道具やマット、ロッカー内部のにおいにも対応できます。特に部活後や長期休暇前の処理に適しています。
他の除菌方法との比較

学校ではアルコール清掃や空気清浄機など、さまざまな衛生対策が行われています。しかし、それぞれの方法には得意・不得意があり、空間全体の衛生管理を考える場合、方法の特性を理解して使い分けることが重要です。ここでは、代表的な除菌方法とオゾン処理を比較します。
アルコール清掃:接触面のみ対応、空間除菌は不可
アルコールは机・ドアノブ・スイッチなど「手が触れる場所」を拭き取る方法として有効です。ただし、空気中に漂うウイルスや、机の裏・棚の奥などふき取りにくい箇所までは対応できません。
そのため、作業時間と人手が必要になります。
次亜塩素酸水:一定の効果はあるが成分安定性が低い
次亜塩素酸水は噴霧や拭き取りで使用されますが、成分が時間とともに分解しやすく、濃度管理が必要です。また、状況により効果にばらつきが出ることがあります。
オゾン除菌:空間全体を短時間で処理でき、残留がない点が強み
オゾンは気体のため、教室全体に均一に行き渡り、浮遊菌・付着菌・臭い成分をまとめて処理できます。反応後は酸素に戻るため、机や床に薬剤が残らず、拭き取り作業の手間もありません。感染症対策と同時に空気環境を整えたい場合、オゾンは学校に適した方法といえます。
導入コストと運用の目安

オゾン機器は学校の規模や教室数に合わせて選ぶことができ、ランニングコストが比較的低いことが特徴です。専門的な薬剤補充が不要なため、運用はシンプルで、日常的な衛生管理に組み込みやすい点も評価されています。
また、故障時の点検も年1回程度のメンテナンスで対応できるため、長期間の運用に向いています。
教室用小型モデル:5〜10万円程度
1教室を対象とした小型タイプは、導入費用が10〜20万円ほどです。放課後に1室ずつ運用する学校や、まずは一部の教室で試験導入を行いたい場合に適しています。
教室などにおすすめのオゾン発生器
→オースリークリア3
校舎全体対応モデル:20〜50万円前後
体育館や特別教室、複数の教室をまとめて管理する場合は中〜大型モデルを用います。タイマー運転が搭載されており、管理が容易です。
おすすめのオゾン発生器
→オゾンクラスター1400
電気代は1時間あたり約2〜5円と低コスト
オゾン発生は電気のみで行われるため、日常運用の経済的負担は非常に小さく、継続がしやすい方法です。
フィルター清掃や電極交換を年1回行うだけで長期使用が可能
基本的なメンテナンスは年1回ほどの点検が目安です。専門業者による保守契約を組むことで、安定した衛生管理が継続できます。
よくある質問

学校でのオゾン導入にあたり、よく寄せられる疑問点をまとめました。安全性や運用の手間に関する不安は多いですが、適切な濃度管理と運転方法を守れば、教育現場でも安心して利用できます。
オゾンは子どもに影響しない?
A. 濃度管理を守って運転すれば問題ありません。高濃度での除菌は「無人環境」で行うことが前提ですが、児童が在室している時間帯に低濃度モードを使用することで、空気環境の改善に役立ちます。反応後は酸素に戻るため、薬剤残留もありません。
使用時間の目安は?
A. 教室1室あたり30分〜1時間が一般的です。機器の処理能力や部屋の広さにより調整します。放課後や授業の切れ間での短時間処理が可能です。
におい対策だけに使うこともできますか?
A. 可能です。汗や給食臭、布製品にしみついた生活臭の元を分解するため、消臭目的での利用にも適しています。
まとめ

学校は多くの生徒が長時間を過ごす環境であり、感染症対策と空気環境の改善は学習の質に直結します。
オゾン除菌は、空間全体に作用し、浮遊ウイルス・付着菌・生活臭をまとめて処理できる点が大きな強みです。
また、使用後に薬剤が残らず、拭き取り作業が不要なため、教職員の負担を増やさずに衛生管理を向上できます。
放課後や休日に無人状態で運転するなど、安全な運用手順を守ることで、児童・職員が安心して過ごせる教室環境を維持できます。
継続的なオゾン活用は、健康的で集中しやすい学習空間づくりの有効な手段となるでしょう。
オゾン除菌を正しく運用することで、教室の空気環境は大きく改善できます。安全な使用手順を守りながら継続的に取り入れることで、生徒が集中しやすい清潔で快適な学習環境を維持することができます。







